
タカラベルモント株式会社(吉川秀隆会長兼社長)をはじめとするタカラベルモントグループは、7月25日、大阪本社にてデザインコンペ「TBCA(Takara Business Creation Awards)2025」を開催した。
当日外部審査員として、柳原照弘氏(TERUHIRO YANAGIHARA STUDIO)、畑 友洋氏(畑友弘建築設計事務所)石丸耕平氏(株式会社ブラーリー)を、またファシリテーターとして塩田健一氏(株式会社商店建築社 月刊商店建築編集部 編集長)を招き厳正な審査が行なわれ、設計デザイン賞金賞をはじめとする各賞が決定した。
このデザインコンペは、デザイン力・設計力・提案力の向上を目的に、タカラスペースデザイン株式会社所属の全国のデザイナーが設計した理容・美容サロン、デンタル・メディカルクリニックの中から、特に優れた作品を選出しているもので、今回で35回目となる。日本を代表するデザイナーや業界ジャーナルも審査に加わり、業界の動向をとらえ、今後のコンセプトを探求していく場にもなっている。
今回はデザイナー約100名によって昨年4月から今年3月の間に手掛けられたサロン・クリニックの中から、一次審査で60作品を選定。さらにその中から最終審査対象としてノミネートされたサロン部門9作品・クリニック部門5作品の計14作品について、デザイナー自らがデザインのコンセプトや設計のポイントなどをプレゼンテーションした。
サロン部門金賞を受賞した「Rapss hair design」(林 優佑デザイナー)は、事務所仕様の鉄骨造ビル2階に計画されたコンパクトなプライベートサロン。柱や梁が露出し、天井裏に設備が収められない難しい条件の中で、空間要素を整理し機能性と心地よさを両立させた。壁に厚みを持たせて設備をおさめつつ、ディスプレースペースも確保。洗練されたプライベート空間として重厚感を演出し、アーチ天井でハリを隠しながら奥行きと高さを出し圧迫感のない空間に。ラワン合板やアイボリーの塗装、赤茶の床材により、和野趣を感じる落ち着いた空間に仕上げている。
審査委員からは、「リピートしたくなる空間。居心地がよさそう」「壁の厚みをうまく活かしている」「重厚感と非日常が感じられる特別な空間」などと評価された。