千葉県理容組合次世代研究グループ7月講演会は『承認力』がテーマ

千葉県理容組合(増田稔理事長)次世代研究グループ(酒井宏明幹事長)は7月17日、千葉県理容会館で『講演会』を開催。coach-bb代表である松本春仁氏を講師に迎え「承認力~心のサプリメント」と題して行なわれた。

松本講師はまず、今までの講習を振り返り『マネジメントの質を上げるにはコミュニケーションが大切』だと説明。次に職場での信頼関係として、リーダーとメンバーとの関係を例として、お互いに成果が上がるようにするには 『コミュニケーションを充分にとる』『約束の時間を守る』『目標達成の情報を共有する』などを普段から行なうことが大切だと語ると、「信頼できる人(リーダー)とは、前文のたとえや感覚的なものから、“何となく感じのいい人”」とも述べた。

そして『承認力』とは、『人は自分のことを価値ある存在だと認めて欲しい』という欲求のこと。それを満たす条件は3つ、①相手に対して「関心を持つこと」、②相手を「誉める」こと、③その「存在を認める」こと、と話す。さらに承認力により職場の雰囲気を良くしたり、相手に自信を与えたり、やる気、行動を引き出させる効果があるとも。

しかし承認にも種類があり、肯定的なものがあれば否定的なものもあり、「怒る」「叱る」などは職場の人間関係を悪くするという。

後半のディスカッションでは4人一組のグループになり、1人が3分間で目標を語ってもらい、それに対しての感想を3人がEF(エナジーフィーリング)カードを使って承認するという作業を交互に行なった。

それにより改めて言葉で伝えることがいかに大切で、また言葉をもらったほうは満たされた気持ちになること(心のサプリメント)ができ、理容業界でも職場の人間関係や接客に応用できるだろう。

通信 杉田修