2022年 年頭所感『一般社団法人日本エステティック工業会』

一般社団法人日本エステティック工業会
理事長代行  井上 忠一

 

 

 

 

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
日頃は当工業会の活動にご理解をいただきまして感謝申し上げます。

新型コロナウイルスの感染拡大により、当工業会企業のお客様である多くのエステティックサロン様は厳しい経営環境に置かれております。そのような中、エステティック関連の機器や化粧品の製造業、販売業および輸入業を営む当工業会会員企業も、衛生に関わる商材をはじめ、必要とされる機器などの開発を通してエステティック業界の健全な発展に貢献できればと考えています。

当工業会は、引き続きエステティック業界の健全化を掲げ、「安全」「安心」の機器及び化粧品の生産と安全基準に基づいた対応を行う所存でございます。
機器につきましては、機器委員会にて、キャビテーション・EMS・RF・エステティックポレーション部会を新設し、この4機種はエステティックサロンにて多く利用されており、
特定非営利活動法人日本エステティック機構の機器認証32機種に加える為、規格基準を策定するために活動を行って参ります。

エステティック業界では、未だ危害情報や契約に関する苦情が多く存在する状況と、「セルフエステでの危害」「HIFU機器による施術のトラブル」の注意喚起を踏まえ、当工業会の会員企業には、セルフエステ事業者への、業務用機器の販売または、リースを行わない事にしております。また、医療機器HIFUにつきましても、エステティックサロンで取り扱わないよう指導するとともに、エステティックサロンが励行しなければならない法令等について、日頃の営業活動を通し、適切にエステティックサロン運営の助言をして頂くよう社内の方針展開の確立をお願いしています。

また、一般社団法人日本エステティック振興協議会に積極的に協力し、危害情報や苦情の撲滅に力点を置き、作成過程にある自主基準に力を注いでまいります。
美容ライト脱毛では、昨年も主要都市で安全講習会の運営に取組み、その結果今期までの累計実績は、9000名を越す皆様に勉学いただきました。2022年より、eラーニングでの受講が可能になり、全国300ヵ所にて試験を受講できるようになります。
そして、会員企業のご協力で美容ライト機器は、一般社団法人日本エステティック振興協議会の機器認証を9社31機種の取得をしています。
2020年11月、特定非営利活動法人日本エステティック機構の事業者登録制度にて、登録エステティックサロンでの、使用機器につきまして安全実施期限が、2023年末までと発表され、今後のエステティックサロンでの機器によるトラブルが軽減され、当工業会が推進しています機器の安全性をサロン事業者の皆様にも周知し、会員各社は、美容ライト機器以外の機器認証取得にも目を向けて頂き、「安全」「安心」の機器を是非市場に多く投入できるようお願いを申し上げます。

本年も当工業会は「エステティック業界の健全化」に向け、会員各社と協力して推進してまいります。
皆様にとって、輝かしい年になることと、更なるご繁栄をご祈念申し上げ年頭のご挨拶とさせていただきます。