ホットペッパービューティーアカデミー『メンズ美容最前線!』生配信。可能性と未来を探る

 株式会社リクルート(北村吉弘代表取締役社長)の美容に関する調査研究機関 『ホットペッパービューティーアカデミー』(https://hba.beauty.hotpepper.jp/)は2月15日、WEBセミナー『メンズ美容最前線!』を開催した。

『ホットペッパービューティーアカデミー』 は、美容サロンを経営する方の「理想のお店づくり」に役立つよう、サロン経営に関する動画講座の開講や各種調査結果の公開、イベント開催を通じて美容業界の成長に寄与する場の提供を行なっている。
今回は、業界のトップランナーをお招きするセミナーを開催。テーマは、ますます盛り上がりを見せる『メンズ美容市場』。注目の2人をゲストに招き、その可能性と未来が探られた。当日の参加人数は108名。

■ゲストプロフィール


メンズスキンケアブランド『BULK HOMME(バルクオム)』野口 卓也氏
最近では木村 拓哉さんをアンバサダーに起用&メンズコスメの発売も話題に。


メンズサロン『GOALD(ゴールド)』中村 トメ吉氏
メンズ美容師のパイオニア。サロン経営のみならず、メンズプロダクト事業、セミナー講師、書籍出版と多岐に渡り活躍。

■年代ごとに異なるメンズの美容意識
中村氏によると『かっこいい』の定義が年代によって変化してきているそうで、『令和世代』は、プロによる一人ひとりに合わせたアドバイスを求めていることも特徴だという。

■メンズ美容の可能性
・野口氏
「メンズ市場はまだまだ伸びしろが あります。自発的に興味を持って取り組む方が少ないものの、信頼する美容師にアドバイスされたら自然と受け入れられると思います。まだ市場自体を伸ばしている段階にあるため、競争するのではなく「共創」。美容サロンの皆様と手を組んで、市場拡大に努めていきたいです」

・中村氏
「実は『美容』に関心があるメンズが多いものの、『こそっとやりたい』『周りにばれたくない』という気持ちがあることに配慮しなければなりません。なので、『誰かに薦められてやった』などの『言い訳』を作ることが大切です。眉毛カットをセットメニューにしたり、会話の中で肌ケアの必要性を伝えることでそれが実現できます。美容師はヘアだけでなく お客さまのトータルビューティパートナーとしての意識が必要となってきています」

■Q&A
Q.
肌知識少ない人に対してスキンケアどう教えるか。やっていない人に必要性を伝えるには?

A.
自分の肌質・髪質を理解していない人が多いので、まずはそれをプロの目線から見解を伝えることです。
お客さまもご自身の課題が分かり、初めて興味が引き出せるためです。
また、ホットタオルで顔を拭いた後に保湿をする、眉毛をかいて見せるなど、さりげなく実施することも。お客さまも一度やってみて、家に帰り周りから褒められると、またやりたいという方も多いです。

Q.
ヘアケア、スキンケア、メイクの次にくる市場は?

A.
美容医療や、美顔器なども需要が増えてくると思います。