タカラベルモント、次世代社員主導による社内プロジェクトが「パーパス」を制定

タカラベルモント株式会社(吉川秀隆代表取締役会長兼社長)は、2020年10月5日に創業99周年を迎える。
次の100年に向けて次世代社員のプロジェクトが主導し、パーパスを新たに制定。この思想を経営の軸として実装していくパラダイムシフトを99周年からスタートするという。様変わりした新しい世界に向けて、どう寄与できるかを追求する一年を始める。

新しく制定したパーパス(左、下)とパーパス定義に向けたプロジェクトワークショップの風景(右)

■新しく制定した「パーパス(企業目的)」について

タカラベルモントが何を目的として事業活動を行う会社であるかを、「パーパス」としてコトバで表現しました。
人生において、美しく生きる喜びを得ることは、人々にとって普遍的な目的であります。この目的に応えていくことが、当社にとっての恒久的な企業目的であると定めました。そのために、直接顧客である理美容業界及び医療・歯科業界、そして社会と人々に向けて、タカラベルモントの存在意義を感じるに等しい社会的な価値を生み出していく挑戦をここに宣言します。

■パーパスを支える「ウェイ(行動指針)」について

企業目的であるパーパスを実現していくにあたり、当社らしい大切にしたい価値観を行動指針として5つのフレーズにまとめました。お客様の「美しい人生」、そして社員自身の「美しい人生」をかなえるために何をすべきかを各々が考えることを求めています。行動に企業としての個性は出ます。その個性が今と未来の社会にとって必要な存在となるよう、業界と社会貢献に努めます。

1. 美と健康の本質や、美と健康がもつ可能性を、追及し続けます。
2. お客様、ともに働く仲間、自分自身の、‘らしさ’を大切にし続けます。
3. 成長に限界はないと信じ、変化や失敗を恐れずにチャレンジし続けます。
4. 心を動かし、楽しむことを忘れずに、オープンマインドと愛情を持って仕事に向き合い続けます。
5. 自分たちが持つ知恵や技術を高め、それを惜しみなく提供することで、お客様の課題解決や事業創造のパートナーとして、共に成長し続けます。

トピック①グローバルに向けた展開言語について

タカラベルモントは、1956年からグローバルに展開し、現在世界12カ国に現地法人を抱え、事業領域国は全世界に広がります。全世界で共通の目的(パーパス)を掲げたグローバルな経営を進めるため、世界共通言語である英語でのパーパス・ウェイも制定しました。原文である和文の文脈に織り込まれた思想に忠実でありながら、多くの国で理解されるような表現が採用され、全世界共通で同じ文脈を通して企業目的を共有しています。

トピック②次世代プロジェクト「MOVE_T」について

これまでの100年から、次の100年に向かうにあたり、未来の社会に向けてどのような寄与ができるかを、「企業目的」となるパーパスとして定めるため、2年7ヶ月前の2018年2月より部門横断的に構成された次世代に向けたプロジェクトチームが立ち上がりました。
Takara Belmontの“T”とThink and Tryの“T”とを掛け合わせ、未来に向かって前進していく思いを込めたプロジェクトネーム「MOVE_T」です。

吉川朋秀常務取締役がリーダーとなり、事業部門やコーポレート部門を広く跨ぎ、世代を超えて下は20代から上は50代までの人材を約40名選出し立ち上がりました。外部アドバイザリーも入り、生活者の視点も広く取り入れた、未来志向のプロジェクトとしてスタートしました。
当社の一世紀の歴史を振り返るプロセスと、現代の社会変化の兆しから未来を洞察するプロセスを経て、メンバーが多くの議論を戦わせることで紡ぎ出された次代の社会に向けた想いが、コトバになりパーパスとして制定されました。そしてこのプロジェクトMOVE_Tが主導して、社内へのパーパス浸透を目的とした全社キャラバンをはじめとして、新しいパーパスの経営への実装も現在取り組みを推進しています。

トピック③100周年記念ページ開設

 これまでの100年の軌跡と、100周年にまつわるこれからの取り組みを10月5日に公開。自社サイト内に100周年記念ページを設けて順次紹介していきます。
https://www.takarabelmont.co.jp/100th

 

パーパスに沿った今後の事業活動について

経営へのパーパス実装は、事業だけでなく組織や仕組み制度への取り組みも今後更に加速させています。
具体的な内容については、順次リリースや上記の100周年記念ページ
https://www.takarabelmont.co.jp/100th)で発表していきます。