全理連『第6回理事会』及び『新春の宴』を開催

全国理容生活衛生同業組合連合会(大森利夫理事長)は1月26日、東京・代々木の全理連ビル9F会議室で、『第6回理事会』を開催した。

 報告事項のなかで「家族そろって理容サロンへ行こう」をテーマに「チョキちゃんファミリーキャラクター」を公募していたが、その選考結果の発表があった。応募作品数269点から最優秀賞に、林田美紀さん(三重県)の作品が選ばれた。今後、ポスターやシールを作成し組合店に配布し、消費者に親しみやすい理容サロンをアピールしていく。

協議事項は「令和5年度事業計画(案)について」「令和5年度収支予算(案)」を協議し、すべて承認された。

令和5年度は事業の選択と集中を図り、国の補助金等を活用しながら時代に即した事業を展開していく。「ポストコロナ」「ウイズコロナ」への対応として、状況を注視しながら組合強化と個々のサロンへの業績回復のため各種営業支援事業を推進する。おもな事業計画(案)は、国の補助金等を活用しながら新サロンシステムづくりに取り組む。若者の業界参入を図るため「理容体験学習課外授業プログラム」を推進する。外国人客の受け入れ態勢を整えるほか、女性・キッズ集客で顧客層の開拓をする。

「第76回全国理容競技大会」は、愛媛県が実行担当する。開催日程・会場は2024年10月21日、松山市の愛媛県武道館。

全理連中央講師資格認定委員会規定の、一部改訂を行なう。おもな改訂は、これまで免許取得後満7年以上の経験と管理理容師資格を有するものだったが、満5年以上の経験を有するものとし、全国理容競技大会に優勝した者だった条件が同大会3位以内入賞者となる等。

令和5年度の予算(案)では連合会費を月額450円に据え置き、組合員数3万9000人(前年度比1500人減)で会費収入を計上。一般会計収入合計は3億9749万6000円(前年度比767万9000円減)となっている。予備費を計上できなかったため、予算を超える会計が発生した場合は、必要に応じて積立金を取り崩して対応する。

全理連「新春の宴」開催、業績回復を目指して

 理事会終了後、「新春の宴」を会場を東京・千代田区ホテルニューオータニに移して、都道府県理容組合理事長はじめ、業界関連団体代表、連合会協賛団体、メーカー・商社、業界関係者が出席して開催された。

早川幹夫副理事長の開会の辞では、岸田文雄総理大臣からの「すぐれた衛生管理で、地域に愛される理容を目指して欲しい」というメッセージが代読された後、大森理事長は「コロナ対応も踏まえつつ業績の回復とともに、未来を見つめた事業展開を目指したい」とあいさつ。このあと加藤勝信厚生労働大臣はじめ30名を超える衆参国会議員、そして全日本美容組合連合会井眞人理事長ら業界団体代表からのあいさつ後、寺園洋行副理事長の発声で乾杯が行なわれ新春の宴へとつないだ。なお、閉会の辞は湊正美副理事長が行なった。