2017年3月15日号(第1659号)

 

 

インターコワフュール・ジャパン『2016年度定時総会』

 

インターコワフュール・ジャパン(ICDJ/山野純治会長)は2月23日、東京・新宿のハイアットリージェンシー東京で『2016年度定時総会』を開催した。

 山野会長のあいさつに続き議案審議に移り、2016年度事業報告、同収支決算報告・監査報告が行なわれ、いずれの議案も全会一致で可決承認された。

 続いて発表された事業計画案として、本年度最大のイベントであるインターコワフュール・ワールドコングレス2017日本大会(5月15日〜17日、大阪・京都/リーガロイヤルホテル大阪)は、日本ステージの出演者も決定し、「日本の美容業界をあげて魅力をアピールするとともに、世界の会員との交流を深め、世界の美容をキャッチするうえでひとりでも多くの参加者を望む」としている。

 続いて各委員会、本部関係、ギョームファンデーションからそれぞれ計画案が発表された後、収支予算案が上程されいずれも全会一致で可決承認された。

『インターコワフュール・ワールドコングレス2017』

 総会終了後、記者発表の席上で山野会長は「世界の美容文化・美容家が交流するワールドワイドな世界組織インターコワフュールは、4年に1度世界大会として主要国(都市)でその規模を拡げて開催しており、2008年はブラジル(リオデジャネイロ)、2012年はイタリア(ローマ)、そして本来ならば昨年中国(上海)で開催されるはずが中止となり、急遽日本開催となったが、短い準備期間ながら会員相互の努力とサポートメンバーの尽力により、開催の運びとなった。何としても成功させなければならない」とし、ステージメンバーも決定、参加者も7割と進捗状況を交えあいさつした。

出演者は以下のとおり(敬称略)。
<プレステージショー>
着物ステージ/岩見悠紀子、坪内能莉子、山﨑伊久江
カットステージ/有村雅弘、加賀裕章、小松利幸、古里オサム
セットステージ/板谷裕實、計良宏文、七條慶紀、鈴木吉昭
資生堂ステージ/マサ大竹
ホーユーステージ/ダニエル・ギャルビン
ミルボンステージ/新井唯夫
ギョームファンデーション・ステージ/坪内能莉子(NGFJ会長)

<ガラショー>
十二単ステージ/荘司礼子
ジャパンステージ/大林博之、北村賢、古久保幸治

<ジュニアステージ>
中屋信吾、佐藤圭吾、奥村裕子、神藤由莉恵、綿引孝生

 

 

NHDK
2017特別セミナー
『神話に学ぶやまとのこころ』

 美容協同組合日本ヘアデザイン協会(NHDK/横田敏一理事長)学生文教委員会(五十嵐義昭委員長)は3月7日、東京・新宿の(株)フジシン本社ファスタⅡで「2017年NHDK特別セミナー」を開催。今回は『神話に学ぶやまとのこころ』と題し、公益財団法人修養団(SYD)講師である寺岡 賢氏を招いた。

 冒頭、横田理事長は「サロン経営の中で何が必要なのか。その一助になれば」とあいさつを述べると、さっそくセミナーに移った。

 SYDは今年で111年の歴史を持ち、日本の社会教育の源流とも呼ばれている。多くの企業が研修を受けており、その中には理美容業界からも参加しているそうで、寺岡講師は、かつては神話として学校教育で教えられていた日本の国の成り立ちから、古代日本の言語である大和言葉に宿る言霊の意味、そして皇室と国民の関わり、天皇は日本国最高位の神官として日々国のため、国民のために祈りをささげていることなど具体例を挙げて解りやすく熱く語り掛けた。

 そして「みな今日一日を喜んで生きよう、今生きていることを大切にしよう」と100名をこえる聴講生の琴線に触れる感動的なエピソードで、約2時間にわたる講演を締めくくった。

 

 

