NHDKの2019年春・夏ニューヘアモードは“RETOOL”

NHDK 2019
Spring-Summer New Hair Mode
RETOOL

[コンセプト]
5月には平成から新しい年号に変わり
私達の心にも躍動が見られる昨今、
創作設定プロジェクトでは2019年春夏ニューヘアモードとして
『RETOOL』(リトゥール)を創作しました。
RETOOLは英語で、
一新する、入れ替えるという意味を持ちます。
始まる年にふさわしく、女性らしいアバンギャルドな
色っぽさをプラスしたスタイル「ストリートミックス」を提案します。
美容の面白さと共にもっと街に活気をもたらせたい
という思いを込めて創作しました。

[デザインポイント]
ヘア
マッシュウルフ×ハイレイヤー
ストリート×スウイート、ストリート×パンクで展開

メイク
透明感とグロッシーなツヤ肌づくり

[カットポイント]
トップにハイレイヤーを入れたマッシュウルフ

<ストリート× スウイート>
トップはハイレイヤーを入れ、大き目のチョップカットで長短をつけ、遊びをつくる。
ミドルは前方に45度引き出し、グラデーションでカット。
アンダーは耳後ろから襟足にかけてハイレイヤーを入れ、ネープを締める。
フロントは目に掛かるくらいの設定で、動きが出るよう量感調整。

<ストリート×パンク>
トップは動きが出るようにハイレイヤーでチョップカット。
ミドルはマッシュベースのグラデーションカット。
アンダーは襟足が長くなるようレザーでレイヤーカット。
フェイスラインを別ブロックで分け取りレザーで顔に沿うようにレイヤーカット。

[カラーポイント]
<ストリート× スウイート>
ハイブリーチで13レベルまで上げ、根元は8トーンのベージュアッシュを被せコーラルピンクをクリアで薄めて、透明感のある仕上がりに。

<ストリート×パンク>
ハイトーンにブリーチした後、ムラシャンなどで全体の黄味を取る。襟足の内側、トップフェイスラインなどにランダムにスライシングし、ペールラベンダー系の塩基性カラーを根元だけに塗布し、奥行き感のある仕上がりに。

[パーマポイント]
<ストリート× スウイート>
全体はボディパーマでランダムに円すいロットと外巻きを混ぜ、ボリューム調整しながら毛先に遊びを入れる。

<ストリート×パンク>
コスメ系パーマ剤で緩めのピンパーマを施す。

[スタイリングポイント]
<ストリート× スウイート>
ウェット状態でトップをしっかり乾かし、ハーフウェットの状態から毛先にワックスを揉み込む。

<ストリート×パンク>
軽めのオイルで全体にツヤ感を出すようにブロードライ。トップはスクランチブローで動きを出し、ワックスで束感を出す。サイドを耳にかけスッキリとした印象に仕上げる。

[メークアップポイント]
透明感とグロッシーなツヤ感のある肌作り

肌は赤みやくすみが目立つところのみカバーし、極力薄めにファンデーションを塗布。クリーム系チークで血色感とツヤ感を与える。ジェル系の美容液などを頬の高い位置、顎先などに重ねグロッシーな肌に仕上げる。クリアなリップグロスをたっぷり重ね、潤いのある口元に。

<ストリート× スウイート>
ヘアカラーに合わせ、下まぶたにピンクオレンジのクリームカラーをぼかし、やや退廃的orジャンキーな印象を演出。

<ストリート×パンク>
目元のアクセントに、目頭のみグリーンのクリームカラーをぼかし、遊び心を演出。

[2019SSニューヘアモード創作設定プロジェクト委員]
委員長 大林博之
副委員長 石渡智花、計良宏文、桜井靖浩、松木宏紀
委員 石黒 稔、笠原伸浩、篠谷信寛、中川泰貴、西本辰巳、原口裕匡
モード委員 小出康友、鈴木道生、土居一生、吉井清隆

フォト 森 豊
スタイリング 五井千恵子(VANESSA+embrasse)
メイクアップ 寺田祐子(SHISEIDO)