第60回東京都理容競技大会 E・toco 髪祭り開催

第60回東京都理容競技大会 E・toco 髪祭りは、記念大会にふさわしい内容となっていた

5月14日、東京の大田区総合体育館において「第60回東京都理容競技大会 E・toco 髪祭り」が行なわれた。開催に当たり、東京都理容生活衛生同業組合の飛田英雄理事長は「60回という節目の大会を迎えあらためて思うのは、大会は一般社会に向けての理容アピールのまたとない機会であり、そこで競う技術力は私たちの生命線であり財産、そして最高のコンテンツであるということ。大会を通じて理容の文化を継承していきたい」と述べた。

この大会の実施内容は大別してふたつあるが、ひとつはコンテスト、もうひとつはアトラクション。コンテストには全国大会競技に加え、オープン種目「デザインアートヘッズ」が設けられているのが特徴。その髪型が今流行のフェードに通じているだけでなく、理容師ならば全国誰でも参加できる種目ともなっている。今年は9名の選手が集った(うち1名は埼玉県組合所属)。

またアトラクションでは、サブアリーナで出展見本市やスタンプラリー、キッズシャンプーなどが行なわれ、メインアリーナでは「HONDA PREMIER HAIR」や「東京barbers」によるアーティスティックなヘアショー、それに都理協によるお祭りをコンセプトに神輿を担ぐという、毛色の変わったヘアショーも行なわれて、会場は大いに盛り上がった。

最後に行なわれた成績発表では、悲願を達成した選手がいる一方、夢の実現と課題を次回に繰り越し、悔しさを滲ませる選手が散見されるなど、さまざまな表情と光景が見られた。そして記念大会にふさわしい内容とフィナーレで競技会の幕は閉じた。おもな成績と作品は以下のとおり。

●第1部 Barber Style
優勝 宇田隼風(多摩小平)
2位 小針光功(多摩府中北)
3位 安部記將(多摩小平)
敢闘賞 中舘 俊(荒川)
敢闘賞 渡邉剛嘉(多摩府中北)

●第2部 レディスカット・パーマスタイル「Ladies hair Marge」
優勝 加々美賢育(豊島)
2位 井上敦史(新宿)
3位 中森善裕(北)
敢闘賞 千葉達彦(豊島)
敢闘賞 柳田広夢(江東)

●第3部 メンズカットパーマスタイル
優勝 内田健人(荒川)
2位 松信利治(豊島)
3位 高橋 旬(墨田)
敢闘賞 小林尚幸(多摩府中北)
敢闘賞 岡本伸介(豊島)

●第4部 デザインアート・ヘッズ
優勝 小倉一浩(埼玉県)
2位 佐藤貴一(江戸川)
3位 古瀬 亮(多摩立川)

●第5部 クラシカルカット・ドライヤーセット
優勝 西澤伊織(多摩府中北)
2位 佐々木彩瑛(多摩府中北)
3位 中島あゆみ(多摩府中北)
敢闘賞 斉藤達郎(多摩小平)
敢闘賞 菅野広大(多摩府中北)
敢闘賞 大和 翔(豊島)
敢闘賞 福田 翼(多摩小平)

第6部 グラデーションカット・フリースタイル
優勝 藤田風美(足立)
2位 荘司悦史(多摩府中北)
3位 鈴木秀和(多摩府中北)
敢闘賞 原賀優弥(渋谷)
敢闘賞 山本航大(多摩府中北)

第7部 ブロースカット
優勝 石川祐史(墨田)
2位 下条大貴(新宿)
3位 高倉慈歩(多摩府中北)
敢闘賞 清水里莉(南多摩)
敢闘賞 山越久仁治(多摩小平)