2017年4月1日号(第1660号)

 

 

HCF 2017 S/S NEW LINE SEMINAR
「ESSENTIEL」
Haute Coiffure Francaise du JAPON

 HCF日本(藤井静児会長)は3月7日、アリミノホールにおいて、「HCF 2017 S/S NEW LINE SEMINAR」を開催した。これは2月12日にパリのカルーセル・ド・ルーブルで発表された内容を日本の会員に披露する初の機会となり、デモンストレーターには創作委員であるソフィー・ボーセ氏を招聘。前日の大阪(ル・トーア東亜美容専門学校)に引き続き、大勢の来場者にデザインの微妙なニュアンスまで伝えた

 今回のテーマは「ESSENTIEL」。直訳すると本質とはなにか?であり、性差の中にあるらしさと内在する対比のエッセンスをデザインに落とし込んだ。スタイルは「ミディアム」「メンズ」「ショート」の順に解説され、その後に「アップ & エクステンション」のクリエーションを披露。約3時間のステージに6名のモデルを仕上げる手捌きにも魅了された

「ソフィー・ボーテ氏」
HCF NEWLINE 創作委員
50人のスタッフと共にパリにて5店舗を経営。今回で3度目の来日となる。
母・妻であり、最前線で活躍する女性スタイリストの鏡のような存在だが、周囲への感謝と常に全力を尽くす姿勢がモットーと語った。

 

 

NHDK『2017 春・夏ニューヘアモード/名古屋ショー』
SPRING-SUMMER NEW HAIR MODE

 美容協同組合日本ヘアデザイン協会(NHDK/横田敏一理事長)中部地区 (澤田秀博地区長)主催の『名古屋ショー』が3月6日、愛知・名古屋の中心街にあるファッションビルナディアパーク・アートピアホールで開催された。

【躍進】という大テーマを掲げ、1月に発表された2017春・夏ニューヘアモード『IO(イオ/伊語「私らしく」)』を、中部地区の創作設定プロジェクト委員を中心に再現。またサロンへの落とし込みも紹介された。

 続いて新しい試みの意欲的な作品提案を、洋装「共鳴−Bob−」とモダン和装「百花繚乱」で披露。さらに中部地区を躍進させる、新加入10数名の会員サロンスタッフ・ユースクラブメンバーが「大輪」をテーマに、つぼみから大輪の花を咲かせるまでをイメージした若さ溢れるステージをつとめ、500名を超える満員の観客を魅了した。

 最後に大林博之創作設定プロジェクト委員長が、自身の世界各地で喝采を浴びた華麗でゴージャスな作品を披露し万雷の拍手のもと、充実の『名古屋ショー』は終了となった。

 

 

dhk東京ヘアモードアカデミー
『2017 DHK FESTIVAL』

 dhk東京ヘアモードアカデミー(能登谷博樹会長)は、3月13日、アリミノホールにおいて、『2017DHKフェスティバル』を開催。今回も「ウイッグ部門」と「モデル部門」の二部の入れ替え制で構成され、全10部門に300名を超る選手が出場し、熱戦を繰り広げられた。

 尚、メインタイトルである「DHK ア−トスタイリング コンペティション」では越川智輝選手が優勝に輝き、賞金30万円が贈呈された。

 

 

NHDK中国地区『勉強会』
桜井靖浩講師によるブライダルヘア

 美協日本ヘアデザイン協会中国地区(地区長 北村加代子)は島根・出雲市の出雲スポーツ振興21健康センターで毎年恒例となった勉強会を開催した。

 技術展示講師では桜井靖浩副理事長・創作設定プロジェクト副委員長を招聘し、ブライダルヘアとブライダル列席者を想定した洗練されたアップスタイルを展開。国内外で昨年だけでも100回を超えるセミナーをこなし、サロン技術だけではなく、サロンスタッフの指導育成にも力を注いでいる、とエピソードも交え熱演。2人のキュートなモデルを使い、ウォーキング、コスチュームチェンジといったヘアショーさながらのセミナーとなった。

 中国地区のサロンオーナーを中心に、関西からの参加もあり200名を超える受講生が集まる盛況振りだった。

 

 

HSA協会
『本部講習修了式』開催、コンテストは阿部円香さんが総合優勝

 HSA協会(石井武夫会長)は3月13日、東京・銀座NBクラブで『本部講習修了式』及び『コンテスト結果発表』を行なった。

 この本部講習は、エデュケーション、クリエーターなどスタジオごとに、この1年講習で培った技術の修了者がコンテスト形式で成果を競い合うもので、当日は協賛しているメーカー・商社も出席して行なわれた。

 冒頭、石井会長は「10代20代は吸収力があり、10やれば10の結果が出せるので、修行時代のがんばりが未来につながる。しかも理美容の仕事は生活文化に密着したすばらしい仕事であるし感謝もされる。今後はさらにスキルアップできるよう努力して欲しい」と激励を交えあいさつした。

 引き続き来賓紹介並びに祝辞が述べられた後、コースごとに表彰が行なわれた。

受賞者は次のとおり。
<総合優勝>阿部円香
【プライマリーコース】優勝:谷内麻衣、準優勝:内山雅人
【セコンダリコース】優勝:滝島楓、準優勝:田中雅人
【エンドレスコース】優勝:阿部円香、準優勝:南雲香澄
【クリエータースタジオ・フォトコンテスト】優勝:生田目大義

 

 

『JBG 2016-17』—GEEK—ダサさとカッコイイのボーダレス
五十嵐昌宏さんが貫禄の二連覇を達成!

