2017年3月1日号(第1658号)

 

 

YUMI KATSURA『GRAND COLLECTION With OPERA』
〜オペラでつづる新結婚物語〜

 2月15日、東京・高輪のグランドプリンスホテル新高輪で、日本最大のブライダルイベントYUMI KATSURA『GRAND COLLECTION With OPERA』が開催された。

 日本のブライダル界をリードし続ける桂由美。国内コレクションは東京・大阪を含め観客はつねに1万人ほどと、日本最大のブライダルショー。82回目を迎える今回のコレクション・テーマは「オペラでつづる新結婚物語(ニューウエディング)」。“敷居が高いオペラ”を誰もが楽しめるものにしようと、昨年5月に発足した一般財団法人東京メトロポリタンオペラ財団の設立趣旨に賛同し、1965年以来、初めてのオペラとのコラボショー。1日限りの最高級のエンターテイメント・ステージで、シモーナ トーダロ パヴァロッティ、フェデーリカ・ヴィタリ、高橋正典、大山大輔、ジョン・ルーカスらの「オペラ」ライブと、新作ブライダルファッション約100点が競宴。観客を魅了した。

 

 

山野学苑『あいサポート運動 スーパー・パートナー』に
平井鳥取県知事が山野学苑で第1号授与式

 鳥取県(平井伸治知事)では、障がい者が暮らしやすい地域社会をみんなでつくることを目指す「あいサポート運動」を推進している。
この度、同運動のスーパー・パートナー(第1号)として山野学苑(山野愛子ジェーン理事長)を認定。その『認定書授与式』が2月14日、同学苑で行なわれ、県職員、学苑教職員のほか、美容専門学校の学生代表が列席した。

 平井県知事は山野理事長に認定書を手渡し、「私たちは志しをともにすることができた。お互い、手を取り合って進んでいきたい」とあいさつ。山野理事長は「山野学苑として美道とジェロントロジーを組み合わせて人々をハッピーにし、それぞれの願いが叶えられるようがんばりたい。また、第1号のパートナーに認定いただき、とてもうれしい」と述べた。

 あいサポート運動」は、さまざまな障がいの特性や障がいのある人への配慮を正しく理解しあたたかい地域社会を築いていく運動で、“障がいを知り、共に生きる”をスローガンに鳥取県が2009年に創設。山野理事長はこの運動に共感し日本と世界を幸せにしていきたいと2015年、「あいサポート大使」に就任している。

 

 

山野学苑『記者発表会』美容業界発展に向けた人財づくりを

 学校法人山野学苑(山野正義総長、山野愛子ジェーン理事長)は2月11日、東京・港区のグランドプリンスホテル新高輪で、山野学苑の新たな取り組みについての記者発表会を行なった。

 席上山野総長は、18歳人口(1992年205万人、2009年は121万人)の減少に加え、業界に入っても美容師として働き続けない状況を危惧し「美容師の所得を上げて待遇を改善し、質的向上を目指すとともに、サロンの利益を生み出す方法を同時進行させなければならない」と、業界発展に向けての人財づくりを強調した。

 また、本年度はYAMANOキッズプラザ(仮称)開設するとし、その趣旨は、政府及び内閣府が多様な就労形態に対応する保育サービスの拡大や仕事と子育ての両立、待機児童の解消を加速化すること等を目的に「企業主導型保育事業」の助成金を活用して、同学苑内に設置するという。もう一つは、山野アーティストアカデミーの開設。趣旨は、女優として舞台やテレビでの活躍を志す全国の中学卒業生を対象に、東の宝塚音楽学校をイメージして芸術の鍛錬や躾はもとより、人間として自立した女性を育成することを教育目標として3年制のフリースクールを山野学苑内に開設する。

 さらに、超高齢社会に対する問題解決を探求するための「ジェロントロジー」については、大阪大学や東京の有名私立大学からの導入要請、「ジェロントロジー教育情報誌(GGC発行)」や「特別講座の開講」朝日新聞掲載等による山野総長対談など「多くの機会を得てジェロントロジーを伝えていく」との説明が加えられ記者発表を終了した。

 

 

山野学苑
『着付合同認定証授与式』

 学校法人山野学苑(山野正義総長)一般財団法人国際美容協会(山野愛子ジェーン理事長)は、2月11日、東京・港区のグランドプリンスホテル新高輪で、着付合同認定証明書授与式を行なった。当日は、美容着付師、花嫁着付師、ブライダルアーティスト認定証を授与される新講師は、女性が振袖、男性も羽織袴という全員が和服姿で参加。まさに華やかな雰囲気の中での式典となった。

 あいさつに立ったジェーン理事長は、「これからは指導する側に立って頑張ってほしい。着物を通してパッピーに、そして着物の素晴らしさを世界に伝え、一人でも多くの人にスマイルを」と新講師陣にエールを贈った。

