美容十二章会

本橋東子講師が袴の着付けを披露。美容十二章会『第412回月例会』で

 美容十二章会(川田温子会長)は214日、東京・代々木の美容会館6Fで第412回となるを『月例会』を開催した。

 まず尾崎一己講師が、『レザーでカットするグラボブ』を披露。カットする前に、目の粗いコームでシェープして髪の癖や流れを確認し、縦にレザーを入れて修正。スタイルにボブの重さを残すため、ショートストロークでカットした。

 シザーで切るとハッキリしたラインが出るのに対し、レザーはソフトな切り口。また作業も早く、左右対称の方向から切ることが可能。「ゾーンカットを施す際もレザーを使えば簡単にできるので試してみてください」と、その良さを勧めると、ドライ後はシザーのストロークカットで質感を整えて仕上げていった。

 

 続く本橋東子講師は、卒業式の装いとして『袴の着付け』を披露した。今では小学生、中学生も、卒業式には袴を着ることが増えてきたため、まずはレンタル事情などを話す。

 そして展示に移ると、今回は大人の袴を着付けた。使用した着物は古いものをリフォームしたもので、工夫して手を加えることでオリジナリティが際立ってくる。その中のひとつとして、ご祝儀袋に使われる水引を着物に付けたものを紹介。飾り用に作られた水引は、花のような形になっており着物や髪飾りとして付けられていた。

 他にも、ベロが無い昔の袴をキレイに着付ける方法や、袴の着物が振袖の場合、長い袖の処理のアドバイスもあった。