タカラベルモントグループ 「セールスフォーラム2019」


サロン価値を次のレベルへ

タカラベルモント株式会社(吉川秀隆会長兼社長)は1月22日、理美容事業部とルベル事業部が合同で「セールスフォーラム2019」を東京・渋谷区のベルサール渋谷ファーストで開催した。

 吉川朋秀理美容事業部長 兼 ルベル事業部長は2019年度のグループ方針を「Act for NEXT」と発表。「サロン価値を次のレベルへ押し上げるには、顧客満足度UPと従業員満足度UPの両立が課題。サロンがやりがいを持って成長を続けられる環境をつくり、お客さまに自分らしい美や癒しを実感できるサービスと空間を提供すれば、価値は次のステップへと持ち上げられる。課題解決のために、懸命にアクションを起こしていく」と述べた。

また、創業100周年を迎える2021年に「TWBC」(タカラ ワールド ビジネス コングレス)を、神奈川県・横浜市のパシフィコ横浜で開催することも発表した。同社がスポンサーとなっている「OMC HAIR WORLD 2021」との同時開催とのこと。

理美容事業部では、「顧客価値の最大化」×「スタッフエンゲージメント」を2019年度テーマとして、“自動化”の定着に向けた提案と、“salon rooming”の推進(高価値化の実現)の2点を重点に置き活動していく。昨年、スタッフの限られた時間を 「より注力したいサービス」へ有効活用できるようサロンワークの自動化を掲げ、“ネット予約・顧客管理”では「SALONPOS LinQ」を、“シャンプー・カラー流し”では「AQUA FORTE」、“ベースドライ”では「Care Dry」製品を提案した。同事業部では、現在この3製品の売上げは最も伸びているが、全国でみると導入サロンの割合はまだ低いため、さらに推進提案をしていく。

“salon rooming”について、個室や半個室の導入は客単価アップや顧客獲得などにつながるとして、さらなる高価値化を実現するために、2月にはシャンプー機器・YUMEシリーズ史上最高の寝心地という「YUME SUITE」を発売する。

 

ルベル事業部の2019年度テーマは昨年同様、「Pile the Beauty」。“One to One”(パーソナルで複合的なヘアデザイン提案)をキーワードに、製品、プロモーション、教育の3つの取り組みを展開していく。
 新製品のなかでもとくに注目するのは、ヘアカラー「edol(エドル)」。赤みの元・フェオメラニンを強力漂白し、「赤くなってしまう」という悩みを解消することが大きな特徴となっている。東京のストリートスナップサイト「Droptokyo」とタイアップし、その魅力を消費者とヘアデザイナー双方に訴求していく。

教育では、スタイリストとしてデビューした後のスキルアップに注力。独自の強みを手に入れるためのサポートコンテンツを強化する。ヘアデザイナーが必要な知識、技術デザイン構成力、コミュニケーション力を兼ね備えた人材育成を行ない、理美容業界の発展に貢献したいとしている。

セールスフォーラムは、この関東地区開催を皮切りに、全国8拠点で展開していく。