2016年3月15日号(第1635号)

 

 

HCF日本『ニューライン講習会』
制作委員、デュマゼ氏が“LOVE”を披露

 HCF日本(藤井静児会長)が毎年開催している『HCFニューライン講習会』。本年は2月14日に仏・パリのカールセル・ド・ルーブルにてニューライン発表会が開催されたのを受け、東京では3月8日に高田馬場のアリミノホールで行なわれた。

 藤井会長はあいさつの中で今回のテーマ『LOVE』について触れ、「昨年11月にはパリでおきました悲惨なテロ事件、国の理想形を目指して作られたEUの難民の問題など重苦しい雰囲気は今も続いています。そんな中で人々に安らぎを与えるわれわれ美容師が世界を明るくしなければならないという志に基づいて設定されたのが今回のテーマ」と述べ、HCFニューライン制作委員のベロニッ ク・デュマゼ氏を紹介。

 デュマゼ氏は「今回のコレクションはパリで起きた悲惨な事件の後に創作されましたが、われわれ制作委員は改めて『LOVE』が必要ということに気づかされました。『LOVE』は人と人との愛情だけでなく私たちが扱う髪やお客さまに対しての愛情も含まれます。そんな想いの込められたニューラインスタイル『LOVE』をご覧ください」とあいさつし、さっそく舞台上でポイントを解説しながらロングスタイル、ボブスタイル、メンズスタイル、そして編み込みスタイル『Lovely』とアップスタイル『Up Do』を披露した。

 最後にHCF東京ディビジョンをまとめている川合昭氏(ZA/ZA)が登壇し、『サロンワークの中でお客さまとどのようなコミュニケーションをとっているか』と質問。デュマゼ氏は、「ありがちなのは、お客さまの細かな要望を聞く前に説明してしまうこと。しかし大事なことはファッション、髪型、髪質、商品、技術のことまでいろいろと話し、お客さまの要望を聞き、一緒に作りあげてい く仲間と認めていただけること。そこでサロンでの時間を、劇場のようにする雰囲気を持ってもよいのではないか」と答え、終了となった。

 

 

BA東京
『第13回理事会・支部長会』

 東京都美容生活衛生同業組合(BA東京/金内光信理事長)は3月10日、東京・代々木の美容会館で『第13回理事会・支部長会』を開催した。

 まず出席状況が確認され、理事64名中58名、支部長65名中54名が出席。本理事会・支部長会が成立する旨が報告されると、金内理事長があいさつに立ち「4年後の東京オリンピックに向けて準備設立委員会を立ち上げたいと考えていたが、IOCが飲食から美容も含めて指名権を持っており、選手村に施設を作るとの報告があった」と話す。今後どのように進捗していくのか未定だが、組合と して実現に向けて諦めずにとした。

 続いて報告事項に移り、全10項目が報告された。平成27年度収支予算の執行見込みについてでは予算額2億3780万円に対し、決算見込額は2億3633万円。当期欠損金としては▲9668万円の決算見込額をあげているが、これは 美容会館の耐震工事費負担分との説明があった。

 また各部会・委員会からの報告事項について、経営組織部からは現在の組合サロン数が4529サロンに減少していることから、改めて加入促進をお願いしたいと報告。またIT委員会からホームページから組合加入が可能になったことなどを報告。続く関連団体からの報告事項では、東京美容家集団からはヘアカタログが好評であり増刷予定ということ、美・プラザ協同組合からは3年目に入り黒字になったことなどが報告された。

 次いで付議事項では、第1号議案:第24回通常総会及び第67回通常総代会の開催について、第2号議案:第24回通常総会の提出議案について、第3号議案:平成29年新年会の開催及び日時・会場について、第4号議案:規程の追加等についてが審議され、いずれも挙手多数で可決され、理事会は終了となった。

 

 

