全美連『第378回理事会』『新年懇親会』


 全日本美容業生活衛生同業組合連合会(全美連/吉井眞人理事長)は1月23日、『第378回理事会』および『新年懇親会』を東京・千代田区のホテルニューオータニで開催した。

〈理事会〉
 あいさつに立った吉井理事長は、店舗数、従業員数ともに増加しているのに、売上げが減少していることについて、「労働生産性向上と、従業員が長く勤められる環境作りが必要。サロンと美容学校との連携で若い美容師が実践できる技術を早く身につけ、自立した生活が送れる労働環境整備を目指していかなければならない。同連合会では、産学連携や産産連携事業を進めている」と述べた。また、新メニュー開発も必要として、メンズメイク、まつ毛エクステンションなどのメニュー化を提案した。その他、キャッシュレス化の支援についてや、事業承継、組織強化の取り組みをしてほしいと要望。

議事は山本幸助副理事長を議長に、報告事項では2018年10月4日~2019年1月10日までの業務執行経過を報告。付議事項、協議事項は賛成多数で可決した。

報告事項の中で吉井理事長は、全日本美容技術選手権大会の開催県について、第48回大会(2020年)は広島県、第49回大会(2021年)神奈川県、第50回大会(2022年)は群馬県で開催することを発表。第49回大会は、2021年9月26日から28日まで、横浜・みなとみらいのパシフィコ横浜で開催される世界理美容選手権大会(OMCヘアワールド)と同時開催するという。

付議事項の第1号議案「第47回全日本美容技術選手権大会」の入場料に関する件では、2019年10月22日、兵庫県神戸市の「グリーンアリーナ神戸(神戸総合運動公園体育館)」で開催予定の入場券はS席7500円、A席6500円、学生席4000円で、S席・A席は5月31日までに申し込むと500円引きになる「早割」を設定することが決まった。

第2号議案「消費税引き上げに関しての販売価格等の取扱いに関する件」では、機関誌「ZENBI」購読料やトップマスターズテキスト価格など現行内税価格のものは本体価格を算出し、それに消費税10%を転嫁した価格にする。郵便料金が改定された場合、さらに価格変更がある。なお、美容所賠償責任補償制度掛金、総合福祉共済制度掛金等は変更されない。

〈新年懇親会〉
理事会終了後には会場を移し、「平成31年全美連新年懇親会」を開催。山本幸助副理事長の開会の辞に続いて吉井理事長は「連合会事業への協力とともに、この一年が健やかに過ごせるよう祈念したい」とあいさつ。この後尾辻秀久参議院議員はじめ多くの国会議員が登壇して祝辞が述べられた後、タカラベルモント吉川秀隆会長兼社長の発声で乾杯が行なわれ、新春の宴へとつないだ。