BA東京
『第4回理事会・支部長会』

 東京都美容生活衛生同業組合(金内光信理事長)は3月1日、東京・代々木の美容会館で『第4回理事会・支部長会』を開催した。

 まず警視庁より振り込め詐欺被害防止アドバイザー活動および、子ども110番の家活動についての説明・協力養成、さらに葬儀全般を請け負うブレイン&パートナーズ社が紹介された。

 続いて出席数が確認され、理事62名中55名の出席で本理事会は成立。さっそく理事会に移ると全14項目の報告事項が述べられた。

 その中で1-2平成28年度収支予算の執行見込みについてでは、収支2億946万1千円の予算額に対し2億532万700円の決算見込額、支出2億870万7833円の予算額に対し2億176万8121円の見込額と報告。

 また1-13関連団体からの報告事項についてでは、総務部から訪問福祉美容講習会はキャンセル待ちが出ているそうで関心の高さが窺えた。さらに教育部からは各種セミナーについて、TBA(東京美容家集団)、東京認定美容師会からそれぞれ今後の月例会について、青年会サクシードからは8月に開かれる全国青年美容師交流会についてが報告された。

 引き続いて付議事項では、第1号議案 第68回通常総代会の開催について、第2号議案 組合創立60周年事業の実施と実行委員会の設置について、第3号議案 ガラ・ド・ラコワフュール運営規則の一部変更の件についての全3議案が報告され、すべて挙手多数で可決された。

 

 

ルベル/タカラベルモント
『I.D.2017ファイナルステージ』開催

 ルベル/タカラベルモント(吉川朋秀事業部長)は2月21日、東京・千代田区の東京国際フォーラムで『I.D.2017ファイナルステージ』を開催した。

 1980年からスタートし、理美容師の技術と創造性を追求するドリームとして行なわれていた同イベントが2017年、I.D.として生まれ変わり、創造性への刺激をテーマにデザイン力・技術力のさらなる向上を提供。ステップアップのための部門を新設し、業界のみならずファッションを含めたトータルなデザイン力を審査に加え、特別審査員としては世界で活躍しているファッションデザイナー廣川玉枝(SOMA DESIGN)、山縣良和(writtenafterwards)の両氏を迎えている。

 今回は昨年9月から11月まで行なわれたエリアステージ(国内9、海外2)を勝ち抜いたファイナリスト123名が集結し、ワインディング、ウィービング、メンズデザイン、(レディス)デザインアワードのグランプリを目指して熱戦を繰り広げた。入場者は1,000名。

上位入賞者は次のとおり。( )はサロン名。

 

【デザインアワード】
GOLD PRIZE:藤本真理(laji)
SILVER PRIZE:渡邊なつき(UMiTOS)
BRONZE PRIZE:椿倉章吾(TLACE.)
SPECIAL PRIZE:椿倉章吾(TLACE.)、小林圭介(arteHAIR)
INPRESSIVE PRIZE:岩田和博(bianca)、小野聡子(Hurrah and things)、川上世梨奈(pikAicHi)、茂野遊歩(roraima)、楠岡隆二(pikAicHi)
【メンズ・デザインアワード】
GOLD PRIZE:足立祐介(CREAR of hair)
SILVER PRIZE:多久間喬介(J’s)
BRONZE PRIZE:梅沢信乃介(feel)
SPECIAL PRIZE:友野祥(SNIPS LOHAS)、澤入春樹(feel)

 


【ウイービングアワード】
GOLD PRIZE:川口りえ(ホワイトハウス芦屋店)
SILVER PRIZE:白倉友紀(hurakoko)
BRONZE PRIZE:阿部明果(hurakoko)

【ワインディングアワード】
GOLD PRIZE:天満桃佳(KENJI FACE。大船)
SILVER PRIZE:中至紋(SuR DEUX)
BRONZE PRIZE:三原千波(グルーミングサロンSKY亀戸)

AWESOME PRIZE:宇津木智輝(Be fine Coo AVEDA)、田上雅子(ELLY LONDON)、岡野亘希(PEEK-A-BOO NEWoMan新宿店)

 

 

タカラベルモント
設計力・デザイン力・提案力の向上を目指したサロンデザインコンペ
『TBCA(Takara Business Creation Awards)2017』開催

