日本着付学術会『第20回研修会』で日本十傑が決まる

日本着付学術会(原 恒子会長)は7月17・18日の2日間、東京・千代田区のホテルニューオータニで『第20回研修会』を開催した。
1日目は歌舞伎鑑賞後、平成30年度入会者への認定証授与式、ならびに懇親会が行なわれた。

 

 そして2日目には、まずフリーアナウンサーの菊田あや子氏を招き講演会が開かれた。テーマは『サービスの基本はコミュニケーション力! プロが伝えるすぐに身に付くコミュニ能力』。

ワイドショーのリポーターとして全国を飛び回り、グルメブーム以降、日本一食べている女性リポーターとして、グルメ・温泉・旅番組などで活躍。持ち前の明るいキャラクターで人気を博している菊田講師。コミュニケーションとは分かち合うという意味。黙っていたままでは分かち合えない、として「話すことで分かち合えて、コミュニケーションが築ける。しかし言葉は使わないと出てこないため、人と話すクセを付けること。それを上司が教えていかなければならない」と述べた。

 

続いて『平成30年度日本十傑選考会』が行なわれた。課題は「花嫁・白無垢打掛姿」「花嫁・大振袖おひきずり、帯結び・一本立て矢」で8名が挑戦。結果、6名が日本十傑に選ばれた。なお、5回の認定を受けた2名に「名人」の称号が贈られた。

審査員を代表し、野田皆子相談役は「細部にわたり、本当に見落としのない審査をさせていただいた。挑戦する場を作りますので、かならずや十傑、名人になってほしいという気持ちでいっぱいです。ですから“もういい”という気持ちにならず、最後まで挑戦をお願いしたい」と述べていた。