日技会、第113回全国研修会を開催

ウィッグ(マネキン)を使って、3名の講師がカットとその技術解説を行なった。左から中内講師、弓田講師、井上講師

日本理容技学建設会(日技会:伊藤正史会長)は、6月17日、東京・中野の斎藤会館において第113回全国研修会とその修了式を開催。会の最後に受講者には修了証が授与された。テーマは「応用スタンダードカット」、出席総数は55名だった。
まず初めに伊藤会長による冒頭のあいさつで始まったこの研修会。その中で伊藤会長は「イマドキの男、その髪型をつくるには基礎知識と技術が不可欠。そしてそれを時代に合わせて応用することが求められている」と、テーマである「応用スタンダード」の意味について述べた。
続いて始まった講義では、まず最初に講義を担当するプロジェクトメンバーの紹介があり、その基調講演として狐塚均プロジェクトチーフがあいさつ。「今回は、今、話題の3種類の髪形をメンバーに実際につくってもらい、その技術を披露したい」と述べた。
その3つのデモストを担当したのは、弓田大講師(ポンパドール)、中内伸昭講師(グラデーション)、井上宏之講師(韓流マッシュ)。彼らによるカット行程と技術解説は同時に動画撮影でモニターでも映し出され、出席者にわかりやすい環境が整えられていた。
集合写真と昼食を挟み、午後から再スタートとなった講習は、「K-POPマッシュ」(技術:弓田講師、助手:林田孝太講師)の実習から始まり、続いて「シンキングタイム」(加山哲治講師)においてグループ討議が行なわれ、最後に狐塚チーフが「まとめ」の言葉を綴った。修了式後には、懇親会が設けられ、最後まで和やかな雰囲気の中、研修会は終了した。