 原宿を中心に都内に7店舗を展開し、メンズオンリーサロンのパイオニアであるJUNES(BOWE代表)は3月7日、原宿アストロホールにおいて、オープンな社内コンテスト「JBG 2016-17」を開催した。今回のテーマは「 GEEK」=「オタク」に設定され、そこから連想するデザインを予選を突破した8人のスタイリストが提案した。

 勝敗はヘア・トータルコーディネート・モデル ウォーキング・プレゼンテーションの合計によって争われ、審査は業界内外の著名人が務めた。そして、最高点を獲得した五十嵐昌宏さんが前回に引き続き、見事に異なるテーマでの二連覇を達成。また、来場者からの投票によるギャラリー特別賞に輝いた古庄真也さんが準グランプリとなった。

 情報が氾濫し、無秩序になる中、過剰なこだわり(欲求)を貫くことが強烈な個性(毒)になる。ネガティブに捉えられがちな「オタク」のイメージをファッションの要素として取り入れたデザインはスタイリスト自身の経験や置かれた環境も影響し、キャッチするワードやポイントの違いが作る8つの「GEEK」は多様性に富み、非常にユニークだった。

結果は以下のとおり。

グランプリ: エントリーNo.8 五十嵐昌宏

準グランプリ / ギャラリー特別賞: エントリーNo.7 古庄真也

 

 

坪内美容院『2017 TSUBOUCHI杯』
2種目新設、グループ競技も

 今年創業90周年を迎えた、株式会社坪内美容院(坪内能莉子代表)は3月12日、同社本社にて『2017 TSUBOUCHI杯』社内コンテストを開催した。

 社内コンテストとはいえOPKビューティシャンフェアはじめ、全国レベルに通じるクオリティの高い技術コンテスト。今回はヘア、メイク、着付けをブライダルサロンでの本番さながらにチェンジする“クイック競技”と、マネージャー・スタッフが一組になりワインディングを行なう2種目のグループ競技が新設され、同社のチームワークの高さをみせていた。

 成績発表に先立ち坪内社長は「今年2月に坪内美容院が誕生して90年を迎えた。皆さんが坪内にいてくれることを感謝する。皆さんが良い社会人・良い美容師であるとともに、人の心を明るくする仕事に専念し、そして今後は高齢者が明るく元気に輝くようにしていかなければならない。美容の仕事に誇りをもって邁進していただきたい。入賞者、また入賞しなかった選手も今日の日を大事にしてほしい」とあいさつした。

 続いて審査にあたった地倶清嗣OPK副理事長は「コンテスト、あるいは自分の表現は、完成度を高める」と社員たちに述べた。

各種目上位入賞者は次のとおり。

カット&カラー(ウイッグ)】
優勝:森 美華(ラ・ベーラ守口)
第2位:梶谷いずみ(メゾンドゥコンテス心斎橋)
第3位:山田聖月(メゾンドゥコンテス梅田)

【パーティヘア】
優勝:中西美佑(アルカンシエルluxe mariage大阪)
第2位:蓬莱友理恵(リーガロイヤルホテル)
第3位:松村麻美(ホテルモントレ京都)
第4位:秋吉夕海沙(ピュア坪内)

【留袖着付】
優勝:藤原晴奈(KKRホテル)
2位:安藤智美(アルカンシエルベリテ大阪)

【グループ ワインディング】
優勝:メゾンドゥコンテス梅田
2位:ラ・ベーラ守口

【グループ クイックチェンジ】
優勝:KKRホテル大阪、スイスホテル南海大阪
2位:ザ・リッツ・カールトン大阪

 

 

ルベル/タカラベルモント『東京セールスフォーラム2017』
2017年度活動テーマは「UNIQUE EDGE」“独創性”

 ルベル/タカラベルモント(株)(吉川秀隆会長兼社長)は3月14日、東京・千代田区のホテル ニューオータニで『ルベル東京セールスフォーラム2017』を開催した。

 最初に2016年度総括及び2017年度活動方針を、吉川朋秀常務取締役ルベル事業部長が発表した。それによると、2016年度の決算(3月末)で売上見込は前年度比101.7%の120億円。海外事業をあわせると126億円を見込んでおり、カテゴリー別伸長率としては「パーマ」93%、「カラー」101%、「ヘアケア」102%、「スタイリング」107%、「メンズ」121%となっている。

 また2016年度の活動を推進し、成功したサロンの共通項3点(①強みを活かす、②リーダーシップ発揮、③独自の工夫)をあげた。

 市場の背景が「モノ」から「コト」・「価値」へと変わりつつあるとして、2017年度 ルベル活動方針は『UNIQUE EDGE』“独創性”を推進する。それぞれのサロンの目指す方向性や独自の強みを明確にとらえて独自の価値を創造し、時代を勝ち抜く提案を行なうことで、コンセプト展開のサポートをする、としており、強固なブランディング戦術で差別化を図れるかどうかが成功のカギになるとみている。

 次いで2017年度施策について、同事業部マーケティング部の吉田朋広氏が説明。サロンの独自性を育てていく「コンセプト展開」取り組みをサポートするそうで、プレミアム・ナチュラル志向、コスパ・リラクゼーション重視、専門メニュー特化、ホームケア注力などで差別化を図った「デザイン」「ケア」「メンズ」コンセプトメニューを提案していく。