 タカラベルモント(株)(吉川秀隆会長兼社長)をはじめとするタカラベルモントグループは3月2日、大阪・大阪市のTB-SQUAREで『TBCA(Takara Business Creation Awards) 2017』(ティービーシーエー/タカラ ビジネス クリエーション アワーズ 2017)を開催した。

 同コンペは設計力・デザイン力・提案力の向上を目的に、前年1月〜12月の間に全国のタカラスペースデザイン(株)のデザイナーが設計した理容・美容サロン、デンタル・メディカルクリニックの中から、とくに優れたものを選出する審査会となる。

 タカラスペースデザインの所属デザイナー約100名によって手がけられた、年間1000件以上のサロン・クリニックの中から、理美容部門では124作品に関して一次審査を実施し、選出された作品16点がエントリー。また今回は新たな試みとして、デザイナーによるプレゼンテーションが行なわれ、サロンデザインのコンセプトや設計のポイントなどが発表された。

 なお当日は特別審査員として小幡 剛也氏(株式会社竹中工務店)、松井 亮氏(株式会社松井亮建築都市設計事務所)、 塩田 健一氏(株式会社商店建築社)が招かれた。

 その結果、サロンデザイン金賞には「網中理容室」(千葉県旭市)選出された。レトロな倉庫が点在するのどかなエリアに建つ一席の理容室。新築の新規開業サロンで、バーバーサロンでありながら、オーナーの趣味であるボルダリングを楽しめるよう、壁の一面はボルダリングボードとして、仕事と趣味を両方楽しめる空間として設計されている。敢えて生活感は排除し、シンプルでシンボリックなデザインにすることで、小屋の風情を演出。街にインパクトを与える外装や、サロン以外の使用目的を持たせることにより、個性的で人の温かみが感じられる作品となっている点が高く評価された。

 銀賞には4作品が選出され、特別審査員からは「理美容サロンが、街と人との繋がりを豊かにする存在となっている」「受賞作品以外にもすばらしい作品がたくさんあった」「クリエイティブな発想で多種多様なニーズ応えていて、非常に刺激的で面白い作品がたくさんあった」などのコメントがあった。

 また理美容業界ジャーナルや照明・建材メーカーなどによる各賞審査*2も同時開催。各社独自の視点で審査され、理美容教育出版賞には、北海道札幌市の『BARBER13』(デザイナー:高辻憲)が選出された。

 

 

日本美容専門学校『NICHIBI Graduation Stage 2017』
2年間の集大成に感嘆の声

 日本美容専門学校(網倉卓爾理事長、阿部博人校長)は3月9・10日の2日間、NICHIBI Graduation Stage 2017『real×avantgarde』を東京・渋谷区の全労済ホール スペース・ゼロで開催した。

 今年のテーマは『real×avantgarde』。1st stageは音楽美学特別授業『琴超絶・榎戸二幸』。琴奏者の榎戸さんとフルート奏者のyumiさんのジョイントという珍しい組み合わせで、美しい音色で観客を魅了した。

 2ndstageは『専門科18期卒業へア・ショー』が授業の一環として行なわれ、2年生にとっては最後の授業となった。ヘアメイク、コスチュームのみならず、構成、演出、音響、照明、映像など、すべてを学生の手で作り上げ、9日は昼間部H・I・Jクラス「UGCS」、昼間部A・B・Cクラス「HOW TO USE?」が、10日は昼間部D・E・F・Gクラス「N」、夜間部A・B・Cクラス「タロウ」が披露された。どのチームも高い構成力で見応えのあるステージを作り上げ、観客からは感嘆の声があがっていた。

 また1st stageと2nd stageの間には、“教えるだけでなくヘアデザイナーでありたい”との気持ちから、教職員による『2017 NEW HAIR MODE』作品を映像で披露された。

 

 