ICDJ『2015年度 定時総会』
新会長に山野純治氏

 インターコワフュールジャパン(ICDJ/鈴木英里子会長)は2月25日、東京・新宿のハイアットリージェンシー東京で『2015年度 定時総会』を開催した。

 鈴木会長のあいさつに続き議案審議に移ると、まず①2015年度事業報告では、一般報告、各委員会報告(ファッション委員会、組織運営委員会、広報委員会、アクティブ委員会、国際委員会、親睦委員会)、そして本部関係(CCM、シュバリエ褒章、アカデミー褒章、アジアリージョン)、ギョーム・ファンデーションがそれぞれ報告。次いで②2015年度会計収支決算報告、それを受けて ③2015年度会計監査も報告された。

 ④2016年度事業計画案ではマサ大竹氏が一般報告として、まず「インターコワフュール日本支部設立も47年を数えるが、日本の美容界も大きな発展を遂げ、世界のリーダーシップ、アジアのリーダーシップの一翼を担うようになってきた。そんな成熟した日本美容界の中で、先達の偉大な業績を振り返りつつ、インターコワフュールの精神をさらにアピールし、業界発展に向け会員増強に結びつ けていくことは引き続きの大きな課題でもある」と話し始める。

 そして2016年度事業展望では、次のように述べた。「グローバルな視点を持ち、アジア各国との連携なくして、今後の日本の美容業界の発展を望むことはできない。美容におけるアジアのリーダーシップを発揮するうえでも日本支部からも最大限の協力体制で臨みたい。インターコワフュールのグローバルなネットワークの中、世界の美容をキャッチするうえでも、ひとりでも多くの会員、賛助会員、サポート会員、関係の皆さんの参加を強く望む。インターコワフュールジャパンは美容で世界、アジアを結ぶ歴史あるネットワーク組織として、存在意義をさらに高めることが求められている。日本の美容界のリーダー役のひとつとして、国内外の業界発展に貢献したいものである」

 続いて各委員会、本部関係、ギョーム・ファンデーションとそれぞれ報告。この中で、ギョーム・ファンデーションから、坪内能莉子氏が4年に一度のワールドコングレスが9月に上海で開催されると報告。またその開催中、ジュニアフォーラムセミナーも開催予定であり、ジュニアショーもいつもに増して盛大になることが予想される。そこで日本のジュニアには参加を呼び掛けるとし、今年も会員増員を計るためにさまざまな活動を行ないながら、若い世代の育成のために力を注いでいく予定とした。

 ⑤2016年度収支予算案、⑥会員状況と滞りなく進み、⑦理事選考委員会では役員改選が行なわれ、新会長に山野純治氏が就任した。

新役員は以下のとおり。
会長:山野純治
副会長:マサ大竹、佐藤律、大林博之
理事:杉尾富由紀、福島吉範、古里オサム、加賀裕章、古久保幸治、北村賢、内藤久美子、鈴木吉昭、加藤待子、森久美子、佐藤肇、城戸良江、成迫博(新)

 

 

国際文化理容美容専門学校・渋谷校、国分寺校
『卒業記念発表会』2年間の集大成を披露

 国際文化学園(平野徹理事長)国際文化理容美容専門学校・渋谷校、国分寺校(荘司礼子校長)は3月8日、東京・港区のメルパルクホールで『卒業記念発表会』(3回公演)を開催した。

 開演を前に荘司校長は「2年間、頑張ってきた学生たちはいろいろな要素をもっており、今後とても期待できるので、その可能性をみなさんに活かしてもらえると思っている。大勢で作りあげる発表会をとおして、たくさんのことを学んできた。バックステージでは、達成感で泣きそうな学生もいる。ステージで泣かせぬよう、大きな拍手をお願いしたい」と述べた。