 なお、詳細は以下のとおり。デザインコンセプト:顧客が望む少しの変化やデザインチェンジをプロとして提案し、顧客ニーズを満たす。ケアコンセプト:信頼できるエピデンスとエイジングによる変化への対応で、大人女性のケアニーズを満たす。メンズビューティコンセプト:男性の美の価値観に応えるメニュー提案など。

 また4月に発売予定の、ルフォールCSJミストとルフォール ナノ アイロンを使用した新カールメニュー「ココカール」“ふんわりストレート&カール”のデモンストレーションも行なわれた。

 

 

ガモウ『OLIOSETA新製品発表会』
「ライフアンドピュア」シリーズからシャンプーとマスク

 3月14日、イタリアのヘアケアブランド・OLIOSETA(オリオセタ)の新製品発表会を、取扱代理店であるガモウ(美濃部徹社長)の東京営業本部青山スタジオで開催した。

 新製品は、気分に合わせて香りを楽しむための『シャンプー&ヘアマスク』(フレグランスヘアトリートメントオイル「ライフアンドピュア」シリーズ)で、5月21日に発売を予定している。

 この他、既存のオリオセタヘアケア製品もフルラインでパッケージをリニューアルしており、新発売のスワロフスキーとコラボした『ラブクロムコーム』とともにお披露目した。

 この発表会にあわせてイタリアから同ブランド創設者でバレックス・イタリアーナ社社長のカルロ・バイエイジ氏が来日し、同社の歩みとコンセプト、物作りについて述べた。

 また、2013年にOLIOSETAが日本上陸して以来愛用しているというファッションモデルの大桑マイミさんスペシャルトークショーも行なわれた。

 

 

千葉県理容組合・次世代研究グループ
ヘアデザインを学ぶ

 千葉県理容組合(増田稔理事長)次世代研究グループ(仲川伸雄幹事長)は3月13日、県理容会館で日本デザイン画協会理事の坂田伸二氏を講師に迎え『ヘアデザイン画』の勉強会を開催した。

 この企画はデザイン画の技法を学び、ヘアスタイルやメイク等の表現力を磨くと共に、POPのイラスト等にも役立てる目的で、今回はその5回目となる。

 坂田講師はまず受講生は経験別に、初級者は鉛筆を用いた基本の技法を指導し、顔のパーツごとの描き方を実習。そして経験者に対しては色の表現法を身につけさせるため、パステル(粉末状の顔料を固めた画材)を用い、その特性を活かしたボカシやグラデーションの付け方等を指導し、動的と静的の対比する表現を各自の発想で描かせた。

 後半は初級者にはヘアデザインの基本を、経験者には雑誌等の写真からインスピレーションする独創的作品造りを指導し、いずれも受講者に対して、各々自由に描かせた後、講師みずから解説しつつ、受講者の作品に手を加えた。

 論理的かつ感覚的に描き方を習得できて次回につながるステップとなり、最後に坂田講師は「技術は、失敗を恐れず沢山描くことで習熟でき、日常的に雑誌や広告のグラビア等を良く観察することで、美的センスを磨ける」と結んだ。

 

 

日本理容芸術大学『開講式』
技術向上を目指して

 日本理容芸術大学(丸尾正会長)は3月14日、大阪・島根ビルで『開講式』を行なった。

 丸尾会長は「町工場では日本の技術を世界に広めようとしている。理容業界の中にも、それを目指している人がいる。受講者はこれから国家試験を受験するほか、さまざまな大会に出場して、ここで学んだ技術を集大成として出し切れるように、ひとつずつ練習して技術を向上させてほしい」とエールを送り、「当会ではレクリエーションも行なう。講師は仕事や講習に対して一生懸命だが、それ以外のことも幅広く指導してくれる。これからの6カ月間にレクリエーションの機会もあるので楽しんでほしい」とあいさつした。

 その後、来賓からも祝辞が寄せられた式は終了。その後は早速講習が開始され、各講習生が課題としている技術や理論を、講師がマンツーマンで細やかに指導した。

 

 

大阪理容用品商組合『2017おおさかビューティフェスタ』
展示会テーマ“次世代型サロン経営”

 大阪理容用品商組合(植松暉彦理事長)は3月20日、京セラドーム大阪・スカイホールで同組合初主催となる展示会『2017おおさかビューティフェスタ』(田村博保実行委員長)を開催した。

 真新しい何かを感じ、サロン経営に役立ててもらいたいと、“次世代型サロン経営”をテーマにサムシングニューをメーカー・商社と一体となり、それぞれのブースでプレゼンテーションした。

 開催にあたり田村実行委員長は「理事長から展示会の提案があり、商社・メーカーの協力もあって開催することができた」と、植松理事長は「商品をサロンへ知らせる術はわれわれしかいないが、なかなか行き届かない面もある。各メーカーから新製品を出しているが、実際に手にして目にして体感することが難しい。この展示会を開催することで、もっとサロンで役立つ商品を知っていただき、サロンの活性、業界活性につなげ、より以上に元気になればと思う」とコメントしている。

 当日は商品展示・体感コーナーに加えて、タカラベルモント社提供による『明日から使えるMen’s客単価Up! メニュー』、日理社提供による『ネオクラシック・カット&トークセミナー』、リビック社提供では女性理容師6名がパネラーとして登壇し、繁盛店になるまでの取り組みを語る『商売繁盛! 女性お顔そりで稼ぐ秘訣を公開』のサロン繁栄に繋がるセミナーや、鋏・バリカンの研ぎコーナー、お楽しみ抽選コーナーも併設され、会場はサロン経営のテーマパークの如く終日盛況をみせていた。