山野美容専門学校
『専門課程67期卒業式』

 山野美容専門学校(山野愛子ジェーン理事長・校長)は3月10日、東京・代々木の同校ホールで『専門課程67期卒業式』を挙行した。

 学事報告では486名が卒業、そのうち152名が皆勤したと発表。クラスごとに担任が卒業生一人ひとりの名を読み上げ、山野校長が各クラス代表に卒業証書を手渡した。

 山野正義総長は出身校の学習院で卒業式に元学習院の安倍能成院長から聞き、今も心に残っているという言葉、「きょうの辛抱、明日の幸福、努力、努力、また努力」を卒業生にはなむけとして贈った。

 山野理事長・校長は「今日から新しいスタートとして頑張ってほしい。スマイル(SMILE)を忘れずに、良い決断を(S)、先にあいさつ(M)、愛される社会人・美容師に(I)、心を込めて勉強しながら仕事を(L)、仕事先でエンジョイを(E)を心がけてほしい。今日は“いってらっしゃい”の気持ちで送り出したい。また会える日を楽しみにしている」と訓辞した。

 理事長賞(技術・学科ともに成績優秀者)は、中島夏恋さん、渡邉希さん、上原那奈さんが受賞した。

 

 

高津理容美容専門学校『卒業式』
学んだ技術知識に肉付けを

 高津理容美容専門学校(古武一成理事長)は3月8日、クレオ大阪中央ホールで『卒業式』を執り行なった。

 理容科・美容科総代の堀本菜奈さん、国際エステ・セラピスト専門学科総代の仲村円花さん、国際エステティック学科総代の高田麻衣さんに卒業証書が授与され、続けて大阪府知事賞など各種表彰、来賓の祝辞へと続いた。

 古武理事長は、「卒業生の皆さん、本学で学んだことは一切、社会では役に立ちません」とのジョークで会場は爆笑の渦に。卒業式の雰囲気で緊張していた卒業生の緊張感を一気にときほぐした。続けて「これまで教えてきたのは、社会で役立つための骨格だけといえなくもない。骨となる技術・資格・知識などに肉をつけ、皮を着せてはじめて社会に役立つ売り物になる。本校で実践したことは、確実に身につき、仕事の肉になっていく。仕事は、骨、肉、皮が揃って美味しく美しいものになる。仕事ぶりをきれいにする言葉があるので、皆さん一緒にやりましょう」と“ニコニコ。テキパキ”を唱和し一体感を作り出した。

 在校生送辞、卒業生答辞と続き、仰げば尊しを斉唱して終了した。

 

 

グラムール美容専門学校『平成29年 第70回卒業式』
志をもって人生設計を

 グラムール美容専門学校(菊池笑子校長)は3月7日、ホテルニューオータニ大阪で『平成29年 第70回卒業式』を挙行した。

 326名の卒業生を代表して橘ねねさんに卒業証書が授与された後、菊池校長は「私の目標は社会に出て役立つ美容師を育てること。そしてひとりも欠けることなく全員、技術のできる人にしたい。卒業生はこれからの人生を自分の手で作れる。そのためには志を持つこと。シゴトには、志事・司事・私事がある。まず志をもってほしい。人を幸せにしたい、もっと大きなことをしたい、海外で活躍したいなど、志があればかならず達成できる精神力を皆さんは持っている。そしてお客さまを笑顔にすること。自分自身を魅力的な人間にしてほしい」と式辞を述べた。

 来賓を代表して上岡宏大阪府健康医療部環境衛生課課長補佐が祝辞を述べた後、各種表彰へと移り、大阪府知事賞ならびに教育センター学業成績優秀賞が山口真由さんに、教育センター美容技術優秀賞が小林愛花さんに贈られた。

 卒業生を代表して山口真由さんが謝辞を述べ、式は終了した。

 

 

大阪中央理容美容専門学校『平成28年度昼間課程卒業式』
夢に向かって元気に羽ばたいて

 大阪中央理容美容専門学校(森岡吉竹校長)は3月7日、同校講堂で『平成28年度昼間課程卒業式』を挙行した。

 上田正人理容科主任の司会進行のもと、君が代斉唱の後、卒業証書が林直希理容科総代、森本兼信美容科総代に授与。各種表彰では大阪府知事賞が理容科・林直希さんに、美容科・森本兼信さんに贈られた。