 プログラムは、デッサン&メイク「lady luck’s」、ヘアスタイリング「V-ullett」、渋谷校ヘアショー「papillon」、国分寺校ヘアショー「Revolt」、着付「華連」、ドレスアップ「Recent〜monotone brides〜」、パフォーマンス「鳥獣戯画動物大運動会」の7ステージで、すべてが学生の手づくり。手づくりと思えないほどの本格的なコスチュームに驚かされ、スマートに構成された世界に感動。特殊メイクや、ボディペイントなどのテクニックを駆使したステージ「鳥獣戯画動物大運動会」の躍動的なパフォーマンスに、観客は惹きこまれ大きな拍手を送った。

 

 

関東美容専門学校
『平成27年度春期卒業証書授与式・卒業祝賀会』
愛と感謝の気持ちを忘れずに

 学校法人横山学園 関東美容専門学校(横山崇男校長)は3月8日、神奈川・川崎の川崎日航ホテルで『平成27年度春期卒業証書授与式』を挙行。昼間課程14期生が新たな旅立ちを迎えた。

 開式の辞に続き、卒業生一人ひとりに横山校長から卒業証書が渡された後、各賞の表彰状が該当者に授与。優秀賞1名、努力賞5名、皆勤賞8名、精勤賞15名、学校法人横山学園理事長賞1名、関東美容専門学校校長賞2名、日本理容美容教育センター理事長賞1名、神奈川県専修学校各種学校協会会長賞1名、合計34名(重複受賞含む)が受賞した。

 続く校長式辞では、「仕事に不可欠な3つの愛と感謝をあらためてここで強調しておきたたい。ひとつは美容という職業を愛し、つねに感謝してほしいということ。また職場にも愛と感謝の気持ちを込めて臨んでほしい。さらに顧客にも愛と感謝の気持ちで接してもらいたい。それらがあるからこそ、みずからの技と感性を発揮できるのだし、それが生活の糧となるからだ」との言葉を卒業生に贈った。

 次いで来賓祝辞、在校生送辞、記念品贈呈と続き、卒業生謝辞をもって閉式となった。

 

 

中央理美容専門学校
『理容科61期生 美容科6期生 卒業式』
挨拶やホウレンソウの習慣を

 中央理美容専門学校 (河合靖臣校長)は、3月9日、東京・新宿のホテル・ハイアット・リージェンシー東京において、理容専門課程61期生23名・美容専門課程6期生5名、合計28名の卒業式を開催した。

 開式の辞、君が代斉唱のあと、クラス別に卒業生全員の名前を点呼したうえで代表者に卒業証書を授与。続いて、学園理事長賞、校長賞、中央学園賞、特別賞、優等賞、優秀賞、最優秀論文賞、優秀論文賞、2年間皆勤賞などの賞状、および副賞などが授与された。

 校長式辞では河合校長が、「昨年もっとも私の心に残っているのは、秋の理美容甲子園大会。学校全体で選手を応援し、とても優秀な成績を残すことができた。これには大変心打たれた。また人生の先輩として助言したいのは、ホウレンソウの習慣を身につけてほしい、ということ。報告・連絡・相談はサロンでは重要。自分ひとりで判断せず、先輩の言葉に耳を傾けてほしい。さらに挨拶の習慣も大事にしてほしい。私は挨拶は勝負だと思っている。先に行なったほうが勝ち、というつもりで臨んでほしい。そして最後に、わからないことがあったり壁にぶつかったらひとりで悩まず、本校に相談に来てほしい。ドアはいつも開いていることを忘れないでもらいたい」と述べ、卒業を祝った。

 また来賓祝辞では全理連の大森理事長や学園理事の木下眞後援会会長らが、卒業生に対しこれからの職業人としての心得などを説いた。

 その後、在校生代表として石原心さんが送辞を、それを受けて卒業生代表として磯田真帆さんが答辞を返した。閉式の辞では、その場にいた全員が起立し、校歌を斉唱。最後は在校生が見送る中、卒業生が退場していくという形で卒業式は無事終了した。

 

 

