2016年7月1日号(第1642号)

 

 

NHDK
『60th ヘアショー』『第29回ヘアコンテスト全国大会』

 NHDK 美容協同組合日本ヘアデザイン協会(谷口光正理事長)は本年、創立60周年を迎えるが、それを記念して6月7日に『60thヘアショー』を開催。2016年秋冬のニューヘアモード「Zig」発表会、ならびにスペシャルステージが行なわれた。

 冒頭、谷口理事長あいさつに立ち、「欧米のファッションや美容技術を真似していたが、やはり日本人のヘアモードは日本人の手で作るという考えで始まり60年が経った」と設立趣旨を振り返りつつ、「今日のステージが明日からのサロン ワークに役立てば」と、来場者に話しかけた。

 次いで2016A/Wニューヘアモード「Zig」が発表された。キービジュア ルに続き大林博之創作設定プロジェクト委員長が登壇し、コンセプトやデザインのポイントを解説。続いて石渡智花、桜井靖浩の両副委員長がそれぞれショート、ミディアムスタイルを、長谷 卓副設定委員長がZigのスピンオフとなる、故デビット・ボウイのオマージュ作品を解説。さらに各設定委員がバリエーションとサロンワークに落とし込んだスタイルを披露した。

 引き続いて白坂春光、坪内能莉子、マサ大竹の3氏による「和」と「洋」のスペシャルステージに移ると、それぞれに見事な手さばきで観客を魅了。最後に久保園博幸副理事長が「60周年を迎えたが、新たなスタートと考えてこれからもさ らに飛躍していく」と謝辞を交えてあいさつし終了となった。

『第29回NHDKヘアコンテスト全国大会(60周年記念大会)』

 また同日、『第29回NHDKヘアコンテスト全国大会(60周年記念大会)』も開催され、テーマをNEXT CREATIONとして、【モデルウィッグカット部門】【カット部門】【モデルウィッグMATOME髪部門】【MATOME髪部門】【マリエ部門】で競われた。

 表彰式では各審査委員から総評もあり、マリエ部門では坪内副理事長が「切れ味の良い作品が少なく感じた。実際の業務では時間が限られているため、手順を省略化し、そしていかにチェンジしたときに生まれ変わるか。そのデザイン力がほしい」として、まとめ髪部門はマサ大竹理事が「モデルは一人ひとりの雰囲気に合わせるにはどうすればよいかを考えること。そしてウイッグはすばらしいテクニックが多かったが、人間でどう実現できるのか。そこを考えてほしい」と述べる。

 そして最後にカット部門を白坂副理事長が「フォルムを削っていき浮遊感を作ることは大切だが、そこまでのベースを作ること。サロンワークに生かせることがコンテストの意義。そこを考えると、デザインの作り方も変わってくる。モデルの場合は個性を引き出しながら、自分のやりたいことをのせる。カラーも上手くなっているが、逆にポイントが強くありすぎて、素材を殺している場合も見受けられた」と評した。

 今回、60周年を記念して受賞者の中からグランプリが選ばれることになったが、その栄冠は、カット部門の中川まどかさんの頭上に輝いた。

結果は以下のとおり。
【グランプリ・東京都知事賞】
中川まどか(SHISEIDO)/カット部門

【モデルウィッグカット部門】
優勝・中央職業能力開発協会会長賞:細谷知未(資生堂美容技術専門学校)
準優勝:小原 栞(VISAGE bask)
3位:有末ゆきな(資生堂美容技術専門学校)
入 賞:大木萌子(VISAGE bask)、加藤龍之介(WITH-HAIR Patio)、小市匡也(VISAGE hearty市川)、千葉将之介(資生堂美容技術専門学校)、畠 友美(チェルト)、福田広貴(チェルト)、南館麻衣(VISAGE hearty市川)、伊藤衣緒菜(Indigo hair design)、谷岡千晃(京都理容美容専修学校)、戸本茉弥(京都理容美容専修学校)

【カット部門】
優勝・中央職業能力開発協会会長賞:中川まどか(SHISEIDO)
準優勝:仲里蒼羽(NBアカデミーa・c・t)
3位:住吉沙耶香(資生堂ビューティーサルーン新丸ビル店)
入賞:伏谷拓真(資生堂ビューティーサルーン新丸ビル店)

