全理連・クールビズ ジェンダーレスヘアを発表


全国理容生活衛生同業組合連合会(大森利夫理事長)は、5月23日、東京・代々木の全理連ビル9階ホールで、理容業の地球温暖化防止対策の一環として「クールビズヘアの提案」「理容業の脱炭素、SDGsに関するアイディアの提案」「脱プラスチック宣言」を軸とした各種発表を行なった。当日は大森理事長、環境省の土井健太郎環境再生・資源循環局長が出席した。

 冒頭、大森理事長は「この取り組みは、地域に根ざした理容業が社会の中で果たすべき役割のひとつとして進めているもので、これまでにはクールビズヘアの発表や地球温暖化防止に関する標語や俳句・川柳の募集、大気汚染物質の浄化能力があるとされるサンパチェンスやひまわりの種の全国配布、浴衣に似合うショートヘアを提案等、環境省と共に各種イベントに参加するなど、国民と一体となった取り組みを行なってきた」とあいさつ。そして本年は、社会フェーズを捉えて『男性らしい』『女性らしい』変幻自在な『クールビズ・ジェンダーレスヘア』と理容業の脱炭素、SDGsに関するアイディア募集のほか、マスク生活で衰えた表情筋をリフトアップする方法、さらに脱プラスチックを目指す理美容関係商社への表彰も行なわれ、代表して日理株式会社・有馬公明社長に大森理事長から感謝状が贈呈された。

・クールビズヘアの提案
2023年度版は、社会フェーズを捉えて変幻自在な「クールビズ・ジェンダーレスヘア」を募集した結果、国内はもとより海外からも含め61作品の中から最優秀賞は、新潟県の青木茂之さん、優秀賞はウクライナのViktoriia Vradiiさんが選ばれた。

 当日は、青木さんが応募作品の技術展示、中央講師会の木下裕章幹事長がジェンダーレスヘアの創作デモンストレーションも併せて行なわれた。