タカラベルモント
設計力・デザイン力・提案力の向上を目指すサロンデザインコンペ
『TBCA 2016』開催

 タカラベルモント(吉川秀隆社長)をはじめとするタカラグループは2月26日、東京・赤坂の東京本社で26回目となる『TBCA(Takara Business Creation Awards)2016』を開催した。

 この催しは、タカラベルモントグループにおける設計力・デザイン力・提案力の向上を目的として行なわれているもので、前年1〜12月の間に全国のグループ社員が設計・施工した理容美容サロン、デンタル・メディカルクリニックの中から、特に優れた作品を選出しているもの。

 タカラベルモントグループの所属デザイナー約100名によって手掛けられた作品は、年間1000件を超えるが、理美容部門では126作品の中から一次審査で選出された45点における最終審査が行なわれた。一次審査に臨んだ理容室作品は過去最多の16点。

 武広健設計企画部部長のあいさつ後、ジャーナル・建築資材メーカーによる個々の審査が行なわれた。審査終了後には各社選んだ作品についての講評がそれぞれ行なわれた。

 また、午後の部では特別審査委員、同社内部審査委員による個別審査となったが、当日は、特別審査員として小坂竜氏(乃村工藝社)、窪田茂氏(窪田建築都市研究所)、山倉礼士氏(商店建築社)を招き厳正な審査が行なわれた。

 その結果、デザインクリエーション賞・優秀賞には静岡県の「NINE」が選ばれた。また理美容ジャーナル各社も審査にあたり、理美容教育出版社賞は、香川県の「suite salon K4」が選ばれた。

<受賞作品>
デザインクリエーション賞
優秀賞・NINE(美容)静岡県静岡市
奨励賞・quinto.(理容)東京都練馬区
奨励賞・YOIKU(美容)栃木県宇都宮市
奨励賞・Venice Beach(美容)神奈川県藤沢市
奨励賞・adept(美容)東京都葛飾区

ジャーナル賞・メーカー賞は各社選出。

 

 

NHDK『2016特別セミナー』
“美容室で活用するSNS

 美協日本ヘアデザイン協会(NHDK/谷口光正理事長)・学芸文教委員会(五十嵐義昭委員長)は3月1日、東京・新宿のフジシン本社FASTAⅡで「美容師で活用するSNS」と題した『2016 NHDK特別セミナー』を開催した。

 久保園博幸副理事長のあいさつに続き、さっそくセミナーに移ると、第1部では『SNSってなに? どうつかえばいいの?』として、(株)ソーシャルメディアマーケティング代表取締役の菅野弘達氏を講師に招聘。同社では『日本の集客構造を変える』を掲げているが、それは値引き集客をしない、高額な有料広告をしない、客引き等の一方的な集客をしないというもの。

 それにはSNSが有効で、中でもFacebookが主流になると考えていると話す。ただし、インフォメーションや広告を流して集客するという使い方ではない。「良く来てくれるお客さまと弱くつながっている、まったく見知らぬ人とつながれることが重要。つまりは潜在顧客に想いを伝えられるということであり、これを使わない手はない」

 手間と時間はかかるが、そうしてお客さまとの関係性を構築する。それがソーシャルメディアとしてのFacebook。「取り組んでいたとしても、すぐに結果を得られないと止めてしまう。しかし理解して継続していけば、かならず集客できる」

 では成果を上げるためにはどうすればよいのか。それには3つのツボがあると話す。「1.関係性を構築して過程を見せる、2.情報ではなく共感を呼ぶ投稿する、3.1日1回、継続的な投稿をすることです」

 関係性を構築している過程を見せるには、文章よりも写真が重要であり、『このお店にいけば楽しい』と思ってもらえる内容にする。そして投稿を継続させるためには、最初にテーマ・シナリオを決めること。「目標に向けてシナリオを決めて、投稿内容を決定して良質の“いいね”を集めていく。それには、たとえば開店準備やスタッフからお客さまへひと言、季節感を感じさせる投稿など、内容は たくさんある。しかし投稿のための投稿にならないことが大事」と話し終了となった。

