大正製薬が共同で『白髪を治すメカニズム』を新たに解明

大正製薬株式会社は、これまでボタンピエキス※1とブラックリバースペプチド1の組み合わせが、メラニンを作ることによって白髪改善効果を示すということを確認してきた。
同社はこのたび、Monasterium Laboratory(ドイツ・ミュンスター)※2、株式会社ネイチャーラボと共同で、新たにボタンピエキスとブラックリバースペプチド1の白髪改善効果を示すメカニズムを確認した。

※1 同社ではミトコンドリアユビキチンリガーゼ(別名:MARCH5 以下、マイトリガーゼ)の低下が白髪発生に関与する可能性を明らかにしており、マイトリガーゼの発現を増加させる素材として当社が発見した植物エキス
※2 毛包特異的な色素産生メカニズムの存在を発見するなど、毛髪・皮膚科学研究の世界的な権威であるDr. Ralf Pausにより設立された研究機関

『そもそも白髪になるメカニズムは?』
 なぜ黒かった髪が白髪になってしまうのか? その答えは「メラニン」をつくる「色素細胞(メラノサイト)」にある。髪の黒色のもととなるメラニンは、メラノサイトでつくられる。そのメラニンを髪の内部に取り込むことで黒い髪になる。
しかし、メラノサイトは加齢に伴い何らかの原因でダメージを受けると、メラニンをつくりだすことができなかったり、メラニンを髪へ受け渡すことがうまくいかなかったりする。それが白髪の原因の一つになってしまう。

『新たな研究成果』
 ボタンピエキスは毛包のメラノサイトにおいて、メラニンをつくるメラノソームの構成タンパク質『Gp100』の量を増加させる傾向のあることがわかった。
さらにボタンピエキスとブラックリバースペプチド1を掛け合わせることで、毛包内のメラニンの量を増加させることがわかった。

『研究成果のまとめ』

ボタンピエキス及びブラックリバースペプチド1の組み合わせは、メラノサイトでメラニンを作り出すメラノソームを形成・成熟化させ、メラニンの産生を促し白髪改善作用を発揮することが期待されている。
つまり近い将来、白髪を“染める”だけでなく、“治せる”時代がやってくる可能性がある。

同社は「白髪の有用性に関する新たな知見をもとに、ボタンピエキスやブラックリバースペプチド1のほか、新たな素材の開発も進めております。これからも白髪の治る時代を目指して研究を続けるとともに、薄毛、髪質など、頭皮・毛髪に関わるトータルでのヘアケア研究を進めてまいります」と述べている。