【モデルウィッグMATOME髪部門】
優勝・中央職業能力開発協会会長賞:吉岡実奈美(京都理容美容専修学校)
準優勝:野島真理愛(M.TANIGUCHI)
3位:南谷 愛(ic hair make)
入賞:藤牧 衛(VISAGE Quon)、川嶋彩乃(ASCH)、西井勇太(京都理容美容専修学校)

【MATOME髪部門】
優勝・中央職業能力開発協会会長賞:服部翔太(ELICA museum)
準優勝:深野結花(SHISEIDO)

【マリエ部門】
優勝・中央職業能力開発協会会長賞:池田祥太(ELICA est garden)
準優勝:SUYAZOUA VERA(VISAGE a.c.t)
3位:村井麻里奈(京都理容美容専修学校)
入賞:石井有紀(YOKOTA/mani CREARE)、大畑智弘(VISAGE join)、熊谷祐輝(ELICA in vitro)、石橋綾香(Tsubouchi)、奥村裕子(レ・グラッツェAzuma)、福井優花(Tsubouchi)

 

 

ICD『記者会見』
世界大会日本開催へ。2017年5月大阪で

ICD・インターコワフュールジャパン(山野純治会長)は6月15日、東京・新宿の京王プラザホテルで記者会見を行なった。

 今回の会見は、今年9月に予定されていた「2016インターコワフュール・ワールドコングレス上海大会」が、急遽中止されるとともに2017年5月に日本で開催されるに至った経過説明と意見交換が主な内容。

 はじめに山野会長、そして柿本榮三世界副会長からこれまでの経緯が説明され、土壇場でキャンセルした中国事情はともかく、その代替が日本開催、しかも1年を切っている状況で行なうのは困難とするのが大方の意見だったが、上海大会中止が決まってからのインターコワフュール本部の動きが慌ただしく、柿本世界副会長がパリへ、また、クラウス・ピーター・オックス世界会長も来日するなど会 談を重ねたものの、日本側は謝絶を繰り返してきた。

 それでも来年の日本大会開催を決めたのは、本部からの熱望はもとより、中止したままだと2020年のヨーロッパ開催まで、8年間世界大会が行なわれず問題が拡大するなどの状況を踏まえ、日本支部としても再三臨時理事会・役員会で討議してきた。

 その結果、「何よりもインターコワフュールジャパン会員のために世界大会を行なうこと、美容業界に必ず寄与するという信念を持って開催する」ことに漕ぎ着けた。

 最大の課題は「集客と支援獲得の短期決戦という認識」のもと、「理事全員の賛成と役員・評議員・会員方の説明と承認」を得ることにより、最終的な臨時理事役員会議で正式に日本開催が決定したという。

 

 

全国美容週間実行委員会
『第6回実行委員会会議』

 NPO法人美容週間振興協議会 全国美容週間実行委員会(上田美江子2016年度実行委員長)は6月15日、東京・高田馬場のアリミノホールで『第6回実行委員会会議』を開催した。

 上田実行委員長は8月30日に東京・渋谷区の恵比寿ガーデンプレイス ザ・ガーデンホールで開催されるThe Beauty Festival 2016のチラシができあがったことを報告。「伝えたいことは“Woman Love”。美容師はお客さまの一人ひとりが主役になる瞬間をお手伝いして、お客さまの夢を叶えワクワク楽しくさせる。だからこそ“なんてオシャレは楽しいのだろう”“なんて美容は素敵な仕事なのだろう”と実感していただくイベントにしたい」と述べた。

『The Beauty Festival 2016』Awardでは、“髪が若くないと全体に若く見えない(髪美人)”と一般誌などで取り上げられていることから、髪美人をアピールして一層盛り上がる企画を考案中。

 また新設の『ヘアメイク おしゃれグランプリ』(美容師の手で、自分のなりたい夢をかなえるヘアメイクをして輝いている女性に贈られる称号)の最終決戦を行なう。グランプリを来場 者の投票で決定し、受賞者は1年間、“Miss Beauty Week”として美容週間のPR大使を務めるとのこと。