 引き続いて第2部では、「SNS活用現場からのレポート」として五十嵐尚人NHDK活性化委員長が実際の取り組みを紹介。

 五十嵐講師のサロンでは、店内POPを活用し友人に拡散を促している。そこですぐに「私も行ってみよう」とはなりづらいが、後になって何かあれば来店してくれる確率が高くなる。つまりソーシャルメディアの特徴として、信頼できる情 報の拡散性があることであり、新規獲得のツールになってくるのではないかと話した。

 最後に五十嵐委員長があいさつに立ち、「われわれも普段活用しているが、仕事として活用していくことは大事。最初はどこから手をつけてよいか不安はあると思うが、まず一歩踏み出してみて、そこで得られた結果をもとにまた考えてみてもよいのではないか」と述べ終了となった。

 

 

山本則久氏
『なにわの名工』受賞を祝う

 山本則久大理教副委員長・ヘアーエリート協会会長は、永年にわたりアイロン技術を研鑽し、広く業界の発展に尽力した功績により『大阪府優秀技能賞(なにわの名工)』を受賞した。その受賞祝賀会が2月29日、大阪市の太閤園で開催された。

 廣井強ヘアーエリート協会会長代行の司会進行のもと、吉中定次同会副会長の開会の辞で式典は開始。発起人を代表して田中義弘大理生教育部長・門真支部長は「受賞した本人はもとより家族、なによりも奥さまも喜びでいっぱいなのでは。われわれも同業者・仲間として喜んでいる。山本さんには技術はもとより、人として色々なことを教えていただいた。ここに立てるのも山本さんのおかげと感謝している」とあいさつし、同会創設者・松本祐氏のメッセージを披露した。

 続いて来賓を代表して、都原茂人大阪府理容組合理事長、中谷進和歌山県理容組合理事長、吉川功タカラベルモント大阪理容営業所所長、中村成揮大阪府理容組合副理事長、松原厳リビック社長、森岡吉竹大阪中央理美校校長が祝辞を述べた。

 記念品・花束が贈呈された山本氏は「福岡県飯塚で生まれ育ち、22歳(1964年)のときに大阪に出てきた。多くの方との出会いという宝を頂戴しご恩をうけている。皆さまに何ひとつお返しができないうちに“なにわの名工”を受賞し、祝賀会まで開いていただき、どのような感謝の言葉を申したらよいかとまどっているが、今後も業界のお役に立てるよう精進したい」と謝辞を述べた。

 下地由郎門真支部副支部長の閉会の辞で式典を終了した後、祝賀会へと移った。森田博文同会講師の開宴の言葉、高橋旻北摂講師会会長、石川雅敦河内講師会会長のあいさつと続き、西山昭二大理生副理事長の乾杯の発声で祝宴となった。

 田村政己同会講師から同会メンバー紹介と、今後の同会講習活動は若手講師が行なうことが発表され、中原三郎同会講師の閉宴の言葉で終了した。

 

 

タカラベルモント『ICTフェス2016』
環境変化に対応できるサロンづくり

 タカラベルモント株式会社(吉川秀隆会長兼社長)は、“人と人、人とモノを結ぶコミュニケーション”をテーマに、同社初となるICTに関する情報発信イベント『ICTフェス2016』を全国のショールームで展開している。

 ビジネス、社会環境が大きく変わっている現在、理美容業界も顧客を思う心など残すべきものは残し、時代の先を読み、これまでの考え方・やり方を変えていく必要がある。同イベントは、サロン経営に役立つICT関連情報を一同に集め、積極的に情報発信することで、環境変化に対応できるサロンづくりを推進し、業界の活性化、繁栄に寄与することを目的としている。3月7日には京都ショールームで開催した。

 セミナー、プレゼンテーション、展示ブースが設けられ、ICT情報を『学ぶ・知る・見る』が体験できた。

 セミナーブースでは、ケイアートファクトリーによる“割引ではなく、サロンの強みで集客するWEBプロモーション戦略とは”、またCELSUSにより“10年サロンを続かせるために今からやるべき事 IT編”のセミナーが行なわれた。