 森岡校長は「卒業して個々の道を歩むが、ときには壁にぶつかり、思い悩むこともある。友人や先生は、ともに悩みの相談に乗ってくれることを忘れないでほしい。また立派な理容師、美容師になり、サロンでの活躍を期待する。皆さんには無限の可能性がある。夢に向かって元気に羽ばたいてほしい」と式辞を述べた。

 都原茂人大阪府理容組合理事長は「日本だけでなく世界のアーティストになる力を皆さんはもっている。成せば成る」とエールを送った。

 来賓を代表して、上澤行成大阪府健康医療部衛生課課長補佐、中田貞二同窓会会長、三好悦治理容講師会会長、原口勝弘美容講師会会長が祝辞を述べた。

 在校生を代表して荒武亜弥さんが送辞を、これを受けて林直希さんが答辞を読み、卒業生から卒業記念品が同校に贈呈され閉式となった。

 

 

東京総合美容専門学校『平成28年度卒業式』
可能性を信じて諦めずに

 学校法人佐々木学園 東京総合美容専門学校(西口啓子学校長)は3月10日、東京・池袋のホテルメトロポリタンで『平成28年度卒業式』を挙行した。

 国歌ならびに校歌斉唱に次いで、卒業生一人ひとりの名前が呼ばれ各科代表に卒業証書が授与された。続いて西口学校長が式辞に立ち「入学した2年前には想像もつかなかったほどの専門知識や技術を習得され、立派な資格を手に入れられた。どうぞ胸を張って社会に踏み出してほしい」と話し始める。

 ただ欠かせない大切な要素があるという。それは「みずから考え問題を解決し、また人に対する配慮や気遣いができること」で、それは人間力であり、実社会では技術よりも求められることを忘れないでほしい」と語ると、最後に「さわやかな、おもてなしの心であいさつを続け、また築き上げた技術をさらに磨き向上させてほしい。可能性を信じて諦めず、人から必要とされ、社会に貢献できる美容師、アイリスト、エステティシャン、ネイリストとして、活躍されることを望む」との言葉を贈った。

 次いで各賞状の授与が行なわれ、東京都専修学校各種学校協会会長賞、職業教育・キャリア教育財団理事長賞、日本エステティック協会認定校優秀学生表彰、日本ネイリスト協会賞、皆勤賞、精勤賞、優等賞、学校長賞がそれぞれ贈られた。

 来賓祝辞に続き、同校、そして同窓会より記念品が贈呈されると送辞、答辞、卒業の歌で閉式となった。

 

 

関東美容専門学校『平成28年度春期卒業証書授与式』
3つの愛で成果をあげて

 関東美容専門学校(横山崇男校長)は3月7日、昼間専門課程15期生の『平成28年度春期卒業証書授与式』を神奈川・川崎市の川崎日航ホテルで執り行なった。

 横山理事長から卒業生一人ひとりに卒業証書が手渡され、続いて理事長賞、校長賞、専修学校各種学校協会会長賞、優秀賞、努力賞、皆勤賞、精勤賞の表彰状授与が行なわれた。

 横山校長は「半数以上が皆勤・精勤であった。お互いに助け合い励まし合って、学業を大切にして、技術をしっかり身につけて卒業することに感謝している。今後は3つの愛(①美容へ、②職場へ、③お客さまへ)を持って、仕事に励み成果をあげてほしい」と式辞を述べた。

 神奈川県美容組合の山本政幸理事長ほかの来賓祝辞、在校生代表からの送辞を受けて、卒業生代表の吉田裕美さんが「戸惑いを感じた美容学校の生活が、同じ目標を持つ仲間と出会い練習を重ねるうちに仲間とのライバル心や友情が芽生え、支え合いながら楽しくチャレンジすることを覚えた。美容技術の難しさや楽しさを知り、やりがいを実感。これからは社会人としての自覚を持ち、道を進んでいく。困難が待ち受けていても学校の仲間、先生からの言葉を思い出し初心に返って乗り越えていきたい」と謝辞を述べた。

