美容十二章会月例会で本橋東子講師が『ママ振り』着付けを披露

美容十二章会(川田温子会長)は6月12日、東京・代々木の美容会館6Fで第426回となる『月例会』を開催した。

 今回、武田浩講師はショートヘアのカットを披露。重めの前髪に対し、トップにはレイヤーが入った、対比があっていつもとは一味違うスタイルをフロントがツーセクションのスタイルを提案した。

まず、イヤートゥイヤーからフロントまでを台形にブロッキングをし、サイドを顔のラインに合わせて横スライスでリフトアップをしながらカット。このときに分け取った台形の部分とサイドの髪はつなげないようにする。そしてバックをカットした後、重さを残すようにアシンメトリーの前髪をカットしてサイドへ流す。トップにはレイヤーを入れて、軽さと動きを出すが、動きを出すレザーと形を整えるシザーそれぞれの特徴を活かしながら併用していた。

 

続く本橋東子講師は、『ママ振り』の着付けを披露。ママ振りとは、お母さんが着ていた着物を娘さんやお孫さんに、現代風に着せるように工夫した着付けのこと。襟に刺繍をしたり、柄に合わせてスパンコールを縫い付けたり、ネックレス等の小物で作った飾りを付けたりと、可愛く着せるさまざまアイディアを披露。着物を洋服に作り変える方法もテキストで紹介した。

また帯結びでは、文庫の帯結びを披露した。「営業時はお客さまが持ってくる帯によって、柄の見え方や長さが変わってくるので、あらかじめ結んでみる」とアドバイス。長さが足りない場合は、別の布で手先だけを作り、帯結びに足す方法も紹介していた。