NHDK 特別セミナー

NHDK特別セミナー「津軽三味線と民謡の伝来」学ぶ

美協・日本ヘアデザイン協会(NHDK・横田敏一理事長、五十嵐義昭学芸文教委員長)は、10月2日、東京・中野サンプラザで小山流師範・小山力宝(おやまりょくほう)氏による「津軽三味線・民謡の伝来」の講演とミニコンサートによる特別セミナーを開催した。

冒頭横田理事長は、「ニューヘア等の技術に関わる発表やセミナーもさることながら、近年は学芸にも力を入れ、文化・教養を深めている。今回は、耳にすることも多い津軽三味線と民謡の伝来について、日本のよき伝統芸能の一端を語り、歌っていただく。その中から東北地方の温かさも感じていただければ幸い」とあいさつした。

講演で小山氏は「民謡と演歌の違い、ご当地民謡には『祝い唄』『子守唄』『仕事唄』『わらべ唄』『踊り唄』があり、それぞれ歌い継がれている」としたほか「三味線は三つの部品に分解されてケースに収まる」など、造りや奏法についても細かく説明され、受講者も感心することしきり。この後津軽じょんがら節をはじめとするミニコンサートで三味線と民謡を堪能した。