「すてき変身ブース」では、スタイリングやメイクアレンジ、ネイル、ハンドマッサージなどができ、写場としていろいろな背景を用意。プロカメラマン撮影による雑誌の表紙風なプリントサービスも行なう予定だという。

 

 

MFU
『第35回 イエローリボン(ベスト ファーザー)賞 発表・授賞式』

 毎年恒例のイベント「第35回イエローリボン(ベストファーザー)賞」の授賞式が6月8日、パレスホテル東京2階葵の間において開催され、6名の「日本一素敵なお父さん」が発表された。主催はMFU一般社団法人日本メンズファッション協会、FDC日本ファーザーズ・デイ委員会。

 今回は鈴木英敬(三重県知事)、大岡新一(株式会社円谷プロダクション 代表取締役社長)、小堀宗実(遠州茶道宗家 十三世家元)、ユージ(タレント)、上原浩治(メジャーリーグボストンレッドソックス所属投手)、棚橋弘至(新日本プロレス所属 プロレスラー)の6名が選ばれた。※上原浩治さんはシーズン中のため欠席。

 また、父の日のプレゼントとしてネクタイが長く定着していることもあり、副賞として鈴木英敬さん、棚橋弘至さんには「ベストネクタイスト賞」が東京ネクタイ協同組合から贈られた。

 なお、当日はあしなが育英会や熊本地震への基金や「第28回 お父さんの似顔絵・お父さんへの作文コンクール」の発表・表彰も併催された。

鈴木英敬(三重県知事)
選考理由
幸せな生活を送るには家族関係が何よりも大切子どもを信じきることでその可能性を広げていきたいと語るその広大な視野はまさにベスト・ファーザーの理念にふさわしいものです。

大岡新一(株式会社円谷プロダクション 代表取締役社長)
選考理由
ウルトラマンを中心に多くのキャラクターで日本中の子どもたちに夢や勇気や元気を与え続け楽しませてきたその取り組みはまさにベスト・ファーザーの理念にふさわしいものです。

小堀宗実(遠州茶道宗家 十三世家元)
選考理由
ルールや作法も大事だが人をもてなす心や感謝の気持ちを子どもたちに伝えていきたいと語るその慈愛にあふれたまなざしはまさにベスト・ファーザーの理念にふさわしいものです。

ユージ(タレント)
選考理由
子育ての原動力は愛する妻にモテたいからと語り、積極的に家事や育児に取り組み子どもたちを見守るその暖かな視線はまさにベスト・ファーザーの理念にふさわしいものです。

上原浩治(メジャーリーグボストンレッドソックス所属 投手)
選考理由
夢をあきらめずに持ち続け、壁にぶつかっても逃げずに全力で努力を重ね続ける事が大切だと語るその熱いまなざしはまさにベスト・ファーザーの理念にふさわしいものです。

棚橋弘至(新日本プロレス所属 プロレスラー)
選考理由
子どもたちには勉強も運動もしっかり取り組み自分の興味を持つ分野を広げて自分の夢を見つけて欲しいと語るその力強さはまさにベスト・ファーザーの理念にふさわしいものです。

 

 

日本理容技術協会
『第65回 2016 JAPAN HAIR FESTIVAL』

 日本理容技術協会(高部敏彦会長)は6月6日、大阪・堺市産業振興センターで『第65回 2016 JAPAN HAIR FESTIVAL』を開催した。

 俵憲二郎大会実行委員長の開会宣言に続いて、高部敏彦大会委員長は「最近、理容が注目されるようになってきた。この機会にデザイン性を高め、格好良い理容師として憧れられるなど、理容のよさをお客さまに伝えていける環境作りをしたい。当協会は基本技術をベースに、時代性やファッションを盛り込んだ技術指導もしている。選手は日頃練習した成果を発揮していただきたい」とあいさつした。

 来賓を代表して、都原茂人大理生理事長、森岡吉竹大阪中央理美校校長、浄内茂樹タカラベルモント大阪理容営業所長が祝辞。そして白井勝大会審査委員長の審査方針説明に続いて、安部聖矢選手の力強い選手宣誓で競技がスタート。熱戦が繰り広げられた。