 プレゼンテーションブースでは、エステシモより、ワイヤレススコープとiPadアプリによる“ヘッドスパの期待と納得を高める強い味方カウンセリングシステム『iBeauty』”、タカラベルモントからは“データがなくちゃわからない! 売上アップのヒミツ”をテーマに『SALONPOS Linq SALONPOS Lite』が紹介され、らしさ・ドット・コムからはポータルサイトを活用した集客の案内はじめ出展10企業からサロン繁栄のためのプレゼンテーションが行なわれた。

 

 

きくや美粧堂 製品発表会
『label.m』を日本で本格発売

 きくや美粧堂(増保利行社長)は、ロンドンファッションウイークのオフィシャルプロダクツ『label.m』を日本のヘアサロン向けに本格展開するにあたり、3月8日に東京・渋谷のQUARTZ TOWER クオーツギャラリーで製品発表会を開催した。

 冒頭、国内販売元・運営するKAMILE 木戸口里砂代表が「消費者は、ヘアの質感を求めるようになっている。『label.m』が今後、なりたい髪を実現させる製品として愛されていくことを期待している」とあいさつ。

 続いて来日中のlabel.m ポール・バルマングロバールゼネラルマネージャーは「音楽とファッションにリンクした『label.m』の世界観を伝えに来た」と述べ、ブランドコレクションを紹介した。

 また、増保社長は「KAMILEの協力で、イギリスの香りがする製品を紹介することができた。label.m教育をサポートしてもらうことで、よりよいファッションや新しい展開が生まれると思っている」と述べた。

 label.mを知り尽くした国際アーティスティック・ディレクターの雑賀英敏さん(TONI&GUY JAPAN代表)とトニーアンドガイジャパンアースティックチームがスペシャルステージを務め、実際の使用感や製品を解説し、スタイリングを披露した。

 今後、セミナーも予定しているそうで、『label.m』製品の使用法について、TONI&GUY JAPANのアーティスティックチームがヘアアレンジ技術を解説・展示する「LAUNCH SEMINAR 2016」を各地で開催していくという。


◇ブランド4Cコレクション(4ステップシステム)
①「CLEANS」頭皮洗浄
②「CONDITION」保湿
③「CREATE」ヘアスタイル創造
④「COMPLETE」ヘアスタイルの完璧な仕上げ

◇製品カテゴリー
①「Therapyコレクション」(エイジングヘア用)
②「Thickeningコレクション」(ボリュームアップ用)
③「Brightening Blondeコレクション」(ダメージヘア用)
④「Organicコレクション」(高天然成分配合)

 

 

中野製薬
3つのCでヘアカラーのキレイをつくる
『キャラデコ 3Cシステム』を発表

 中野製薬(株)はサロンカラー → サロンケア → ホームケアのそれぞれの工程を通じて“ヘアカラーのキレイをつくり”、サロンカラーの魅力を引き出す『キャラデコ 3Cシステム』を発表した。

 また、この『キャラデコ 3Cシステム』の一環として、「キャラデコパブェ」アクティブゾーン(=サロンカラー)、「キャラデコ カラーケア」リニューアル品(=サロンケア)、「キャラデコ ホームケア」 ミニ(=ホームケア)を3月30日に同日発売するという。

 キーポイントとなるのは「イオン性」と「アミノ酸」。「イオン性」については同社ヘアカラー剤「キャラデコ」各アイテム(※1)のカラーベースである「アミノ酸ヘアパックベース(AHPベース)」および「アニオン性液晶ベース(ALCベース)」は、アニオン性のため次工程で使用する「キャラデコ カラーケア」とイオン結合し、強固に結びつくプロテクトヴェールを形成して物理的なダメージから髪を守るとともに、染料やアミノ酸の流出を防ぎ、ツヤやかでなめらかな髪をつくる。

