手取り足取りの実技指導が人気。アイロンマスターセミナー in TOKYO 開催

講師は今、メンズヘアスタイルで注目を集める「Premium hair salon kotobuki」でチーフを務める三島裕和氏(写真右の白いシャツの男性)。受講者20名中、6名の女性ヘアスタイリストが出席。アイロンやバリカン初心者と自称する参加者も複数いた

6月3日、東京・台東区の滝川本社4F講習スタジオにおいて、「滝川ビューティカレッジ アイロンマスターセミナー in TOKYO」が開催され、多くの受講者で賑わった。講師は、埼玉・新座で年間3600人、合計で12万人以上の男性を施術してきた「Premium hair salon kotobuki」の三島裕和チーフ。彼が男性向け最先端ファッションヘアをつくるためのフェードカットとアイロンパーマを実演。それを手取り足取り受講者にも指導するという、その実践的な内容が人気のセミナーとなっている。
このセミナーの特徴は、受講者の対象が幅広い点。アイロンやバリカン操作において、上級者もいれば初心者も参加している。そのうえ持参したアイロンやバリカンなどの器具も不揃い。メーカーが異なるだけではなく、形やサイズがバラバラで、用途や使い勝手もそれぞれ違っていた。それでも三島講師(と同行した2名のスタッフ)が、その器具に適した使い方や操作方法を直接伝授するシーンも見られ、受講者にとってはより実践的で、明日からでも使える実技講習となっていたようだ。

三島講師(と同行した2名のスタッフ)がその器具に適した使い方や操作方法を直接伝授するシーンも見られた

ただし「より早く、より正確にこの技術をマスターするには、やはり複数の機種や器具を揃え、それらをポイントによって使い分けるのがベター」と三島講師。最新の器具や薬剤をひととおり買い揃え使いこなすことが、今風のヘアスタイルを手っ取り早くつくるコツと強調していた。
とはいえ、受講者がつくった髪型はどれもがかっこいい仕上がりに。中にはアイロンに触るのが初めてという受講者も複数いたが、それでも標準を上回る出来栄えとなっており、自身でも納得がいく様子を見せていた。
セミナーの最後では、セールストークの実例エピソードが紹介。「誰に対しどのようにお声がけしていけばいいか」。ようは売り方のノウハウなども披露されており、受講者にとっては充実した内容となっていたようだ。