特別賞と各種目上位入賞者は次のとおり。
★最優秀賞・大阪府知事賞・全理連理事長賞:谷 欣文
★優秀賞・大理生理事長賞:山下莉伽
★優秀賞・大阪市長賞:芝 耕平
★札埜義造賞:山本 拓
★松岡達夫賞:河合勇喜

【インタースクール・ワインディング】
優勝:鷲尾 耀
準優勝:宮城誠志郎

【インタースクールミディアム分髪スタイル】
優勝:宮本竜一
準優勝:井之坂光輝
3位:備後翔太

【クラシカルカット・ファッションカテゴリー】
優勝:元木 潤
準優勝:池田好孝
3位:谷 仁

【トレンドカット・オン・レディス】
優勝:谷 欣文
準優勝:竹元大明

【トレンドカット・オン・メンズXcode-E】
優勝:勝瀬拓也
準優勝:奥 敏夫
3位:橋本雅史

【クールビズヘアー】
優勝:芝 耕平
準優勝:石本晃一
3位:亀谷美介
敢闘賞:佐藤千空、平田智秀、末宗 蓮

【ブロースカット基本型】
優勝:河合勇喜
準優勝:水田裕貴
3位:柴垣真一

【ロング・ミディアム基本型】
優勝:山本 拓
準優勝:大西 貴
3位:洞口拓未

【クラシカルバック・アイロン】
優勝:若松典史

【クラシカルバック・ドライヤー】
優勝:村瀬史朗
準優勝:糸原健太
3位:松居直樹
敢闘賞:安部聖矢、亀谷美介、奥田悠馬、村瀬史也

【クラシカルバック・バリエーション】
優勝:村瀬史也
準優勝:松井辰矢
3位:久保見翔山

【ウイッグカラーデザイン メンズ&レディス】
優勝:高嶋博亮
準優勝:池内あぐり

【ワインディング自由型】
優勝:山下莉伽
準優勝:松村悠介
3位:向井地 巧
敢闘賞:石津雄成

 

 

クラシエホームプロダクツ販売
『サロン事業50周年記念キャンペーン抽選会』を開催
応募数、2300通を超える

 クラシエホームプロダクツ販売株式会社(岡田尚樹社長・行武久幸プロフェッショナル事業本部長)は、同社サロン事業参入50周年を迎えるにあたり第1弾として企画した「ありがとう“50”キャンペーン」抽選会を6月10日、東京・港区の同本社で行なった。

 冒頭、行武本部長は50年前(当時カネボウ)に男性化粧品を業界に供給して好評を博し、その後クラシエとなってまもなく10年という節目でもあり、「業界への感謝の気持ちでキャンペーンを行なった」と述べた後、「ヘアケア、スキンケアが当社の強み。現在“お顔剃りエステ”のネーミングで一般女性(消費者)の認知度を高める啓蒙活動を行ない、高い評価を得ている」と方針も交えあいさつした。

 引き続いての抽選会では、50周年に因んだ「50」をキーワードに5つのコースごとに抽選箱が用意され、応募総数2325通からそれぞれ1名ずつが日理・新井利和社長、ジャーナル代表(2名)、同社行武本部長、小野間智営業部長より引き当てられた。

 抽選会後には、クラシエ山下尊思課長より「お顔剃りエステ」の趣旨説明ならびに活動状況が発表された。

 同社が考える理容室の特権であるシェービング(お顔剃り)は、スキンケア効果をもたらす美容法として弱酸性シェービングを推奨している。従来からサロンの差別化対応メニューとして全国的に知られている「マイルドシェービング」、オプションメニューの充実を図る「プレミアムシェービング」、さらに女性客の集客および売り上げアップが期待できる「お顔剃りエステ」の3タイプを提案している。

 とくにお顔剃りエステについては、女性客対応メニューとしての認知度をさらに高めるため、地域有力ディーラー・地方テレビ局・クラシエの3社がタイアップして制作したプロモーションビデオが好評で、女性客集客に向けた今後の展開が期待されている。

 

 

