山野学苑「第42回ハサミ供養」

聖鋏観音菩薩を頼って

学校法人山野学苑(山野正義総長、山野愛子ジェーン理事長)は8月3日ハサミの日に、東京・港区芝の大本山増上寺大殿で「第42回ハサミ供養」を行なった。ハサミの日は、初代・山野愛子さんが仕事で一番大切な道具“ハサミ”に感謝を表し、技術の一層の向上を祈念することを目的に提唱し、今年で42回目を迎えた。

浴衣姿の学生や業界関係者が多数参列するなか、供養に先立って山野総長は「髪の毛の先は仏教上、煩悩の塊であり、美容師がそれを断ち切る役割をしている。また、切れなくなったり錆びついたハサミこそ、大切な人との縁や絆が切れないという意味をもつ大切な道具であり、感謝を込めて供養してほしい。神仏に願うことはたくさんあると思うが、ぜひ手の届くところにある聖鋏観音菩薩を頼っていただきたい。希望や目的を叶えてくれるようお願いしてある」と述べた。

僧侶たちの奏でる雅楽で第八十八世法主八木季生大僧正台下を迎え、供養が始まった。読経の中、参列者全員が焼香。

「聖鋏観音菩薩像」が祀られている「ハサミ塚」でも供養を営み、参列者は「聖鋏観音菩薩像」に手を合わせ焼香した。

ハサミ供養