 

 

アイムキンキ理容美容専門学校
『I’m kinki Hair Contest 2017』

 アイムキンキ理容美容専門学校(辻本泰直校長)は2月20日、同校において『I’m kinki Hair Contest 2017』を開催した。

 同コンテストは前年度から、出場選手が増えただけでなく学生部門は技術クオリティがアップ。また一般部門のサロンワークスタイルの技術を競う理美容合同競技ハンド・ワーク部門、カット部門には関西を代表する選手が出場するなど、レベルの高さをみせていた。

 開催にあたり辻本親作大会実行委員長は、「皆さんのお力で開催することができた。本日は最後まで宜しくお願いしたい」とあいさつ。続いて来賓を代表して、森岡吉竹大阪中央理美校校長は「練習の成果を遺憾なく発揮して、悔いのないよう作品を創ってほしい」とあいさつ。岩見邦彦氏は「コンテストは勝者と敗者に分かれてしまう。勝者になれなくても、素直な気持ちで勝者に拍手をおくること。これが皆さんを成長させるポイント」と選手たちにエールを贈った。

特別賞ならびに各部門上位入賞者は次のとおり。
<特別賞>
◇大阪府知事賞
【理容の部一般 最優秀賞】北野樹来(大阪中央理美校)
【美容の部一般 最優秀賞】菊池 仁(M.ism)
【理容の部学生 最優秀賞】前田瑞稀(大阪中央理美校)
【美容の部学生 最優秀賞】早瀬 遥(NRB日本理美校)

◇大阪市市長賞
【理容の部学生】川村侑飛(大阪中央理美校)
【美容の部学生】松本俊樹(NRB日本理美校)

◇理美容教育出版社賞:瀬戸さくら(大阪樟蔭女子大学)

<競技成績>
【学生・ミディアムカット ドライヤー仕上げ】
優勝:前田瑞樹
準優勝:林 幹太
優秀賞:川江佑季
入賞:森口保志人
敢闘賞:若松克哉

【学生・カット】
優勝:松本俊樹
準優勝:姜 印
優秀賞:﨑山ひかる
入賞:原田裕太

【学生・フィニッシング】
優勝:倉本真由香

【学生・美容ワインディング】
優勝:瀬戸さくら
準優勝:山本恭介
優秀賞:荒武亜弥
入賞:今川倫江
敢闘賞:林 美智子、高松 誠

【学生・理容ワインディング】
優勝:川村侑飛
準優勝:中川敦稀
優秀賞:西野実佐

【学生・オールウェーブセッティング】
優勝:早瀬 遥
準優勝:辻井朝香

【ハンド・ワーク】
優勝:菊池 仁

【クラシカルバック・ドライヤーセット】
優勝:北野樹来

【カット(フリースタイル)】
優勝:菊池 仁
準優勝:糸井浩二

【アップヘア】
優勝:倉田真琴

 

 

資生堂プロフェッショナル
『246パートナークラブ全国会議』開催

 資生堂プロフェッショナル(兵沢清美社長)は2月20日、東京・港区の汐留FSビルで『246パートナーズ全国会議』を開催した

 冒頭、兵沢社長は、「業界も厳しいが、『サロンの存在価値を上げることに磨きをかける』ことや『2週間に1度の来店』を促すための取り組」等をパートナーズクラブメンバー店の事例を交えながら、「サロンのお役に立てるメーカーであり続けたい」とあいさつした

 引き続き同クラブ野島真樹代表のあいさつ、さらに2017/SSシーズントレンドセミナーが行なわれた。

 シーズントレンドセミナーでは、ファッショントレンドを交えながら、資生堂ビューティクリエーション研究所の谷口丈児氏が2017年S/S(春夏)シーズンスタイル「NEW ICONS」を紹介した。

 この後休憩をはさみ「感動のストアマネージメント」をテーマに加賀屋克美氏(有限会社加賀谷代表)の講演、ブロックミーティングと続き、最後は懇親会で全国会議を締め括った。

 

 

南光男氏、『現代の名工受賞祝賀会』
功績を称え祝う

 南光男氏が昨年11月に卓越技能章“現代の名工”を受章したことを祝い、2月20日、スイスホテル南海大阪で『受章祝賀会』が行なわれた。

 特別発起人:都原茂人、発起人:西山昭二、松尾忠良、美濃出秀樹、高部敏彦、竹内民雄、玉木純一、益田千秋、森公洋、今田義人、辻瀬正夫、東勝治、長澤誠治各氏、ほか役員。

 南氏は大阪府理容組合本部講師、全理連中央講師などを歴任し後進の指導育成に努め、全国大会第1部門優勝、全理連15ニューヘア設定員として技術分野でも活躍。これまでに厚生労働大臣表彰、大阪技能功労賞、大阪府職業訓練技能推進功労賞を受賞している。