 

 

国際文化学園『2017 卒業記念発表会』

 国際文化理容美容専門学校(平野 徹理事長/荘司礼子渋谷校・国分寺校校長)は3月7日、メルパルクホール東京において、124期生の晴れ舞台となる『国際文化学園 2017 卒業記念発表会』を開催した。

 開演に先立ち、荘司礼子校長は「初めての夏までは新しい環境に慣れることで精一杯だった生徒たちも今、立派に成長しました。良くない部分を素直に認められる性格はいずれ社会の役に立つでしょう。国家試験は通過点ですが、あらゆる学びが今日の発表に繋がっています。支えてくれた人への感謝の気持ちを大切に社会へと巣立ってください」と激励し、5つのステージの幕が開いた。

 スタイリングステージ「GLANZ」・渋谷校ヘアショー「Lien」・国分寺校ヘアショー「VIOLENT」・ブライダルステージ「Misce」・パフォーマンス(特殊メイク)ステージ「くるみ割り人形」は、それぞれ時代感を反映したデザインの中に2年間に習得したこれからの自分の礎となる技術を存分に発揮されていた。スタイリング・メイク・デッザン・着付けの所作にはあどけないながらも既にプロフェッショナルとしての風格も垣間見せ、保護者を始めとした満員の観客を驚かせた。

 カーテンコールでは裏方も含め、ステージに関わったすべてのスタッフ・キャストが集結し、笑顔と涙が煌めく感動のフィナーレとなった。

 

 

学校法人国際文化学園
国際文化理容美容専門学校渋谷校・国分寺校
『平成29年春季卒業式』

 国際文化学園(平野徹理事長)国際文化理容美容専門学校渋谷校・国分寺校(荘司礼子校長)は3月10日、東京・渋谷区のセルリアンタワー東急ホテルで、多くの来賓を迎え『平成29年春季卒業式』を挙行した。

 冒頭の卒業証書授与では、両校の卒業生約千名の名前を担任が一人ひとり読み上げ、最後に渋谷校の渡部朱里さん、国分寺校の小湊将士さんに総代として荘司校長から卒業証書が授与された。その後、技術・学業・人格面で優秀な学生に送られる各賞の賞状授与が行なわれた。まず筆頭では木島菜々子さん(渋谷校)、向笠賢一さん(国分寺校)が最優等賞を受賞。と同時に武市猛雄賞も受賞し、賞状とともに金一封が送られた。それ以外では優等賞で21名、努力賞で39名、技術優秀賞で13名が受賞した。

 荘司校長はその学校長訓辞での中で「これからがいよいよ始まり。覚悟をもってスタートしてほしい。一つひとつ感謝しながら進んでいくことが大切で、またこの学園で二年間学んだことが今後、すべての基本になる。学ぶ姿勢、取り組む姿勢。そのすべてをあなた方はこの二年間で会得してきた。つねに謙虚な心で、前向きに進んでほしい」と述べた。続いて平野理事長は「この学校を卒業したこと自体、大変なこと。だからこそ、自身で思っている以上の結果を出すことができる。安心して卒業していってほしい」と訓辞をした。その後、来賓を代表して、ガモウ・蒲生茂会長、クランツ・清水悌取締役、AXIS・佐藤律代表、トニーズコレクション・トニータナカ代表、THEBARBER・ヒロ・マツダ代表など6名が祝辞を述べた。

 在校生代表からの「贈ることば」では御園生花恵さんが、不安で一杯だった入学後まもない時期に先輩からやさしく接してもらったときの思い出を述べ、それを受けて卒業生代表による「感謝のことば」を向笠賢一さんが、試行錯誤で悩んでいるときに、先生や2年生の先輩、そしてクラスの仲間が支えてくれた嬉しさを読み上げ、会場は感動的な雰囲気に包み込まれた。次に花束贈呈が行なわれ、最後に閉式の辞で幕を閉じた。

 

 

国際理容美容専門学校『匠すと vol.12』
学科・学年を問わず技術を競う

 学校法人国際共立学園国際理容美容専門学校(和田美義理事長・校長)は3月7日、校内コンテスト『匠すと vol.12』を東京・荒川区のサンパール荒川で開催した。

 このコンテストは在校生全員が決められたテーマで技を競い合うもの。学科、学年を問わず高等科や1年生にもグランプリ受賞のチャンスがある。また、2年生は卒業制作ともなる学生生活集大成を発表する場でもある。

 本年度のテーマは “Charm of JAPAN〜日本の魅力〜”。このテーマに合わせて11部門・12種目で技術を競い合った。この結果、今回のグランプリは高等科2年生の金子明日香選手・野﨑彩香選手が受賞した。

 審査員からは「昨年より、よい作品に仕上がっているものが多い。来年はさらによい作品を期待している」との声が多く聞かれた。

 表彰式で和田理事長・校長は「すばらしい作品が多く、学校生活で頑張ってきたことを強く感じた。育てた教師・講師陣との深い絆があって、よい作品ができたのではないか」と述べた。

入賞者は以下のとおり。

【匠すと杯・トータルコーディネイト】

グランドチャンピオン・荒川区長賞
金子明日香・野﨑彩香(高2)

