タカラベルモント社長が平成30年度外務大臣表彰受賞

7月17日、外務省は平成30年度の外務大臣表彰対象の205個人,49団体を発表した。この中で、タカラベルモント株式会社の吉川秀隆会長兼社長が、個人として「日本と諸外国との相互理解の促進」の功績により表彰対象者に選出された。

7月24日には河野太郎外務大臣出席のもと表彰式が飯倉公館において行なわれ、個人受賞者には河野大臣より表彰状と副賞として正絹風呂敷が贈られた。

 

※外務大臣表彰について
外務大臣表彰は,多くの方々が国際関係の様々な分野で活躍し,我が国と諸外国との友好親善関係の増進に多大な貢献をしている中で,特に顕著な功績のあった個人および団体について,その功績を称えるとともに,その活動に対する一層の理解と支持を国民各層にお願いすることを目的としています。(外務省ホームページより)

※選出ポイント
1.平成25(2013)年大阪・サンパウロ姉妹都市協会会長に就任。
大阪市で唯一活動している姉妹都市協会である同協会については吉川社長の祖父の代よりサポートし続け、自身も平成2(1990)年に理事に就任以降関わってきました。協会では毎年、短期の交換留学やポルトガル語スピーチコンテストなどの活動で、両市の相互理解と友好親善を図っており、協会が45周年を迎えた2014年には、大阪市の議員団と共にサンパウロを訪れ、交流を深めました。

2.平成18(2006)年、在大阪チリ共和国名誉領事に就任。
平成29(2017)年に、大阪商工会議所のチリ派遣団の共同団長として、経済視察を行なうなど、就任以来、日本・チリ両国の経済・文化交流の促進につとめました。また、平成22年(2010)年のチリ大地震の折には、被害を受けたチリ共和国コンセプシオン市の病院に同社製の産婦人科検診台(DG-820)を寄贈しました。さらに昨年(平成29年・2017年)のチリの大規模な山火事発生時には、社内外に募金の呼びかけを行い、集まったお金は現地訪問時に、被災地であるバルパライソ市に寄贈しました。

3.平成30(2018)年公益財団法人大阪府国際交流財団」の理事長に就任。
本年4月には、同社の海外での事業活動や上記CSR活動を評価される形で、公益財団法人大阪府国際交流財団(OFIX)の理事長に、民間企業経営者では初めて委託を受けて就任しました。
現在は、多文化共生機能(地域における情報の多言語化等)の強化”を目標に掲げて活動しています。

4.同社の海外での事業展開
タカラベルモントは1956年には米国ニューヨークに現地法人を設立するなど、日本のメーカーとして早くから海外に進出しており、現在海外に26箇所の事業所を有しています。
近年は東南アジアに力を入れ、特にベトナムでは、2013年にデンタル機器の工場を建設、2018年にはベトナムの業務用頭髪化粧品ではNo.1のNAC社を買収し、ASEAN地域の美と健康のプロフェッショナルのサポートに務めています。