 式典は長澤誠治氏の開会の辞ではじまり、都原茂人大阪府理容組合理事長・特別発起人が「南先生は熟練に熟練を重ね技術を研鑽され、また組合のためにもがんばっていただいた功績が、この現代の名工に繋がった。これからもわれわれ組合のため、また講師会のためにも、全国に、そして世界に誇れる良い人材を育ててほしい」とあいさつした。多くの来賓から、お祝いの言葉が贈られた。

 南氏は「阪南協議会の先生をはじめとする大勢の方から盛大な祝賀会を開いていただき、心より感謝している」と謝辞を述べた。

 

 

井上『創業80周年記念式典』
井上和靖副社長が4月新社長に

 株式会社井上(井上章社長)は2月13日、ホテルグランヴィア岡山で『創業80周年記念式典』を開催した。

 開催に先立ち行なわれた記念講演で、井上社長は「来場者は、昔から深いお付き合いをしていただいているサロンさま、これから会社とともに歩もうという思いを込めた皆さま。80周年を機に、皆さまとさらに縁を深めたいと思い中村文昭さん(有限会社クロフネカンパニー代表)に講演をお願いした」とあいさつ。中村氏は“絆 紡いで福は内”をテーマに、講演した。

 続いての式典では、井上の歴史が放映され、その後、井上社長は「創業当初より、“熱意・誠意・創意・協力・和”をキャッチフレーズに営業をしてきた。今年で73歳になり、離れたところから会社を見たいという思いがあり、4月から次代の井上和靖に譲っていく。勉強を続け士気を上げ、問屋、メーカーの力を借りながらこれからも業界発展のために尽くし、サロン繁栄のためのお手伝いをしたい」と今後の抱負を述べた。

 この言葉を受け、井上和靖副社長は「4月から井上を継ぎ4代目となるが、今いるスタッフ全員が井上の跡継ぎだと考えている。これから先も皆が安心して寄りかかれるような組織、会社にしていきたい」とあいさつした。

 式典・祝宴では、吉川朋秀タカラベルモント常務取締役、滝川晃一滝川会長はじめ多くの来賓から祝辞が贈られ同社の80周年を祝った。

 

 

大阪美容専門学校
『大美新春の集い」を開催

 大阪美容専門学校(谷本佳與子校長)は2月13日、ホテルグランヴィア大阪において、『大美新春の集い』を開催した。

 谷本校長が来場のお礼を述べると、続いて来賓を代表して大井孝大阪府美容組合理事長は「美容業界の使命は美容師の資格制度厳守、業権の確保。これが最重要課題。もうひとつは、少子高齢化のために美容師のなり手が減っている。皆さんが一丸となって美容師は素晴らしい仕事だということを伝えていかないと、益々減るのではないか。潜在美容師をどう活用するかということもひとつのテーマとして考えていかなければならない」とあいさつした。

 片山真一タカラスペースデザイン社長の乾杯の発声で宴へと移り、難解な地名の読みを当てるゲームや抽選会、歓談を和気藹々と楽しむとともに、今年のお互いの繁栄を誓い合った。

 

 

国際理容協会『新春の集い』
若い人たちの活躍できる場を

 一般社団法人・国際理容協会(田中秀一理事長)は2月13日、東京・文京区の椿山荘東京で『新春の集い』を開催した。

 はじめに羽鳥和彦副理事長が開会の辞、そして田中理事長が登壇し、「昨年3月にソウルで行なわれたOMC世界大会では当協会所属の3名がナショナルチームとして参加し団体金メダルを獲得できた」とし、「また新しい講師として認定を受ける7名も最終段階になり、そうした若い人たちの活躍できる場所をつくりながら、会員ともども手を携えて協会を盛り上げ、業界に貢献したい」とあいさつした。

 続いて飛田英雄東京都理容組合理事長、西川太一郎荒川区長、藤井基之参議院議員、辻清人衆議院議員、鈴木貫太郎都議会議員、山新田透タカラベルモント理美容営業部長、和田美義国際理容美容専門学校理事長と来賓あいさつと続いた後、顧問・相談役等役員が登壇するなか磯昭正作氏の発声で乾杯が行なわれ宴へとつないだ。

 

 

千葉県理容組合次世代研究グループ
2月研修会『ヴィジョン・スパイラルセッション』

 千葉県理容組合(増田稔理事長)次世代研究グループ(仲川伸雄幹事長)は2月13日、色彩演出家の押田博子講師を県理容会館に招き『色で貴方の最高の価値を発見しましょう!〜ヴィジョン・スパイラルセッション』と題した研修会を開催した。