全日本美容講師会『第40回通常代議員総会』開く
支部代表者説明会も開催

 全日本美容講師会(野田皆子会長)は6月13日、東京・代々木美容会館で『第40回通常代議員総会』ならびに今回初となる『支部代表者説明会』が行なわれ、代議員総会では7議案すべて賛成多数により原案どおり可決承認された。

 先に行なわれた支部代表者会議では、昨年の代議員会で「同講師会と全美連との関係性と、担う役割の明確化、各都道府県講師会との連携を強化にするための一体改革に併せて、抜本的に見直す」ことを主旨とした、会則・規定の一部を改訂した内容の説明が行なわれた。

 同講師会(全美講)は、全美連の教育部門としての役割が明確化されることにより、都道府県講師会と都道府県組合との連携も密になるとしている。

 なお、平成28年度予算は1億817万5000円を計上したが、代議員総会で野田会長は「技術部門としての会員(講師)数が減少傾向にある。なんとしても増加を図りたい」と述べ、協力要請を踏まえあいさつした。

 

 

全国理容近畿地区協議会講師連盟
『平成28年度総会』を開く

 全国理容近畿地区協議会(品川徹会長)講師連盟(山本丈吉会長)は6月27日、京都・都ホテルで『平成28年度 全国理容近畿地区協議会講師連盟総会』を開催した。

 総会に先立ち行なわれた研修会では、東映・剣会役員、武士道剣会・育成委員会 委員長で数々の映画に出演し、通称“5万回斬られた男”として時代劇などで活躍し続けている福本清三氏へのインタビューによるトークショーが行なわれた。 また殺陣技術集団の東映剣会による殺陣、さらに剣会の役者が指導する殺陣指南も披露された。

 総会は、中野達也近畿協議会教育担当(福井県理容組合理事長)が「教育部では世の中の変化に対して保守的、悲観的になるのではなく、いかに適正に対応していくかを討議している。今後さらに組合の高齢化が進んでいく中、後継者育成に 重点を置き、若者を理容業に取り込むため魅力ある理容業の構築に、より一層力を注いでいく」とあいさつした。

 来賓を代表して、西本正男全理連副理事長(奈良県理容組合理事長)は理美容師混在の件、理美容師養成施設の教育制度改革案、さらに移動理美容車のあり方の見直しについて述べ、「組合員店がどのようにしたら元気になるか、事例を含め て提案してほしい」と要望した。続いて西堀槇介京都理生組理事長、笠松慶一タカラベルモント西日本理容営業部部長は祝辞を述べた。

 6人の退任者を代表して森岡吉竹氏に感謝状の授与、また中本欽也、片岡天平、小西大二郎、久松靖弘各氏の新規加入者が紹介された。

 議事は、上村正人議長のもと、平成27年度事業報告、同年収支決算・監査報告が審議のうえ承認され、続いて平成28年度事業報告では「近畿理容大会の審査委員・監視委員の打ち合わせ会議を事前にという意見を反映し本日行なった」と報告。またニューヘア講師認証講習の講師が次年度より中央講師とともに講師連盟講師があたることを発表し、平成28年度収支予算案とともに審議ののち承認された。

 なお、近畿理容競技大会・理容2016メッセージ近畿大会(奈良県組合担当)は7月11日、奈良・なら100年会館で開催されるとのこと。

 

 

美容十二章会『第396回月例会』開催
ヘアスタイルのウエイト、失敗しない着付を学ぶ

 美容十二章会(川田温子会長)は6月8日、東京・代々木の美容会館で第396回となる『月例会』を開催した。

 まず増渕晶則講師が、『ヘアスタイルのウエイト』をテーマにカット。髪の長さは同じでも、どこにウエイトを持ってくるかによってスタイルは変わるが、今回はウエイトをアウトラインに残したボブを披露した。

 その途中で、自身が3年程ハサミの開閉がうまくいかないことを告白。要因は体を内側に持ってくる内転筋の硬直。腱鞘炎になる美容師の多くは親指の外側の腱を傷めるが、それは身体を外側に開く外転筋。実はハサミを開くときに負担があるのでは? と話す。さらに腱は筋肉が集まってできているので、そこにつながる筋肉や肩甲骨を良くほぐしてあげると良いとアドバイスをした。

