「2022OMCパリ世界大会」で日本理容チームが金メダル

2競技で金・銀・銅を独占
「世界理容美容技術選手権大会」(2022OMCパリ世界大会)が9月11~12日、フランス・パリ「ポルト・ドゥ・ベルサイユ」で開催され、日本理容チーム(全国理容生活衛生同業組合連合会)は、団体戦のバーバーカテゴリーで金メダル、テクニカルカテゴリーで銀メダルを獲得、バーバーカテゴリー「クラシックフェード」「スキンフェードカット」の2競技で、金・銀・銅メダルを独占するなど大活躍だった。主催は、世界理容美容機構(OMC)。35を超える国と地域から、700名を超える選手が出場した。

団体戦・バーバーカテゴリーのメンバーは、牟田口則之(福岡)、仲山浩史(東京)、小針秀文(東京)の3選手、同・テクニカルカテゴリーのメンバーは牟田口則之(福岡)・小針秀文(東京)・篠田隼(佐賀)の3選手。なかでも牟田口選手はバーバーカテゴリーの「クラシックフェード」「スキンフェードカット」、テクニカルカテゴリーの「クラシックカット」の3競技で金メダルに輝く活躍を見せた。また、個人戦では「ファッション カット」に出場した中嶋聡選手(茨城)が、金メダルを獲得した。

金メダリストが加藤厚労大臣を表敬訪問
 9月26日には金メダリストの牟田口、仲山、小針、中嶋の4選手が朝、優勝作品を再現したウイッグと優勝トロフィーを携えて、全国理容生活衛生同業組合連合会の大森利夫理事長、ナショナルチームの山本賢司ディレクター(同連合会教育委員長)とともに東京・霞ヶ関の厚生労働省を訪れ、加藤勝信同省大臣に凱旋報告をした。加藤厚労大臣はウイッグのヘアスタイルについていろいろ質問し、大森理事長から説明を受けた。また、〝夢〟と書かれた国旗に署名し、選手たちの健闘をたたえた。

後列(左から)仲山浩史、牟田口則之、小針秀文、中嶋聡の4選手。前列は加藤大臣を中央に大森利夫全理連理事長と山本賢司ナショナルチームディレクター(全理連教育委員長)

《開催競技種目と成績》(メンズ理容のみ)
【シニア部門】
■バーバーカテゴリー
[団体戦]
金メダル=日本(牟田口則之・仲山浩史・小針秀文)、2位=イタリア、3位=スペイン、4位=ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、5位=プエルトリコ

[第1競技・クラシックフェード]
金メダル=牟田口則之(福岡)、銀メダル=仲山浩史(東京)、銅メダル=小針秀文(東京)、4位=イタリア、5位=イタリア、6位=イタリア

[第2競技・スキンフェードカット]
金メダル=牟田口則之(福岡)、銀メダル=仲山浩史(東京)、銅メダル=小針秀文(東京)、4位=イタリア、5位=ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、6位=平田光政(熊本)

■テクニカルカテゴリー
[団体戦]金メダル=イタリア、2位=日本(牟田口則之・小針秀文・篠田隼)、3位=、フランス、4位=ポーランド、5位=アルゼンチン

[第1競技・クリエイティブスタイル]
金メダル=フランス、銀メダル=ポーランド、銅メダル=アルゼンチン、4位=フランス、5位=小針秀文(東京)、6位=イタリア

[第2競技・クラシックカット]
金メダル=牟田口則之(福岡)、銀メダル=イタリア、 銅メダル=イタリア、4位 イタリア、5位=小針秀文(東京)、6位=篠田隼(佐賀)

【ジュニア部門】
■個人戦種目
[ファッションカット]
金メダル=ポーランド、銀メダル=ポーランド、銅メダル=ポーランド、4位=イタリア、5位=イタリア

[ヘアリプレイスメント・ファッションカット]
金メダル=中嶋聡(茨城)、銀メダル=イタリア、銅メダル=ドイツ、4位=イタリア、5位=スペイン、6位=スペイン

《日本理容チーム代表選手の成績》
■シニア部門
・バーバーカテゴリー団体戦=金メダル(牟田口則之・仲山浩史・小針秀文)

[第1競技・クラシック フェード]
金メダル=牟田口則之(福岡)
銀メダル=仲山浩史(東京)
銅メダル=小針秀文(東京)

[第2競技・スキン フェード カット]
金メダル=牟田口則之(福岡)
銀メダル=仲山浩史(東京)
銅メダル=小針秀文(東京)
6位=平田光政(熊本)

・テクニカルカテゴリー団体戦=銀メダル(牟田口則之・小針秀文・篠田隼)
[第1競技・クリエイティブ スタイル]
5位=小針秀文(東京)

[第2競技・クラシック カット]
金メダル=牟田口則之(福岡)
5位=小針秀文(東京)
6位=篠田隼(佐賀)

■ジュニア部門
[個人戦種目・ファッション カット]
金メダル=中嶋聡(茨城)