 押田講師はまず、『アイデンティティ(自己同一性)』という概念を生み出した心理学者のE・H・エリックの提唱した『ライフサイクル理論(心理社会的発達理論)』を引用。受講者が無意識で選択した4色の特性と選択順で、自己の内面に潜んでいるパターンを見つけ出すという『潜在サイクルワーク』を行なうと、「同じ失敗を繰り返してしまうのはサイクルパターンに起因する。まずは自身のパターンを認識することが重要」と話す。

 続いて14種の色の特性に基づく質問に答えることで、自身の人生にとって最も価値のあるものを見つけ、望む人生を引き寄せられる新たなパターンをインストールするという『ヴィジョンスパイラルワーク』を行なった。

 最後に「自己の内面と対峙し、まったく違った角度から見つめ直すことで閃きや潜在能力を引き出すことができる。発見した価値観に基づいた新たなパターンを取り入れることで、より充実した幸せな人生をおくることが可能になって来る」と述べた。

 

 

美容十二章会『第402回月例会』
ショートスタイルカット、卒業式のヘアと袴の着付けを学ぶ

 美容十二章会(川田温子会長)は2月8日、第402回となる『月例会』を東京・代々木の美容会館6Fで開催した。

 はじめに武田浩講師はオンリーワンといわれるカットを披露。まず今まではカットで髪質が良くなる技術で施術してきたが、今の時代はそれに加えてヘアスタイルをデザインするチカラを身につけることが重要と力説。デザインの幅を広げるためのショートスタイルをカットした。

 セクションを分け取るときには、どこの位置から動きを出すか等を考えながら分けていく。今回のスタイルは縦長のフォルムに作り上げるのだが、各セクションはつなげずに切ることで髪に遊びを出した。

 続いてポイントとなるトップの立ち上げる切り方をアドバイスすると、一度ドライをしてフォルムを確認しながら微調整を行ない、イメージ通りに仕上げた。

 続く杉尾富由紀講師は卒業式のヘアと袴の着付けを披露。ヘアは簡単にできるふんわりとしたスタイル。まずトップの髪を分け取り下側で結び、固い印象にならないように部分的に軽く引き出す。サイド上の髪を後ろまで持ってきて結んだら、クルッと1回転させ、あとはサイドの残りの髪で結んだゴムを隠すようにまとめる。ネープは下ろしたままでも良いが今回は上に上げてまとめた。説明をしながらの施術だったが、手早く5分ほどででき上がった。

 袴の着付け後には、若い方は姿勢が悪い方が多く、せっかくキレイに着付けても、そう見えない場合があるので、お店を出る前に立ち方や腕の動かし方等を教えてあげた方が、着付けの見栄えはもちろん、本人のためになると語った。

 

 

ホーユー株式会社は、先に行なわれた定時株主総会並びに取締役会において次のとおり役員が選任され就任した。

取締役名誉会長:水野金平
代表取締役兼社長執行役員:水野真紀夫
代表取締役兼専務執行役員:鈴木豊治
取締役兼常務執行役員:大橋正典
取締役兼常務執行役員:安藤彰敏
監査役:岡本茂、近藤倫行
執行役員:林洋行、佐々木義広、久田之彦、加藤豊、時田正博、大澤英市、大賀裕三、石井斉、山本敏彦、籔内俊弘

 

 

TBC『タイにカウンセリングコスメショップ出店』
日本発“美白”でアジア戦略

 TBCグループ(株)(手塚圭子代表取締役)は、AMC(Asia Marketing Corporation Co., LTD)と業務提携し、タイ小売最大手のセントラルグループ(Central Group)が運営するバンコク市内の商業施設内に「エステティックTBC」ブランドのカウンセリングコスメショップを出店した。2月25日、東南アジア最大級の複合型商業施設CentralWorld Plaza(セントラルワールドプラザ)でのオープンを皮切りに、順次オープンを予定しているという。

 タイはアジア各国の中でも美意識の高い女性がとても多い国。また同社調査の結果、熱帯に属するタイの気候は一年を通して温暖で湿度が高く紫外線量がおおいため、スキンケアは『保湿』よりも『美白』ケアが重視されていることがわかったという。

 美白需要の非常に高いタイのマーケットに対して、30代を中心とした富裕層の女性をターゲットに、TBCオリジナルコスメの美白ライン「プレニティ」シリーズを中心に展開する。また日本のエステティックブランドならではの強みを生かし、店頭でのハンド&ヘッドマッサージや、個室でのフェイシャル等、日本流のおもてなしのエステティックサービスも提供する。接客・販売・施術はすべて、タイ及び日本でTBCの教育プログラムに基づく研修を受けた、現地タイ人スタッフが行なうとしている。

 なお、同社における今後のアジア戦略は、タイマーケットでの同行を見つつ推進していくと話している。

CentralWorld Plaza内
http://www.zen.co.th/