全理連『令和6年度第1回理事会』を開催

全国理容生活衛生同業組合連合会

 全国理容生活衛生同業組合連合会(大森利夫理事長)は、4月24日、東京・代々木の全理連ビルで令和6年度第1回理事会を開催した。

 寺園洋行副理事長の開会の辞、大森理事長のあいさつと続いた後、大森理事長を議長に議事に入った。報告事項は5項目あり、その中で中華人民共和国美髪美容協会との交流概要報告では、3月に大森理事長ほか仲山浩史全理連中央講師、鈴木章太全理連事務長が訪中し、中国美髪美容協会との日中交流会議、メンズファッション理容大会開会式に出席、貴島善子在広州日本領事との面談ほか、本年10月に愛媛県で開催されるヘアワールド・ジャパンカップオープンへの参加要請をするなど、日中友好を深める内容が報告された。

 また、令和5年度全国衛生順守運動講習会の実施報告では、全国688支部で16,072名が参加して衛生消毒の徹底を促した。このほか関係団体の各種会議について、令和5年度理事共助会の決算報告や会議日誌などが報告された。

 協議事項に移り19項目が協議され、その中で令和5年度の事業報告として「1日を楽しく過ごすには理容店へ行こう!」キャンペーン(令和5年度生活衛生関係営業業績回復支援事業・令和4年度補正予算)では、理容業の売上げ増に向けて「1日を楽しく過ごすには理容店に行こう」をキーワードに、老若男女を問わず幅広い年齢層を対象とした理容業活性化イベントを全国8ブロックで実施し、スマートミラーやメンズメイク、セルフ脱毛など新しい理容をアピール。また、令和5年度生活衛生関係営業対策事業として、組合員に低コストで提供することで各サロンの生産性向上を図るべくヘアサロンオンライン予約システム「ヘアなび」を構築した。さらに、「儲かる業づくり(ヘアサロンの売れるメニューづくりセミナー)」(令和6年度生活衛生関係営業業績回復支援事業・令和5年度補正予算・申請中)では、適正価格でのサービス提供に向けて、時代に即した技術の活用法や新サービスについて、全国セミナーを実施する事業を申請している。

 決算報告では令和5年度の収入合計は、1093474230円、支出合計1129112977円、税引後当期損失36168747円のマイナス決算となった。前期繰越利益37507247円から当期損失及び剰余金処分額14万円を差引いた1198500円が時期繰越金となった。

第190回通常総会・評議委員会は、令和6年5月30日・午前11時から全理連ビル会議室で行なわれるが、今期は任期満了に伴う役員(理事・監事)の改選が行なわれる。また、今回より総会・評議員会の新しいスローガンとして1.国際化への対応、2.社会や顧客へ向けられるDXや、IT化を活かしての組織改革、3.理容サロンをサポートする儲かる塾づくり、4.時代を捉えた希望ある業づくり、5.未来につながる健全なる連合会運営が打ち出されるなど、協議事項はすべて了承された。