鈴木乃莉子講師が盛夏に向けた着付けを披露

美容十二章会(川田温子会長)は7月11日、東京・代々木の美容会館6Fで第417回となる『月例会』を開催した。

 

まず尾崎一己講師がレザーとシザーを使用したハイブリットカットで、前上がりのミドルスタイルを披露した。

ウェットの状態で、レザーでアウトラインの長さを設定。45度のグラデーションでカットし、その上からラウンドレイヤーでカット。手早くベースのカットを終わらせた。

ドライ後はシザーを使用してストロークカットを施すことで、収まりが良くなり手触りもサラサラになる。そして仕上げではアイロンでカールを作ると、「このスタイルはパーマがお勧め」とパーマのかけ方のアドバイスもあった。

 

次いで鈴木乃莉子講師が、盛夏に着る着物の着付けを披露。暑い夏は着ている本人が涼しくなるのが一番として、絽の着物と紗の帯で、文庫型の帯結びを入場時に1点と、結び直して2点作り上げた。

通常のまくらは大きくなってしまうため、おしぼりを重ねて作った自作のまくらを使用し、涼しげな帯結びを結んだ。「夏物はゴテゴテ補正をしないこと、そして汗をかくので汗を吸収するものを着物の内側に入れてあげる」とアドバイスがあった。

最後に自身が結んでいた帯も夏帯でボリュームを抑えた粋な結び方だったので、会場から質問があり、この帯結びを自分で結ぶ方法も説明した。