Lady優勝:宇田川実穗・蜂須彩菜(美1)
men優勝:石郷岡レイナ・岩井央妃(高2)
KBF賞:川村桂也・古谷夏美(理2)

ロッドワインディング】
優勝:富永悠斗(美2)
準優勝:宋 兪錫(高3)
3位:木川千聖(美2)
理美容教育出版賞:新井咲野(高2)

【メイクアップ(アーティスティックメイク)】
優勝:山田留奈(理1)
準優勝:竹村熱美(BA)
3位:町田輝哉(美1)
Snip Style賞:宮川栞里(美1)

【ネイルケア】
優勝:遠藤望央(ビ美1)
準優勝:飯泉支央里(美2)
3位:鈴木里奈(美2)
敢闘賞:伊藤彩香(理2)

【アップスタイル】
優勝:内田 光(高2)
準優勝:伊藤未々(高2)
3位:秋腰麻帆(美1)
百日草賞:工藤杏実(高2)

【ネイル・アート(フラットアート)】
優勝:丹崎菜々花(理1)
準優勝:嶌村華澄(理2)
3位:富田喜与美(理2)
専門学校新聞社賞:伊藤未々(高2)

【テクニカルスタイル(カット&カラー)】
優勝:間仁田 淳(理2)
準優勝:山田拓馬(理2)
3位:牧野圭那(理1)
新美容出版賞:増渕愛海(理1)

【ジオメトリック(カット&ブロー)】
優勝:富田喜与美(理2)
準優勝:岸田梓武生(美2)
3位:杉田梨穂(理2)
新美容出版賞:鈴木好海(理1)

【ヘア・デッサン】
優勝:石井 遥(理2)
準優勝:山田留奈(理1)
3位:大庭奈美(高1)
女性モード社賞:山崎美咲(理2)

【フォト】
優勝:吉野朱花(高1)
準優勝:馬場まりえ(理2)
3位:小柳 駿(美1)
女性モード社賞:小山功陽(理2)

【特別部門−ジェルネイル】
優勝:徳山沙耶香(理2)
準優勝:山田晴菜(理1)
3位:浅見衣里加(理2)
近代美粧社賞:川瀬莉穂(美2)

【特別部門−フェイシャルトリートメント】
優勝:玉岡沙貴(ビ美2)
準優勝:福島百香(ビ美2)
3位:平間莉子(ビ美1)
敢闘賞:川井友香里(ビ美2)

 

 

国際理容美容専門学校『平成28年度卒業式』
豊かな人間性を育んで

 国際共立学園・国際理容美容専門学校(和田美義理事長・校長)は、3月14日、東京・荒川区のサンパール荒川で『平成28年度卒業式』を行なった。

 開式の辞、国歌斉唱・校歌斉唱、学事報告の後、卒業生一人ひとりの名前が担任教員より読み上げられ、和田理事長・校長よりそれぞれ各科の代表者に卒業証書が授与された。この後、各賞の授与に移り、優秀賞8名、技術賞13名、精励賞2名、皆勤賞43名、東京都知事賞1名、勉学等奨励荒川区長賞4名に賞状と記念品が、また自由が丘産能短期大学学位記授与9名、そのうち1名が通信教育賞を受賞したことが発表され、それぞれに賞状が授与された。

 続いて和田理事長・校長は、「本校での二年間はあっという間だったと感じている卒業生もいると思う。しかしそこで得た知識や技術、そのノウハウは単なるツールにすぎない。それらを活用し、お客さまを幸せにし、笑顔にすることこそが諸君にとっての目標。本校はそのために必要な豊かな人間性も同時に育んできたつもりです。ぜひ自分の力を最大限発揮し、自分の夢と人生を切り開いていってください」と式辞が述べられた。

 この後、公務欠席した西川太一郎荒川区長の代理を初めとして、8名の来賓が卒業生に向けてそれぞれ祝辞を述べて卒業生を激励。続いて同校育友会より卒業生に、卒業生より学校にそれぞれ記念品贈呈の儀式が行なわれた。

 そして最後に在校生代表送辞・卒業生代表答辞に続き「仰げば尊し」唱歌で閉式となった。

 

 

山野美容芸術短大『第24回学位記授与・卒業式』
オンリーワンの技術者に

 山野学苑山野美容芸術短期大学(山野愛子ジェーン理事長・学長)は3月10日、東京・八王子市の同校・山野愛子メモリアルホールで『第24回学位記授与・卒業式』を執り行なった。

 山野学長から、美容総合学科179名に卒業証書・学位記が、専攻科芸術専攻2名と日本語科別科21名に修了証書が手渡された。

 山野正義総長は「初代・山野愛子が多くの人に愛されて“あなただけが私の頭や身体に触れていい”という許しを得て生涯過ごしたように、皆さんにも“あなただけにお願いしたい”といわれる『オンリーワン』の美容師・エステティシャンになってもらいたい。皆さんのタンスの引き出しの中にはこの学校で学んだたくさんの知識、技術、人を喜ばせる心が入っている。引き出しがあればあるほど、皆さんの人生は奥深く幅広い人生が送れる。引き出しの中身を駆使して、すばらしい職業人になってほしい」とあいさつした。

 続けて山野学長は「SMAILを忘れずに。SMAILは、自分もまわりもハッピーにする」と式辞を述べた。

 

 なお理事長賞は横山香さん(美容デザイン専攻)、尾畑天恵さん(国際美容コミュニケーション専攻)、本田夏華さん(エステティック専攻)に、学長賞は樋口友香さん(美容デザイン専攻)、細井ひなのさん(国際美容コミュニケーション専攻)、鈴木みのりさん(エステティック専攻)に授与された。