 

 

ヴェールルージュ美容専門学校『平成28年度卒業式』
ベストを尽くして

 ヴェールルージュ美容専門学校(佐守友博校長)は3月9日、大阪市中央公会堂で『平成28年度卒業式』を挙行した。

 卒業生入場に続き、各クラス担任が卒業生一人ひとりの名前を呼び、卒業生代表の相沢星来さんに卒業証書を授与した。

 続いての各種表彰では大阪府知事賞:高嶋しおりさん、大専各賞:花澤観里さん、日本理容美容教育センター美容技術優秀賞:佐脇光さん、学業成績優秀賞:相沢星来さんに授与され、正義・友愛・奉仕賞などの表彰も行なわれた。

 佐守校長は「わが校は皆さんの個性を大事に教育してきた。学生の多様性を受け入れ、それぞれの個性を伸ばしてきた。正義・友愛・奉仕の賞をもらった方は、正義の気持ち、奉仕の気持ち、友達を愛する気持ちが顕著に表れていた。卒業前の忙しい時期に、国家試験に向け友人の勉強を必死になって見てあげ、頑張って応援してくれた」と語り、「社会に出ていく若者たちを温かい気持ちで育ててほしい」と式辞を述べた。

 岡田憲太郎理事長は「正義・友愛・奉仕を自分自身で体現できているであろうかと自問自答しながら1年を過ごしてきた。皆さんは日々ベストを尽くしてきたと思が、社会に出てもベストを尽くしてほしい」と祝辞を述べた。

 在校生代表の送辞、これを受け梁本麻香さんの答辞で式を終了した。

 

 

京都府理容組合伏見支部『伏見支部 創立100周年記念式典』
その先へ伝えていくこと

 京都府理容組合 (西堀愼介理事長)伏見支部(根津英和支部長)は3月6日、新・都ホテルで『伏見支部 創立100周年記念式典』を開催した。

 根津支部長・式典実行委員長は謝辞に加え、「100年は世代でいうと4世代、5世代になると思う。歴史を綴る冊子を作るにあたって多くの資料を拝見した。その中でさまざまな問題があり、その都度、先人たちの尽力が蘇り感銘を受けた。私たちは今後を見据えた事業を展開し、より良い業界にして孫の代、そのまた先へと伝えていきたい。100年という歴史をともに祝い、感謝の意をお伝えしたい」とあいさつした。

 来賓を代表して、門川大作京都市長は「世の中に大事にされている仕事ほど担い手がなかなか育たない傾向が見られるが、ぜひとも大事なこの仕事を、200周年がしっかりできるようにお願いしたい」と祝辞を述べた。三田清栄京都理美校校長からも祝辞。伊吹文明衆院議員、山田啓二京都府知事の祝辞が代読。また門川市長から感謝状も贈られた。

 東映の演技者、心企画の寿剣舞が式典に花をそえ、西堀理事長による乾杯の発声で祝宴へと移り、同支部100周年を祝った。

 

 

dhk
『平成28年度講座修了式』

 dhk東京ヘアモードアカデミー(能登谷博樹会長)は3月6日、東京・高田馬場のアリミノホールで各科講座の後、『平成28年度dhk講座修了式』を開催した。

 修了式では初めに、dhk渡辺悟会長補佐があいさつに立ち、「dhkは昨年60周年を迎えることができたが、皆さんはみずからdhk講座を選び、この1年間カリキュラムを勉強してきた。当然、スキルが上がったと思いますし、サロンの現場で絶対に役に立つので信じていただきたい。皆さんの引出しがたくさんできるよう、また来期も講座に来ていただくことを願っている」と述べた。

 次いで役員紹介があり、緒方秀俊職業訓練校校長は「今期は本日で修了となりますが、dhk講座では皆さんがすばらしい技術者になれるようサポートしていくので、ぜひ友人を誘っていただき、4月からの講座に通って技術を学んでほしい」とあいさつした。

