千葉県理容組合次世代研究グループが『セルフマネジメント力』講演会

 千葉県理容組合(増田稔理事長)次世代研究グループ(中山徹幹事長)は7月22日、千葉県理容会館で、Coach―BB代表の松本春仁氏を講師に迎え講演会を開催した。

松本講師には会の発足当時からコミュニケーション術を中心に定期的に講演をお願いしているが、今回はコミュニケーションの基本に立ち返り、“まずは自分がどのようなタイプの人間かを知ろう”と『セルフマネジメント力』をテーマとして行なわれた。

そもそもコミュニケーションとは、伝える側と伝えられる側との化学反応であり、額面通りに物事が伝わらないのは、両者の間に変数(コンディションやパーソナリティプログラム)が作用するからであると述べる松本講師。コンディションとは体調や気分、環境などを指し、今回の主題であるパーソナリティプログラムとは、価値観や意味づけ(見方・感じ方)のことだという。

このパーソナリティプログラムはみずからの行動や言動、出来事などで常に書き換えられ、自身では驚くほど知らないのだそうだ。そこで52枚のカード(自信家、理論家、人情家等)を使い、普段どのカードをどのように切っているかを視覚的に組み立て、参加者との意見交換を行なった。

自分が思う自分と、他者が思う自分とのギャップを知ることに役立つワークであり、またこのカードを使って自身のタイプ分けを行ない、それぞれの自己表現・行動・感情・指向性等の特性やストレス反応、効果的対応等を学んだ。セルフマネジメント力を高めるには、手持ちのカード(パーソナリティプログラム)を増やし、適切に使うことが重要だと気付かされ講演会となった。

通信 星野智之