 今回の経験で、手に伝わる神経は首や肩、肩甲骨等のさまざまな箇所から来ていることを実感し、「今は症状が無くても、カットで切りにくい角度がある場合は身体のケアを大事にしてください」と語った。

 続く飯塚艶子講師は営業で失敗しない着付けを説明。基本となるのは、美しく着せ、苦しくなく、着くずれしなく、手早く着付けること。他にも目的に合わせた着物の選択や、季節の着物、必要な小物、お客さまがお持ちになった物の点検の説明もあった。

 モデルは始めに半幅帯を普通の着物に合うようアレンジした帯結びで入場。次に六通袋帯に変えて結び直した。柄が少なく地味な帯のため、ボリューム感のあるヒダに結んだ。着物との色合いの統一感など、全体的に落ち着きがあり、華やかさも加わった仕上がり。そして最後には扇子を挿す場合の位置のアドバイスもなされた。

 

 

東京・関東ブロック美容協議会青年組織交流会
『総代会』開く

 東京・関東ブロック美容協議会青年組織交流会(山野純治会長)は6月20日、東京・代々木の美容会館で総代会を開いた。

 この交流会は「同会を構成する美容組合の青年組織会員の交流と親睦を図り、情報を共有し、互いの技術・教養を高揚し、時代の変化、消費者ニーズと多様化に柔軟に対応できる能力、発想、経営、事業等について青年層の感性を発揮した活動を行なう」としており、冒頭、山野会長は「組合員は減少しているが、美容を職業とするわれわれは、実りある会として継続できることを願う」とあいさつした。

 次いで来賓として出席した東京都美容組合・金内光信理事長、群馬県美容組合・町田仁一理事長、茨城県美容組合・二川哲男理事長、千葉県美容組合・野村敏夫理事長、神奈川県美容組合・山本政幸理事長を紹介後、会則に従って山野会長を 議長に選任して議案審議となり、全六議案とも全会一致で原案通り承認可決されて総代会を終了した。

 

 

JNA『平成28年度通常総会』開催
海外でのネイル技術認定も視野に

 NPO法人日本ネイリスト協会(JNA/滝川晃一理事長)は6月22日、東京・千代田区のザ・キャピタル東急で『平成28年度通常総会』を開催した。

 滝川理事長は「サービス産業同様にネイルも厳しい状況だが、潜在的にはまだまだ余地があり、手入れをしていない人も多く市場拡大は可能。日本のネイル技術は世界一であり、技術認定を海外で行なうこともできる。豊かなネイル産業を築くために諸施策を発表するので積極的な参加を期待したい」とあいさつした。

 続いて理事長指名により久米健市議長、菅野益也副議長を選任後、出席状況の報告により総会成立が告げられ議案審議となった。

 一号議案・平成27年度事業報告承認の件、二号議案・同決算報告および監査報告承認の件、三号議案・平成28年度事業計画承認の件、四号議案・同予算案承認の件の全議案とも全会一致で承認可決された。

 なお事業計画案は、30周年関連事業を除きほぼ前年度を踏襲しているが、「平成28年度をネイル産業のさらなる充実と認知拡大を促進する新たなスタートと位置づけ、世界との交流が盛んになるであろう2020年に向けて、新たなスローガン『世界イチ“指先の美しい国”ニッポン』を設定」することが発表された。

 

 

日本パーマネントウェーブ液工業組合『第51回通常総会』開催
新理事長に田尾大介氏

 日本パーマネントウェーブ液工業組合(岩崎彰宏理事長)は6月16日、東京・新宿のハイアットリジェンシー東京で、『第51回通常総会』を開催。任期満了に伴う役員改選では、新理事長に田尾大介氏(株式会社アリミノ社長)を選任した。2期4年理事長を務めた岩崎氏は相談役兼務理事となった。

 総会では岩崎理事長が昨年度同工業組合50周年式典や記念誌発行等に関わる事業に対するお礼を述べた後、定足数を確認し総会は成立する旨を報告。次いで議長に伊藤公裕氏を選任して議案審議に入り、1号議案・平成27年度事業報告から4号議案・平成28年度予算案のいずれの議案も賛成多数により原案通り可決承認された。