 

 

日本美容専門学校『平成29年春季卒業式』
美の実践者として楽しい美容人生を

 学校法人日美学園日本美容専門学校(網蔵卓爾理事長、阿部博人校長)は3月14日、東京・西新宿のハイアットリージェンシー東京で『平成29年春季卒業式』を挙行。卒業証書授与・表彰状授与が行なわれ457名が卒業した。

 阿部校長は「社会には、変わるべきものと変わってはいけないものがある。日美にとって変わらないものは “建学の精神”であり、卒業生にとっては“美容を志した初心”である。変えていいものとは社会の変化、あるいは社会の変化に先んじて美容の技術や知識をどんどん進化させていくこと。美の実践者として生きていくうえで美容を志した初心と基本を忘れずに、新たに創意工夫をしてほしい。日々の仕事で、思うようにいかないことも少なくない。その場合はともに学んだ友や教職員に相談して行動してほしい」と告辞した。

 網蔵糸乃副理事長は「好きな美容を仕事として何かを成し遂げようとしていれば、それは燃え立つ力となり、いつかその時代の文化の一端を担うことができ、“美容を通じて近代の叡智を築く”という建学の精神にもつながっていく。美の実践者としての誇りとともに楽しい美容人生をおくってほしい」と祝辞を述べた。

 

 

ル・トーア東亜美容専門学校
『LeTOA Collection 2017 卒業制作発表会』
すべて手作りの渾身ステージ

 ル・トーア東亜美容専門学校(藤井静児理事長、藤井妙子校長)は3月12日、大阪・大阪ビジネスパーク円形ホールで『LeTOA Collection 2017 卒業制作発表会』を開催した。

 オープニングで卒業生の2年間の歩みが放映された後、はなむけのステージとして1年生49名が10minutes windingにチャレンジし全員が10分以内で巻き終えた。

 藤井理事長は「今年のテーマは、『波(nouvelle vague)来たるべきもの』と設定させていただいた。来たるべくものに対する、彼らはどんな提案をするか。2年生5チームの提案をゆっくりご覧頂きたい」とあいさつすると、2年生によるステージが開始された。

 Competitionステージは、同日午前中に12組が出場した予選会で勝ち残った◎optical、◎age、◎Rosee、◎allion、◎Beatriceの5チームによるFinaleステージで、各テーマにもとづいたパフォーマンスを華麗に繰り広げた。ステージの構成、ヘア&メイク、演出、衣装、構成、音楽すべてを学生たちが作り上げた渾身のステージとなった。

 Still-work Competitionは、学内で第1次撮影に臨んだ16名の中から厳正な選考で選ばれた7名が最終審査に進み、また学生ステージ終了後にはLe SALONの先生による Le TOA STAGEが行なわれ来場者を魅了した。

 なお翌13日には、大阪・いずみホールで卒業式が執り行なわれ、2年生たちは社会へと羽ばたいていった。

審査の結果は以下のとおり。

スチール部門】グランプリ:實近みか(スタイルテーマ:force)
【ステージ部門】グランプリ:Beatrice(テーマ/strong、ディレクター/山本みづき)

 

 

中央理美容専門学校
28名の卒業式を挙行

 中央理美容専門学校(河合靖臣校長)は3月9日、講堂において、理容専門課程62期生・美容専門課程7期生の計28名の『卒業式』を挙行した。

 保護者を始め、多くの来賓が見守る中、卒業生は後輩から贈られた手作りのコサージュを胸に入場。大きな拍手に包まれながら、晴れの舞台に臨んだ。

 河合靖臣校長は「皆さんは理美容師のプロとしてスタートを切るが、私から4つのお願いがあります。健康の管理(働くための体力作り)。時間の管理(社会人としての約束)。お金の管理(将来への備え)。挑戦する心を持つ(若い間にしかできないコンテストなどに参加する)。これらを忘れず、仕事に励んで下さい」と式辞を述べ、卒業生を激励した。

 続けて大森利夫理事長も「日本の理美容師の技術は世界一であり、その注目の高さはインバウンドの期待にも繋がっている。我々の業のグローバル化において、これからはさらに若い感性が求められる」と祝辞に代えた。

 そして、校歌斉唱や卒業記念DVDの上映中には笑顔の中に涙が溢れる一幕もあり、感動的なフィナーレとなった。

また、優秀な成績を収めた学生には各賞が授与された。

学園理事長賞=生川萌香(美容科)
校長賞=大世良瞬也(理容科)
中央学園賞=石野敦志(理容科)・大和 翔(理容科)・田中春陽(理容科)・髙倉与茂(美容科)
優等賞=石原 心(理容科)・生川萌香(美容科)
優秀賞=赤沼遥奈(理容科)・久我美咲(美容科)
最優秀論文賞=西川慎之介(理容科)
2年間皆勤賞=大世良瞬也(理容科)・中山拓巳(理容科)・生川萌香(美容科)
学業成績優秀者=石原 心(理容科)・生川萌香(美容科)
技術優秀者=大世良瞬也(理容科)・久我美咲(美容科)

 

 