 また各科科長より、生徒さん一人ひとりに修了書が手渡され、生徒の模範となるdhk賞、dhk会長賞が発表され記念品が贈呈された。引き続いて来期講座については、新体制となった新科長より説明され閉会となった。

 その後は会場を移して懇親の場になり、講師、生徒と交流を深めた。なお来期の開講式は4月10日、同会場にて開催する。

 

 

ビューティガレージ
連結子会社「BGパートナーズ」が本格始動
新サービス『サロンまるごとサポート』でリース事業をスタート

 プロ向け美容商材通販最大手の(株)ビューティガレージ(野村秀輝代表取締役CEO)は、2017年1月5日に設立した連結子会社「株式会社BGパートナーズ」で、3月3日、新サービス「サロンまるごとサポート(http://www.salonmarugoto.jp/)」を立ち上げ、リース事業に本格的に参入した。

 なかでも同社顧客サロン向けの『店舗まるごとリース』を、本事業の中核サービスと位置付けているという。

【新サービス立ち上げの背景】
当社は、30万件以上の既存登録会員に加え、直近でも毎月3500件程度の新規会員登録があり、そのうち約3割が新規開業予定者です。当社では、出店を希望する既存・新規会員に対して、居抜き物件仲介や店舗設計デザイン、美容機器・器具の販売等を含めた開業プロデュース業を長年おこなってきましたが、出店に関連する資金サポートへのニーズは依然として高い水準で推移しています。
美容サロンの出店には、不動産の保証金、賃料の前払いの他、内装工事、大型機器・器具の購入など多額の資金が必要となります。出店ニーズは新規開業者のほか既存店からも高く、集客力やスタッフの技術力が備わっているにも関わらず、リスクが大きくなかなか多店舗展開に踏み出せないサロンオーナーが多いのが現実です。
さらにFCやのれん分け(社内独立制度)による多店舗展開においては、よりスピーディかつ柔軟性の高い資金調達が必要とされていますが、金融機関からの融資には限度があり、実力のあるサロンでも、出店速度が停滞してしまいがちです。
また、店舗リースは、飲食業界では盛んにおこなわれておりますが、理美容業界ではこれまで目立った動きがなく、当社がこの領域におけるパイオニアとして、理美容業界が抱える大きな課題に一石を投じ、業界全体の発展に貢献したいと考えております。

【サービスの特徴】
新サービス「サロンまるごとサポート」は、主力となる「店舗まるごとリース」のほか「内装・設備リース」「リースバック」をサービスメニューとしてラインナップしております。

① 店舗まるごとリース
・敷金・保証金、設備費、内装工事費といった初期費用を、契約時に出店者様に代わり当社が負担し、毎月のリース料として賃料に上乗せして分割返済するため、無理のないサロン経営が可能になります。
・初期費用は出店総額の10%のみ。他社の店舗リースサービスのように売上歩合による手数料を徴収しません。また、リース先サロンが当社の商材を仕入れてサロンを運営すると、更に月額の支払金額を圧縮できる仕組みとなっています。当社としては物販事業とのシナジー効果も期待できます。
・当社が取り揃えている豊富な居抜き物件を活用することで、費用のさらなる圧縮が可能となります。
② 内装・設備リース
サロンの出店、改装に際して必要な機器・器具のリースによる導入を支援し、サロンは高額な費用を月払いで支払えるようになるため、無理のないサロン経営が可能になります。
③ リースバック
大家さんとのサロンオーナーの賃貸借契約を見直して当社がサブリース契約することで、保証金・敷金の現金化をサポートします。サロンは運転資金の調達が可能になります。

【今後の展開】
3月8日には、「サロン退店・売却サポート(http://www.salontaitenbaikyaku.jp)を立ち上げ、サロンの開店・閉店をトータルでサポートできる体制を整備します。これにより、居抜き物件情報が今まで以上に豊富にラインナップされ、「店舗まるごとリース」を利用するサロンの選択肢、当社からの提案力がさらに強化されることになります。
当社は本事業を、物販事業、店舗設計事業に次ぐ第三の主力事業に成長させていくことで、グループ全体の発展を目指していく所存です。