 続いて5号議案である任期満了に伴う役員改選では、はじめに理事候補者を選出、次いで理事会において理事長および副理事長3名、理事12名を決定した。

 理事会で選任され就任した田尾新理事長は「業界の垣根を超え、パーマの良さを消費者に伝えながらパーマ市場を盛り上げ、業界を発展させたい」と抱負を交えあいさつした。

 総会終了後には、(株)SIS代表取締役・齋藤孝太氏が、「10年顧客からはじまる! 新しいお客様との関係の創り方」をテーマに講演会が行なわれた。

<日本パーマネントウェーブ液工業組合新役員>
理事長:田尾大介((株)アリミノ)
副理事長:間中博(香栄化学(株))、武田靖史((株)ミルボン)、吉川朋秀(タカラベルモント(株))
相談役兼理事:岩崎彰宏(リアル化学(株))
理 事:伊藤公裕(アモロス(株))、西嶋昌彦((株)ナンバースリー、岡部達彦(近代化学(株))、河村惠右((株)千代田化学)、亀ケ森統((株)ヌース フィット)、小林均司((株)ムツナミ)、兵沢清美(資生堂プロフェッショナル(株))、三口雅司(三口産業(株))、石井斉(ホーユー(株))、山口洋 子(日本ロレアル(株))、山谷隆一郎(中野製薬((株))
監事:結城俊((株)ビューティーエクスペリエンス)、佐々木良逸(資生ケミカル(株))

 

 

日本エステティック業協会『第7回定時社員総会』
業の健全経営をめざす

 一般社団法人日本エステティック業協会(AEA/川中凱雄理事長)は6月14日、東京・千代田区の都市センターホテルで『第7回定時社員総会』を開催した。

 総会では、定款に従って理事長が議長となり、全三号議案をすべて賛成多数により原案どおり可決承認された。

 また、平成28年度事業計画案について川中理事長は、「エステティック専業者の売上げが前年比で微減となっている。エステティック業に携わる事業者は、より一層コンプライアンスに心掛け、業界の健全な成長を目指さなければならない。AEAの業界における存在意義を再確認することにより、AEAの理念と行動指針にのっとった基本活動方針に基づき策定した」と述べた。なお平成28年度予算は、1億3579万1000円を見込んでいる。

 総会終了後には、「労働紛争対策のポイント」をテーマに、TOMAコンサルタンツグループ(株)特定社会保険労務士の渡邉哲史氏の講演が行なわれた。

 

 

dhk
『平成28年度dhk定期総会』開催

 dhk東京ヘアモードアカデミー(能登谷博樹会長)は6月10日、東京・代々木の全理連ビルにて『平成28年度dhk定期総会』が開催された。

 町田典一副会長の開会の辞に続き、能登谷会長はあいさつの中で「dhkもひと昔前に役員の世代交代があり、あの時期が無ければ人間的にも成長できなかった。私が6年間で“強いdhkを創る”“dhkのブランド力”を掲げ、一般消費者を巻き込んだフォトコンテストを開催し、IT部を作りアピールしてきた」と振り返る。

 続けて、「長くやっていると成長から逆に縮小する傾向があるので、ここが潮時かと思い、今期任期満了にて会長職を辞したいと思う。若いリーダーの下、そして新しい執行部の下、今後は裏方として微力ながらサポートして行きたい。短い期間ではありましたが、私についてきていただき嬉しく思います。本当にありがとうございました」と述べた。

 次いで議長に石川会員、副議長に佐々木会員を選出し議事に移ると、平成27年度の事業報告ならびに会計報告、また平成28年度事業計画案ならびに予算案が報告され、来年度の総会監査役に齊藤会員、小松崎会員を選出。すべての議案が承認された。

 最後に根本憲一副会長の閉会の辞をもって滞りなく終了となった。

 

 

エスピーシー関西理美容事業協同組合京都支所
『2016 全日本理美容選手権大会 京都大会』

 エスピーシー関西理美容事業協同組合京都支所は6月13日、京都市右京ふれあい文化会館で『2016 全日本理美容選手権大会 京都大会』(川島康夫大会委員長、田井中雅和大会実行委員長)を開催した。