NRB日本理容美容専門学校『平成29年度卒業証書授与式』
何事にも挑戦を

 NRB日本理容美容専門学校(岡山伸子校長)は3月13日、シェラトン都ホテル大阪で『平成29年度卒業証書授与式』を執り行なった。

 岡山校長から卒業生一人ひとりに卒業証書が手渡された後、各種表彰へと移り、大阪府知事賞が早瀬遥さんに、大専各賞が桂実由葵さん、理美容教育センター表彰は、学業優秀賞が中西一真さん、技術優秀賞が大林香菜さんにそれぞれ授与された。

 来賓を代表して、上澤行成大阪府健康医療部環境衛生課課長補佐、山本勉後援会代表、深江哲郎同窓会代表より祝辞がおくられた後、岡山校長は「本校で学んだ知識や技能は職業人になるための一歩にすぎない。しかしこの一歩は皆さんの生き方を決める大切な一歩であるため、自分の目標に向かって迷わず進んでほしい。目先の結果ばかりに一喜一憂せず、目標を定め何事にも挑戦してほしい。失敗や挫折は成長の糧になり、自分自身の強い力になる。近い将来、皆さんが活躍しているという声が聞こえてくることを祈念する」と式辞を述べた。

 続いて在校生を代表して樫本佳奈さんが送辞を、これを受け卒業生代表の辻井朝香が答辞を読んだ。学生の2年間の思い出を映像で振り返り、学生生活を終えた卒業生たちの門出を祝った。

 

 

京都理容美容専修学校『KYORI FESTA101th 卒業制作発表会』
新校舎・桂川キャンパスで開催

 京都理容美容専修学校(三田清栄校長)は3月20日、同校新校舎・桂川キャンパスで『KYORI FESTA101th 卒業制作発表会』を開催した。

 FINAL STAGEは卒業を間近に控えた2年間の集大成として、理容科・美容科全5クラスの学生が、これまで学んできた技術力・デザイン力・企画力を思う存分に発揮するパフォーマンスステージ。また同校舎1階2階では学生の作品が展示され、来場者の注目を集めていた。

 発表会冒頭、三田校長は「この2年間ともに頑張ってきた2年生が新校舎で卒業制作発表会に臨めることを楽しみにしてきた。このあと学生が自分たちで考え、そして努力してきたステージを見ていただく。いつもは2回公演だが昨年1300名ご来場頂いたことを考え、今年は3回公演にした」とあいさつした。

 ステージは各クラスの代表がテーマを紹介した後に開始され、1stステージは日々進化する理容技術を太鼓で表現した理容科『響 2017』、続いて美容科1組による『MNNEQUIN〜とある閉店後の物語〜』、2組『Unset≒Dimersion』、3組『Time Dressing is a way of life』、ラストステージは4組の異空間をテーマに異なった要素が混じり合い、ひとつのものを創りあげた『silent symphony』が披露された。

 学生たちが作り上げたステージの演出もさることながら、京理の学生らしく明るく・元気に活力あるパフォーマンスで来場者に感動を与え、最後に学生代表の中島澄子さんのお礼の言葉で終了となった。

【新校舎】
〒601-8212 京都市南区久世上久世町404-2
TEL 075-935-5511 FAX 075-935-5515

 

 

湘南ビューティーカレッジ『第13回卒業式』
苦労と辛抱を人生の糧に

 SBC湘南ビューティーカレッジ(川上静雄理事長・井出隆夫校長)は3月14日、神奈川県・平塚市民センターで『平成29年度第13回卒業式』を行なった。

 開式の辞、国歌並びに校歌斉唱後、卒業証書が卒業生一人ひとりに井出校長より授与された。その後SBC理事長賞・菅生春香さん、同校長賞・勝俣颯人さん、日本理容美容教育センター理事長賞・星川嘉之さん、小林友都さんらに各賞の授与が行なわれた。

 引き続いて川上理事長が「社会人として『素直な心、反省の心、謙虚な心、奉仕の心、感謝の心』の五つの「心構え」をもって臨んで欲しい」とあいさつ。次いで井出校長は「ヘアスタイリストを目指すことになるが、サロンの中にだけではなく、社会人として苦労と辛抱の連続になるはず。しかしそれが何事も身についてくるひとつの証。役立ちで人を喜ばせるとともに、業界をさらに進化させて欲しい」と式辞を述べた。

 来賓祝辞、祝電披露など卒業生へのはなむけの言葉が贈られた後、送辞を在校生代表の金井凌さん、答辞は卒業生を代表して中村実鈴さんが述べて閉式となった。

 

 

たかの友梨美容専門学校『平成27年度生第三期卒業式』
ライフワークとして

 学校法人・たかの友梨学園(髙野友梨理事長)/たかの友梨美容専門学校(中村雅江校長)は3月13日、東京・新宿のホテルサンルートプラザ新宿で『平成27年度生・第三期・卒業式』を挙行。美容師科14名とエステティックセラピスト科22名が新たな門出を祝った。

 中村校長による開会の辞と全員による国歌斉唱に続き、髙野理事長から卒業生一人ひとりに卒業証書および専門士称号が手渡された後、優秀者への表彰状が該当者に授与。まず初めに日本エステティック協会優勝賞に川本麻里さん、根門亜海さんの2名が受賞、続いて日本エステティック業協会優秀賞に三原亜美さん、自由が丘産能短期大学通信教育賞に吉村真吏菜さん、高賀富士子記念美容文化振興基金に永山紗耶華さんら、合計5名が受賞した。

