全美連「第386回理事会」

 全日本美容業生活衛生同業組合連合会(全美連/吉井眞人理事長)は2月24日、東京・代々木の美容会館で『第386回理事会』を開催し、すべての議案が賛成多数により可決した。

あいさつに立った吉井理事長は「大きな時代の変化の中におり、デジタル化、DXカを進めていく必要がある。また、サロンを活性化していくために『ゆるふわナチュラルヘアカタログ』を作成した。全組合員に配布するので、活用していただきたい。また、『美容業における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン』(改訂版)冊子を作成した。冊子にはチェックシートを掲載。『感染予防対策取組店証』(OKマーク)も交付しており、店頭に掲示していただきたい。お客さまや従業員が安心できるサロンを強みとして、頑張ってほしい」と述べ、議長に藤原國明副理事長を指名した。

議事に入り、報告事項は、各委員会の委員長から取り組みの進捗状況の報告があった。

付議事項では第1号議案・第49回全日本美容技術選手権大会の入場料に関する件、第2号議案・「Web会議環境整備補助金」の支給に関する件、第3号議案・全美連斡旋モデルウィッグ販売価格の改訂に関する件、第4号議案・予算委員会の設置に関する件、第5号議案・常務理事の選任に関する件が審議された。

今年9月に世界理美容選手権大会と併催予定の「第49回全日本美容技術選手権大会」(神奈川県・パシフィコ横浜)の入場料を、一律3500円と決めた。

Web会議環境整備補助金は、今後もWeb会議実施がこれまで以上に想定されるとして、すべての美容組合事務所に30万円(ノート型パソコン、マイク付きステレオイヤホン、セットアップ費用、Zoomアプリサポート利用料などの整備費)を支給する。30万円×47組合=1410万円の会計上の取扱いは令和2年度収支予算「事業費」の「組織運営指導費」課目から支出。予算額(800万円)を超過するが、決算書収支実績比較表に「Web会議環境整備補助金」を明記して処理するとのこと。

協議事項では、第387回理事会は5月12日午後1時から、第78回通常総会は5月27日午前11時からいずれも美容会館での開催が決定した。第388回緊急理事会は5月27日通常総会終了後、同28日にやはり美容会館で開催予定。