日本エステティック工業会、平成30年年頭所感

新しいエステティック業を目指して

日本エステティック工業会_瀧川晃一理事長一般社団法人
日本エステティック工業会
理事長 瀧川晃一

 

謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。

皆様には、良いお年をお迎えになられたことと拝察し、お慶びを申し上げます。
昨年は、天候不順のため日本各地に風水害が発生し、大きな被害に会われた皆様には心からお見舞いを申し上げます。

さてわが国の政治、経済はご高承のとおり、政界再編成との掛け声で終始しましたが、その結果落ち着くところに落ち着いた感があります。

経済面では、日本の誇る生産管理やコンプライアンス志向において予期せぬトラブルが発生したことは、今だかつてない事象であったと思います。

私は、毎年申上げておりますが、景気動向が好転したと言われる中で、エステティック業界に目を転じますと、一向に好転しているとは言い切れないものがある様に思えます。

顧客単価の下落、低価格の受注競争、コンプライアンスの不履行等など、まだまだ多くの問題を抱えているのが実情であります。

業界発展に向け一人ひとりが、新たな考え方で問題を直視し解決することに主眼を置いて、今年は進むべきではないかと思います。

私共一般社団法人日本エステティック工業会は、エステティックサロンに通われる消費者の皆様により「安全」「安心」なサービスを受けて頂くために、エステティック機器の安全性追求を会員の皆様により一層の協力をお願いし追及いたします。

ご高承のとおり、美容ライト脱毛機器では、適合審査に合格した機器が特定非営利活動法人日本エステティック機構のエステティック機器認証に登録され、正しいトリートメントが実行されています。

独立行政法人国民生活センターの報告にありますとおり、トリートメントにおいて危害が増加傾向にあるフェイシャルやボディトリートメントの技能向上は勿論ですが、機器の安全追及はさらに重要な事で、これに携わる技術者の皆様が安心して使用することができるための対応を展開してまいります。

昨年私は、旭日小綬章を受章する栄に浴し、多くの方々からお祝いやお言葉を頂戴いし、厚く御礼を申上げます。

今後ともエステティック業界発展に、全力を注ぎ邁進してまいる所存でございますので、変わらぬご厚情とご支援を賜りたくお願いを申し上げ、皆様のご多幸と事業の発展をご祈念申し上げます。