 続いて行なわれた理事長式辞では、髙野理事長が「今回の卒業生は本校の第三期生で、今年も全員が国家試験に合格。3年連続合格率100%を達成した学校は全国的に見てもけっして多くはない。誇りに思える実績をつくってくれた。私自身もライフワークとして生涯、教育に携わっていき、今後はさらに学校設備の充実に取り組んでいく覚悟。卒業生の方々にはその礎をつくった一員として、今後も本校を見守ってもらいたい」とその胸の内を語るとともに、卒業生を激励した。

 次いで来賓祝辞と来賓紹介、祝電披露が行なわれた後、エステティックセラピスト科の清水綾乃さんによる在校生送辞と同科の三原亜美さんの卒業生答辞が交わされ、最後に中村校長による閉会の辞で終了となった。

 

 

DHK協同組合ゼミ
売上げアップを目指して

 DHK協同組合(能登谷博樹組合長)は3月15日、東京・東中野のdhkトレーニングセンターで、今後一年間の『年間スケジュールと活動方針』を発表した。
冒頭、能登谷理事長は理美容業界の現状を話したのち、「毎年売上げを上げていかなければ繁栄はなく、生き残っていくことができない。どのようにすれば協同組合員個々のお店を繁栄させ、売上げアップにつながるかを第一の目標として、前年比アップを続けられるお店作りを目指していこう」と結んだ。

 同組合の中でも店販化粧品売上げが2ヵ月で600万円というサロンがあるそうで、繁盛店のノウハウを学びながら、メーカー・ジャーナル関係者による売上げアップのための講演を行なっていく予定だという。

 

 

美容十二章会『第403回月例会』
アシンメトリーボブ、卒業式まとめ髪を学ぶ

 美容十二章会(川田温子会長)は3月8日、『第403回月例会』を東京・代々木の美容会館6Fで開催した。

 まず武田浩講師が、髪の収まり易さを意識したアシンメトリーのボブを披露。ライトサイドの内側を刈り上げ、ヘビーサイドは刈り上げないスタイルを作り上げた。まず刈り上げる際はコームですくい上げて、上の長さを先に切ってから、中、下と刈り下げていく。そこに被さるサイドの髪は1度で切らず、頭の丸みに合わせて前後の2回に分けて長さを設定し、内巻きに収まり易いようにパネルごとに角度を変化させてカットする。

 またネープとのつながりも、丸みに気を付けてパネルをずらしながら切っていき、「シェープも直線的ではなく丸みをつけましょう」とアドバイス。図に書きながら全体のパネルの取り方、シェープの方向を解説した。競争が激しい業界の中で、しっかりとした技術を身に着けることが大事と語った。

 続く内藤久美子講師は、卒業式のまとめ髪を2点披露した。1点目のブロッキングは両サイド、バックの上下、分けた下のセクションをさらに左右と5ヵ所に分け取る。バックの上はフィッシュボーンを編んで波々の状態にする。片サイドは、縄編みを数本作った後に、この縄編みをさらに三つ編みにして不規則に引き出しまとめる。このとき、わざと引き出す髪の量を不規則にするのがポイント。もう片サイドではフワッと整えた編み込みにするなど、さまざまな技術を披露し「これらを組み合わせてご自身のスタイルを作り上げて下さい」と話した。

 2点目は豪華なシニヨン。芯は下目に上下2つを1つにまとめたら、トップの髪を引出しボリュームを出す。毛先の一部をゴムで止め、クルッと2回転してまとめる。残りの髪も同様にして、簡単でも素適なスタイルを作った。

 

 

横田富佐子総合美容文化会『第237回例会』
メイクアップ、第一印象を学ぶ

 横田富佐子総合美容文化会は3月21日、東京・代々木の美容会館で『第237回例会』を開催した。

 今回の技術講座ではメイクアップを中心に、まずカズ井上講師(㈱顔分析パーソナルメイクアップ研究所代表・日本顔学会会員・メイクアップインストラクター)が、「エアーブラシメイクアップによるモード&アートの表現」をテーマに技術展示。モニターを使用して、カズ井上講師とTEMPTジャパンのコラボレーションで、モデル2人を使ってエアーブラシメイクの基礎テクニックからボディアートまで詳しい解説した。

 エアーブラシメイクは本場アメリカと比べてまだまだ日本のメイクアップ業界での普及は後れているが、クリエイティブなデザイン表現の巾を広げるためばかりではなく、サロンメイクの営業メニューの導入も提案、充実した内容の講習だった。

 次いで横田真佐美講師(横田富佐子総合美容文化会本部講師・ブライダルの装い協会副会長)が、「2017ブライダルメイク」をテーマに登壇。

 1980年代のハデ婚から10年周期で変わっているブライダルの傾向、そして2017年の主流であるシェアド婚についてを解説。さらに5月に行なわれる「第35回横田富佐子杯ブライダルコンテスト」のテーマ「Solenité ソラニテ」(荘厳・厳粛)の、品格あるブライダルメイクを展示。ベースメイクと形と色味のバランスで、基本に立ち戻った品格のあるブライダルメイクが完成すると主張した。

 引き続いての教養講座では「3秒で決まるあなたの見た目! ビジネスによく効く! ファーストイメージ必勝法!」をテーマに、谷澤史子講師(イメージコンサルタント・カラーアナリスト・ビジネスマナーインストラクター)を招聘。

 第一印象が良くなるステップを「色」「形」「動き」に基づいて、受講生をモデルにしたり、実演を交えながら詳細に解説。受講生一同、得るものが多いあっという間の1時間だった。