西口校長式辞

東京総合美容専門学校「第100回入学式」

うるおいと安らぎを与える美容をめざして

学校法人佐々木学園東京総合美容専門学校(佐々木啓之理事長、西口啓子校長)は4月10日、同校7階ホールで304名の新入生を迎え「第100回入学式」を挙行した。

西口校長は式辞で「本学園は創立者の“美を通じてよき社会人たるべく人づくり”を、建学の精神として設立された。64年の歴史があり、卒業生は3万7000人を超え、国内外各分野での第一線で活躍している。3月の卒業生は、全員が希望の職場に就職、国家試験結果も99%、エステ科上級試験、ネイル科検定はいずれも100%の合格だった。プロとしてお客さまに美を提供することは、技術の向上を図るだけではない。お客さまを輝かせるための支援者として美に関わる様々な知識、文化、感性、マナーを、そして多様化するお客さまのニーズを捉えて理解し満足を生む人間力も身につけなければならない。今後、福祉や心の癒やし分野で美容のもつ力が大きく求められ、美しさへの追求もますます高まっていく。新しい時代に対応できる確かな技術と知識、ホスピタリティの精神にあふれた人材の育成に専念していく。道のりは平坦ではないと思うが、全員がやり抜いて、社会に必要とされる人になってほしい。この21世紀にうるおいと安らぎを与える美容をめざして、皆さんと一緒に歩んでいきたい」と述べた。

来賓祝辞・教職員紹介と続き、在校生代表による歓迎の詞では「入学後はあっという間に一日一日が過ぎていく。私たちは、いかに有意義に一日が過ごせるかを考えて学校生活を送っている。思うようにできなくても、努力をすれば必ず成果が得られるので真剣に向き合うことが必要。絶対にできるようにするという前向きな気持ちをもち、一緒に頑張っていこう。何か不安なことがあれば、いつでも頼ってほしい」とあたたかく新入生を迎えた。それに応えて新入生代表は「夢の実現に向けて新しいことに挑戦していく。時にはつらいことがあるかもしてないが、素直、謙虚、感謝、我慢、継続を貫いて充実した学校生活を送る」と力強く誓った。