美容十二章会が第414回目の月例会

 美容十二章会(川田温子会長)は411日、東京・代々木の美容会館6Fで『第414回月例会』を開催した。

 最初に飯塚艶子講師が長襦袢の状態で登場し、『色留袖の自装着付け』を披露した。長襦袢の着方や着付ける前の帯の準備を説明。そして着付けを始めると、着物を着ながら表面がキレイになるように表からはもちろん、裏にも手をまわして内側からも整えていた。

 帯を結ぶときは、帯まくらに帯をのせて、そのまま帯を後ろにまわしてお太鼓の位置を決めたら、後ろに手をまわしてお太鼓結びを作り上げ、最後には袖を左右にピッと引いて仕上がり。まるで洋服を着るようにスムーズな自装着付けだった。

 

 続く増渕晶則講師が、ヘアスタイルが与える印象に焦点をあててカットを披露した。始めに、2つの同じ顔のイラストに丸い線で囲ったものと、楕円形の線で囲ったものを比較して、それぞれのイメージの違いを説明。今回は丸いフォルムになるようにアゴ位の長さのボブをカット。それぞれの役割によってセクションを分け取り、説明をしながらアウトラインの重さを調節する箇所や、スタイルに丸さを作る箇所など、頭の形状によってボリューム感を出したり落としたりしながらフォルムを作り上げた。

 そして「このようにスタイルを形でとらえると、印象に合ったスタイルが作れる」と語り終了となった。