 開会式では、廣瀬壽美雄協同組合代表理事が「今後は安売りが通用しない時代が来るし、サロンも少なくなる。本当の意味での美容師が必要とされるのは腕の良さ。それには大会が必要になる」と技術の重要性を語り、「これからは本物の技術の時代が来る。今日の大会も自分の技術を充分に発揮してほしい」とあいさつした。

 続いて田中秀明SPCJAPAN関西統括本部会長は「明日に繋がる一日であってほしい。大切なのは、今日までに費やした時間と努力」と選手たちにエールを贈った。また川島大会 委員長は「競技会は自分のやってきたこと、美容師としての現在位置を振り返る場所。しっかりやりきってほしい」と激励した。

 山田啓二京都府知事、角川大作京都市市長のメッセージが代読され、来賓が祝辞を述べた後、350名の選手を代表し、岸谷かな恵選手の爽やかな選手宣誓のもと熱戦が繰り広げられた。

特別賞・各種目上位入賞者は次のとおり。
【レディースカット ウィッグ】
京都府知事賞・優勝:永山誠二
2位:大畑典勲
3位:山野咲美

【メンズカット ウィッグ】
優勝:三輪優貴
2位:山村聖一
3位:原田大輔

【成人式振袖着付け】
京都市市長賞・優勝:藤原 幸

【留袖着付け】
京都市教育長賞・優勝:赤瀬 蓮
2位:藤本もも
3位:小楠果穂

【スピードカット】
優勝:岸谷かな恵
2位:浅尾美波
3位:松田典子

【ウィッグ オリジナルセットシンプル】
優勝:山下 雪
2位:西尾 紬
3位:竹内伶奈

【ワインディングオールパーパス】
優勝:藤本侑里花
2位:大道沙也佳
3位:多胡佐知子

【ワインディング学生2年生】
京都市教育長賞・優勝:鹿取由芽
2位:中村琳茄
3位:速水有希野

【ワインディング学生1年生】
京都市教育長賞・優勝:澤田知穂
2位:今村 楓
3位:大石康太

【カラー展示レディース】
優勝:田村隆馬
2位:増田玲弥
3位:廣庭勇人

【カラー展示メンズ】
優勝:山村聖一
2位:正木涼平
3位:佐藤 友

【フォト サロンスタイル】
優勝:藤田雄大
2位:小崎達平
3位:久保慶治

【フォト キッズスタイル】
優勝:三橋 愛
2位:森山信之助
3位:正木涼平

【デッサン】
優勝:八木菜緒
2位:松田伊津子
3位:岡本知紘

【ネイル】
優勝:北出 彩
2位:佃 知南
3位:片淵華練

 

 

dhk名古屋支局
『講習会』

 dhk名古屋支局は6月13日、岐阜・岐南町のイベントホール マンマミーアで、千葉・市川市にある野武屋本店ののぶさんを招き『講習会』を開催。1年以上前から企画を進めていたもので、全国から理美容師が約50名が集まった。

 のぶさんは、ひとりで営業しているためなかなか予約が取れない中でも、お客さまから絶大な信頼をされているおり、元々理容師だが8割が女性客だという。そこでまず、仕事や接客などについて、「サロンワーク全体が大事だが、その中でも接客がとても大切」として、新規客が来店した際には、お客さまの緊張をとくためすぐに技術椅子に案内せず、30分から1時間は世間話をすると述べる。

 その後、ようすを見ながら「今日は、どんな感じにする?」というアプローチを行ない、「お客さまが持つ、『緊張』という見えない垣根をなす」ことに重点を置いているようだ。

 またスタイルの完成系を鮮明に思い描いているそうで、スタイルのみではなく全体を見ながらカットすることが大事として、レディース2名、メンズ1名をモデルに技術講習に移った。

 ダッカールで分けたりせず、おもにレザーカットを使用しおおまかに全体を切り進める。そしてドライヤーで乾かした後、細かいところを修正していくことで、短時間で仕上がった。

 人によって毛の生え方は異なるが、そのクセを見極めながら切り進んでいき、乾かすだけでスタイルが決まるため、受講生からも感嘆の声があがり、3名のモデルも納得のようすだった。