美容十二章会が月例会で編み込みと訪問着着付けを披露

 美容十二章会は11月13日、東京・代々木の美容会館で第430回となる『月例会』を開催。今回は和の装いのアップを赤上喜久子講師が、若い方の訪問着の着付けを吉澤富子講師が担当した。

初めは赤上講師が、ふんわりとした編み込みスタイルを披露した。まずブロッキングを図解で説明。トップを縦に三角に分け取り穴を空けないクルリンパを2段重ねたら、その下からは緩くねじりながらまとめる。バランスを見ながらトップの髪をつまんで引き出し、筋を作り出した。ネープはギブソンタックにして、全体的に無造作っぽい雰囲気に仕上げた。

続く吉澤講師はヘアが仕上がった状態で、訪問着の着付けを披露した。若い人の訪問着のため、帯揚げを花の形にしたり、帯締めを工夫したりとおしゃれに演出。帯まくらは柔らかい歌舞伎まくらを使用して、雰囲気の違う2点の帯結びを結んだ。

その後、再び赤上講師が登場し、2点目のフィッシュボーンを用いたスタイルを作った。緩めるのはいつでもできるため、始めは少し緩め程度に編んでおき、バランスを見ながら引き出す方が良いとアドバイス。編み込みはラフな感じにした方が喜ばれる、と付け加えた。