 また家庭で使用する「キャラデコ ホームケア」は、このプロテクトヴェールを補充することで、ヘアカラーの退色やダメージの進行を抑え、美しいヘアカラーをより長く持続させる。

「アミノ酸」については、ヘアカラー剤「キャラデコ」各アイテム(※2)のカラーベースである「アミノ酸ヘアパックベース(AHPベース)」は、毛髪を構成する成分であるアミノ酸のポテンシャルを余すことなく発揮できるため、カラーリングで失われがちなアミノ酸をカラーリングしながら補給し、髪にうるおいとツヤを与え、手触りの良いまとまりのある髪にする。また次工程で使用する「キャラデコ カラーケア」は、シャンプー&リペアメントによってアミノ酸のコンプレックスを形成し、毛髪の表面と内部を補修。さらに「キャラデコ ホームケア」は、サロンケアで形成したアミノ酸コンプレックスを補充することで、毛髪の内外を補修して、髪にツヤとうるおいを与える。

※1キャラデコ、キャラデコミュゼリア、キャラデコパブェ、キャラデコリカラ
※2キャラデコミュゼリア、キャラデコパブェ、キャラデコリカラ

 

 

dhk
『平成27年度講座修了式』

 dhk東京ヘアモードアカデミー(能登谷博樹会長)は3月7日、各科講座終了後に東京・高田馬場のアリミノホールで『平成27年度dhk講座修了式』を執り行なった。

 初めにdhk能登谷会長があいさつ。「皆さまの今日の晴れやかなお顔を拝見し、dhk講座が1年間終了したことを実感している。この1年間がんばってきたことをきちんと検証して、一流の理美容師を目指していただきたい。私たちの仕事は技術を錬磨して、レベルの高い技術をお客さまに提供していくこと。dhkは業界ナンバー1の研究団体を目指し、ますます講師一同がんばってまいりますの で、来週のdhkフェスティバル、そして4月11日のdhk講座開講式には皆さまをお待ちしております」と述べた。

 次いで役員の紹介があり、新しく校長になった職業訓練校 緒方秀俊校長が「一番肝心なことは、先人の講師の方たちがやってこられた講座を、今もちゃんと継承しているのだろうかと、凄く感じながら講座を進めてい る。dhk講座では、皆さまがすばらしい技術者になれるようサポ−トしていくので、ぜひまた4月よりdhk講座に通っていただき、技術を学んでください」とあいさつした。

 各科科長より、生徒一人ひとりに修了書が手渡され、生徒の模範となる「dhk賞」「dhk会長賞」が発表され、受賞された生徒に記念品が贈呈。来期の講座説明がなされ閉会となった。

 

 

dhk富山支局『第17回サロン局講習』
ヘアカラーを学ぶ

 dhk富山支局(清水茂幸局長)は2月18日、富山・高岡市のヘアーサロンふらっとで『第17回サロン局講習』を開催。今回は高岡市の理美容卸(株)カミシマの紹介により、ルベル講師によるルベルマテリアヘアカラーの商品説明と実技が行なわれた。

 メンズモデルにはライトナーで明度を上げた後、やわらかな質感とシアー(透明感のある)なツヤを表現する新色グレージュの10レベルを塗布。優しさにクールさが加わり、まるで外国人風の仕上がりとなった。

 レディスモデルは、すでに髪の明度は上がっていたので、その上から柔らかな質感と潤いのあるツヤを表現する新色を塗布し、施術前より可愛らしく仕上がった。またもう1点は、グレイヘアのメンズモデルの簡単な白髪をぼかす技法も披露。グレイヘア用のアッシュを塗布し、適度に白髪がカバーされ施術後はおしゃれな仕上がりになった。

 講習の最後には、モデルになってカラーを入れてみた清水支局長より「今日のヘアカラーの講習を生かしてお客さまの要望に適切に応えられるようにして行きましょう」と述べ終了となった。