全国理容連合会「第178回評議員会・臨時総会」開く

総会に先立ってあいさつする大森理事長 

全国理容生活衛生同業組合連合会(大森利夫理事長)は、全国理容競技大会前日の10月20日、ホテルセンチュリー静岡で「世界をリードする日本の理容」をスローガンに第178回評議員会・臨時総会を開催した。

評議員会議は佐藤功常務理事の進行で開始され、冒頭大森理事長は、「欧米からの訪日外国人が多くなり、急速に国際化が進んでいるように感じる。また、ワールドカップで盛り上がっているラグビー選手のヘアもフェードスタイルが目立ち、これはまさに理容の仕事そのものであり流行として取り入れ、営業に結び付けたい。10月にスタートした消費税の問題を含め、変革の時代に素早い取り組みで各事業を推進していくことにより3年後には大きな差がつくと思う。以下各事業についても的確な判断と十分な審議をお願いしたい」とあいさつした。

引続き議長に山本賢司理事、副議長に三住武理事を選任し、はじめに議長から評議員定数107に対し、出席者106、委任状1を含めた出席107で定足数に達している旨が報告された後、直ちに議案審議に入った。

議案第1号・(平成31年)令和元年度上半期事業報告に関する件(事前配付書面)として、総合新興対策関係(総務・教育・文化広報・事業・組織・共催)の事業経過概況について大森理事長が提案理由を説明。その中で本年度は①ますます増える訪日外国人へのインバウンド対応事業としてICTも活用した外国人利用者の選択の利便を図り、営業に積極的につなげる②消費税アップ対応するため『1日を楽しく過ごすには理容店で』をテーマに来店頻度を高めることに繋げる。また、レディスシェービング、レディスパーマの普及推進により女性集客率をさらに高める③地球温暖化などの環境保全に対し脱プラスチックを奨励し、毎年発表するクールビズヘアとともに社会貢献に寄与していく」等を説明した。

その後議案第1号について審議・採決が行なわれ、同議案は可決承認された。また引続き同議案は総会に上程され、可決承認をもって評議員会・臨時総会は終了した。

なお、評議員会・臨時総会に先立って令和元年度各種表彰が行なわれた。

厚生労働省医薬・生活衛生局長表彰の受賞者

<厚生労働省医薬・生活衛生局長表彰(敬称略)>
嘉山兼則(評議員、神奈川県理容組合副理事長)ほか14名。

<全理連理事長表彰>
安藝立志(高知県理容組合常務理事)ほか70名(職員・教育関係含む)

<2019年理容業界振興論文入賞者表彰>
最優秀賞/鷲野紀子(福井県)テーマ:理容師歴30年!わたしの女性集客物語
優秀賞/狐塚 均(埼玉県)テーマ:理美容の統合を見据えた互恵関係の礎『ベストヘア大賞』創設への提言
優秀賞/原田良太(兵庫県)テーマ:訪問理容を通じて感じたこと