第82回国際理容競技会全国大会会見 テーマは「MASH UP」 国際理容協会

今大会のポスター

6月11日、国際理容協会(田中秀一理事長)は日暮里の国際理容協会会館にて同協会主催のコンテストである国際理容競技会全国大会についての開催会見を行なった。本大会は今年で82回目で、開催日は10月22日、会場は例年どおり日暮里サニーホール。なお会見出席者は田中理事長を筆頭に、羽鳥和彦大会審査統括委員長、落合克義プロジェクトチーフ、松村重夫大会実行委員長、小島正規大会審査委員長、白井ゆきお海外(=米国西海岸)大会派遣統括リーダー、それに司会の野村昌弘編集部長の7名。

まず最初に大会委員長を兼ねる田中理事長があいさつ。「昨年は大会当日に悪天候に見舞われ、出場300名を目指していたところ、実際は230名にとどまった。今年は前回以上の参加者数を目指していく。またテーマも一新。昨年までの『インフィニティ』から『マッシュアップ=MASH UP』へと変更し、心機一転を目指すことになった。さらに意義ある大会としていきたい」と、その意気込みを述べた。

テーマである「マッシュアップ」とは、意訳すれば「融合」とか「オーバーラップ」という意味。本大会では「理容」と「美容」、あるいは日本の理容文化と海外のそれを融合させていくという意味合いが込められているとのことだ。

競技については、全体として種目や環境を整備しさらに学生が出場しやすい大会を目指していく方針。そのためマネキン種目では、学校からの要望を参考にメンズとレディースを分けて行なう部門もあるという。ただメイン種目のひとつである「FADE CUT」(男性モデル)部門では、全国大会の第一部門(Jバーバースタイル)とは異なる競技規定を採用。盛り上がりを見せる米国西海岸の大会にならいより自由度の高い種目とするなど、独自路線を目指してもいるようだ。なおそれを含めすべての種目についての詳細は国際理容協会まで。

あいさつをする田中秀一理事長