千葉県理容組合次世代研究グループ、9月講演会は「共感力」

 千葉県理容組合(増田稔理事長)次世代研究グループ(酒井宏明幹事長)は9月18日、千葉県理容会館で、銚子倫理法人会相談役であり、新生運輸代表の信太秀紀氏を講師に迎え「共感力」と題した『講演会』を開催した。

 

まず信太講師は「自分には二人の父親がいる」と語る。一人は実父で公務員、もう一人は運送会社の社長である叔父で、それぞれ違うことを教わりながら育ったという。公務員の父には本を読むこと、そして忍耐力。社長の父(叔父)には数字を読むこと、会社を作って財力を手に入れることを学んだそうだ。そうした中、突然叔父が亡くなり会社を任されることになり経営の難しさを味わい今に至っているという。

また倫理法人会に参加するなどして経営者として学んでいるそうで、その中から「人にあったらあいさつする」「仲間と仲良く」「間違ったら勇気をもって謝る」など、対人関係の基本を話す。

そして成功の秘訣として、1.クレーム対応として「でも」「だって」「しかし」などを使わない、2.プラス思考として逆境の中でも(だからこそ頑張ること)、3.夢を具現化するためには紙に書いて持っていることを挙げ、とくにクレーム対応では相手に共感してあげることが大切だと述べる。

後半では「接客の秘訣7つの理論」として、①SOS理論(相手を褒める)、②大波小波理論(うなずき)、③つむじ理論(深くお辞儀をする)、④倍々理論(早くたくさんこなしてみせる)、⑤お休み理論(お休みは何をしていますか?)、⑥バタバタ理論(今忙しいでは失礼にあたる)、⑦皇室御用達の理論(手土産、心づけ)を説明。理容業にも応用できる内容で、活気のある講習となった。

通信 杉田修